△△△恒例・□□◯◯◯◯肝試し(3/END)
Added 2022-12-24 01:00:00 +0000 UTC(2)→ https://teopi.fanbox.cc/posts/4829513 ・・・・・・・・ 「陸上部恒例・ぜ/ん/ら/オ/◯/ニ/ー肝試し」③/END ・・・・・・・・ 「戻りましたー!」 「おう!おかえりー!悪くないタイムだぞ!」 前を隠して部室に戻ると、すでに次のやつが全裸で待機していた。同じ格好で前を隠している第四走者はかなり剛毛らしく、股間からギャランドゥーが濃く生い茂っている。遠目でも立派な胸毛が見え、顔を赤くしている彼はきっと毛深いことを先輩たちにからかわれたのだろう。 「がんばれよ」 通り過ぎざまに勝浦が声をかけると、第四走者は「おぅ」と低く答えた。 「じゃあお前の番だ、準備はいいな。よーい……ドン!」 勝浦が部屋の隅で服を着始めると同時に次の走者がスタートダッシュをして出発した。フルチン姿から解放され、勝浦はようやく落ち着きを取り戻した。出番が終わった安堵と賢者タイムが同時に押し寄せ、彼は眠りたい衝動にかられた。 「最後のやつが終わったら解散だよな?」 肝試しを終えた三人が静かに話した。 「いや、なんか飲み会するとかなんとか」 「マジで?もう寝たいんだけど」 「俺も」 「マジで疲れた、色んな意味で」 「それな」 「二人はちゃんとイケた?」 「まぁ……じゃないと罰ゲームだし」 「勃ちは悪かったけど、結構出たw」 「マ?よくあんなトコでその気になれるな」 「いやいやwお前も出したんだろ」 「でも、誰とも鉢合わせなくて本当によかった」 「なっ?見つかったらホントにヤベーって」 「部は活動停止じゃね?」 「そうかもな」 三人は役目が終わった安心感から饒舌に談笑した。罰ゲームの内容は気になったが、全裸肝試し以上のことをさせられるわけはないだろうと考えていた――先輩たちのいたずら心は底がないとも知らずに。 部室内の異様な賑やかさの中、一年男子たちは肝試しが終わるのをだるそうにただ待った。 ~ 「これで全員の全裸肝試し完了だー!一年たちはよくやったな!偉いぞー!」 主将の言葉に部員たちの拍手と声援が巻き起こる。 「みんな早く飲み会と行きたいところだろうが、その前に罰ゲームだ!タイムが一番遅かったやつは……!」 主将は大げさに発表をもったいぶった。 「――二番目のお前だ!!」 ギャラリーから拍手が巻き起こる。指を指された男子は苦い顔をしたが、他の一年たちは胸を撫でおろした。やはり射精に手こずったのが第二走者の敗因となってしまった。 「じゃあ罰ゲームだけど……スライドの用意はできた?」 奥から一人の先輩が「オッケーっす!」と返事をした。どこからともなくプロジェクターが出され、先輩たちがパソコンにつないだ。部室の奥の白い壁にプロジェクターを向け、立ち上がり画面が壁一面に映し出された。 「電気消してもいいか?」 「はい、お願いします!」 主将が部室の電気を消すと、壁に映し出された画面は暗闇の中で一層はっきりと見えるようになった。 『いったい何が始まるんだ?これって罰ゲームだよな?「スライド」って、いったい……?』 やっと落ち着きを取り戻した一年たちに再び不安が湧き始める。 「用意できました!いつでもオッケーっす!」 「おう、手際がいいねー。じゃ、もったいぶらずに行っちゃおうか。新入りくんたちはあんま驚かないでねー。ではどうぞ、お願いしまーす!」 ぱっ。 一瞬まぶしくて、部員たちは目を細めた。壁いっぱいに六つの似た構図の画像が映し出されている。どの写真も背景は黒く、下から先っぽだけピンクな棒状のモノが伸びている。背景の黒には白く濁った液体らしきものが飛び散っている。 部室にこれまでで一番大きなどよめきが巻き起こった。瞬時に状況を理解した一年の男子たちはショックのあまり、その雑音が遠のく感覚がした。 「皆さーん、よぉーく見てくださいねー!この中で罰ゲームの彼のちんちんはどれでしょう?w」 色んな感情が一気にこみ上げてきて、一年男子たちはワナワナとしているが、誰一人声が出せない。 「男子と女子に分かれてそれぞれ答えを一つ決めてくださーい!親切に番号まで振ってあるので、番号で答えてねー!見事当てられたチームは今夜の酒代はタダってことで!」 うぉー!と男子の雄たけびが部室に響き渡る。女子部員はキャッキャと壁の画像を指さしている。取り残された当の一年男子たちはようやく声を上げた。 「主将!なんスかこれ?!」 「こんなの、あんまりっすよ!」 「皆に見せるなんて一言も――!」 主将は一年たちとは対照的にひょうひょうと薄ら笑いを浮かべている。 「だって、初めから言ったらオモロくないじゃん。まぁ落ち着けって!負けたやつ以外はどれが誰のか分かンねぇし、どうせ減るモンでもねぇだろ?そんな焦っちゃって、お前ら童貞かよw」 男子たちはどこから反論すればいいのかすら分からなかった。罰ゲームが決定している男子は青ざめた顔で棒立ち状態だ。目の前ではすでに部員たちが男女に分かれて、チンコとザーメンを見ながらあれこれと相談している。 男子たちはというと……―― 「絶対④番だって!確かあいつは短小だったはず!」 「いや、でも包茎っぽいから⑥番じゃね?」 「勃ってるから剥けてるだけで、どうせ全部包茎だってw」 「勃起の度合いもまちまちで分からねぇーw」 「なかなかイケなかったみたいだし、しょぼ汁の②番も捨てがたい……」 「でも、焦らした分いっぱい出たって説も……」 「⑤番はチン毛も写ってるし、剛毛のやつっぽい」 「あぁ、確かにザーメンの量も多いし、剛毛くんっぽいな」 「絶対③番は外していいと思う、あんなデカいわけがない」 「いやいや、どんだけ短小に確信持ってンだよwさすがにあいつがかわいそう」 一方の女子は……―― 「ねぇねぇ、どれだと思う?私はなんとなく②番かな……」 「えー、でもあいつのもっこりってあんまり大きくないし、④番あたりじゃない?」 「ちょっとー、普段からもっこり見てんの?wエッチ」 「皮被ってるとか、全然予想つかないわー」 「おっきくなったらどうせ剥けるっしょ?あ、でも⑥番は勃起してても全部被ってるw」 「金玉が大きいと出す量も多いっていうし、量が多い⑤番は違うかもw」 「あいつ、タマタマ小さそうだもんネw」 「同期のあなたたちはどう、男子のこと知らない?」 「そんな、おちっ、おちんちん///のことなんて、知らないです」 「私も、全然分からないです///すみません」 「勃起してたら尚更わかんないよね、しょうがないしょうがない」 「でも、どれかに決めないとなぁ……」 すでに一年男子たちができることは何もなかった。六人中五人はどのちんこかは明かさないと言われたが、見られている写真の中に自分のが混じっていることに変わりはなかった。主将は一年たちが過剰に反応していると思っているようだが、彼自身が一年の時にはそんな平然としていたのだろうか? 明るく照らされた壁には様々なチンコがまぶしく光っている。フル勃起しているちんこもあれば、勝浦のようにすでに萎えて小さくなったちんこもあった。皮の被り具合も完全に亀頭が露出してるやつからほとんどが被っているやつまで色々だ。ザーメンの量も六者六様で、ドップリとたくさん発射した者もいれば、ほんのピュッと一筋だけ出した者もいる。どの男子も自分の写真がどれなのか知っているため、そればかりが気になり、他の男子と比べる余裕などない。 「部員諸君、そろそろ答え合わせだ!各チーム、答えを出してくれー!」 男子も女子も大方答えがまとまったようで、最後の確認を内々でしている。 「じゃあ男子チーム、何番だと思う?」 「はいっ!俺たちは④番だと思います!」 「理由は?」 「粗チンだからでっす!w」 「結構!じゃあ、女子は?」 「はーい、私たちは②番だと思いまーす」 「そのこころは?」 「出した量が一番少ないからですw」 「それもまた結構!じゃあ、答えは次のスライドに書いてあるな?」 「はいっ!いつでもオッケーっすよ!」 「よーし、本人からなにかコメントはあるかな?んん?」 これから陰部を晒される男子は涙目で頭を横に振った。 「ないようなので、答えを見ていきましょう!タダ酒が飲めるのは男子・女子どっちなのか、はたまたどちらでもないのか?!答えを!どうぞっ!」 ぱっ。 「えっ…?」 次のスライドが壁に映し出されると、全ての写真の下に文字が表示された。罰ゲームの男子だけでなく、それぞれの写真に一年男子の名前が、丁寧に赤文字で表示されている。 「――ちょっ!!」 またもや部室は耳鳴りがするほどの笑い声と歓声で充満する。男子の雄たけびに女子の歓喜の悲鳴、携帯のシャッター音までが部屋に響き渡る。 「おいおい!なにやってんだーw全員の晒しちゃダメだろー!」 「すいません主将!wなんかの手違いで……あれぇ?全然画面が反応しないwこれ絶対霊障ですよー!」 「なんだってー!幽霊連れて帰ったのはどいつだー?www」 変わらず投影され続ける男子たちのちんこ写真に部員たちは指を指して驚いたり笑ったりしている。一年の男子たちは息が詰まるばかりで体が硬直している。 「まぁなんにせよ、正解は②番でしたー!女子たちの勝ちー!今夜は男子たちのおごりだ!」 女子たちから喜びの声が上がる。 「へぇ、あいつってあんなチンコなんだー」 「勝浦君、思ってたより小っちゃい…w」 「普段は小っせえくせに、膨張率は意外と高かったか!」 「あんだけ出るって、やっぱ剛毛なやつは性欲もスゲーのな」 「立派に勃起してもしょぼ汁じゃ、なんかかっこ悪いよなw」 「みんなキレーなピンク色してらw」 勝敗が決まってもチンコ鑑賞会は終わらなかった。我慢の限界を迎えた一人の一年男子が部室を飛び出した。 「あれぇー?あいつどこ行くんだよ、これから飲み会だっつーのにー」 他の一年たちも後に続いて部室を出た。彼らはそれ以上その場の雰囲気に耐えることができなかった。 「なんだよ、全員退散かよー。まっ、その分俺たちの分の酒が増えるからいっかw部員諸君!今夜は楽しもーぜー!」 一年たちは少し離れてからも部室の賑わいが耳から離れなかった。彼らはお互いに言葉を交わすことなく、ただ屈辱の中、それぞれの家路についた。もちろん、次の日からは普段通り練習に参加しなければならないが、どんな顔をしてチームメイトや先輩と接すればいいのか、誰も分からなかった。 いつかきっとこの行事は大学側にバレる。そしてその時、この馬鹿げた肝試しはあっけなく終わるだろう。終焉を迎えるまでに、いったい何人もの新入部員が今年の新入りたちと同じ惨めな思いをすることになるのだろう? そんなことはお構いなしに、浮かれた先輩たちは夜更けまで飲み明かし、若さの限りを尽くした。 〆