最近やったPS4のゲームが非常にバグやエラー落ちの多いゲームだった。
オープンワールド系はやはりバグ修正が難しいのだろうか。
ならこまめにセーブして保険を作れば良いのだが、なんとそのゲームはセーブスロットが1つしかなかった。こうなってくると新たな問題が顕現する。
こまめにセーブして知らずのうちにバグで進行不可になっている状態でデータ保存してしまうと、詰みでゲームがおじゃんになる。また最初からやりなおすしかない。ファンミコンでもコンティニューなしは非道と言われるのに、オープンワールドでそれはあんまりだ。しかもミスではなくバグでのコンティニューなしである。
あとそのゲームは単純にセーブのタイミングが難しい。バグとか関係なく間違ったら時間差でおじゃん系なのである。
首尾よく進行し成果も盛大と思いセーブしたらプレイヤーの知らない所で貴重な資源と労力と時間を使って形成した基地が敵に破壊されていて時間差でおじゃんが来るようなタイプである。
出来る限りのの安全が確認が出来るまでセーブは出来ない。
対策としてPS4外付けUSBメモリにセーブを複製する手立てをとった。
しかしUSBメモリも同じソフトのセーブデータは1つまでしか複製できない。
なので家にあるありったけのUSBメモリで保険のセーブ複製を作る。
先述した通り、このゲームはそもそもセーブのしどころ加減が難しく、未知のダンジョン内に入っていって想像もしない強い敵やトラブルで一瞬で死亡する可能性があり非常に緊張感がある。そしてもう一つ気にしなければならいのがエラーである。
エラーが起きれば怪物よりもトラブルよりも恐ろしい事態で世界そのものが一瞬で閉ざされる。つまりPS4がソフトを強制停止してしまうのだ。
セーブも出来なければ理不尽に一瞬で世界が閉ざされることもあるゲームの緊張感は
人生そのものに類似すると思う。
そのような心持ちのなかでのバグによるエラーは気まぐれな神の怒りのようであった。このエラーのためにUSBメモリをわざわざいくつも用意してるといってもいい。
おさまるというならPS4を冷やすために扇風機だってなんだって用意したっていい。
エラーに関しては策の取りようがない。
自分はゲームの構造には詳しくないので、なぜエラーが起きるのかはわからない。
しかしプレイし続けるうちに、どうやらこのアイテムをもっている時エラーが起きるぞと経験を得る。ゲームの内容的には不利にも関わらず、自分はそのアイテムを
持つことを禁忌とする。
ダンジョン内のこの道筋を通るとエラーすることが多いと経験しその道を通ることを禁忌とする。まるで神の祟りを恐れるように。
エラーの予防として全く根拠なんてない。
ただエラーがその条件下で数回起きたからだ。
科学のない時代のアニミズムのようだなと思いながらゲーム終盤をエラーに怯えながら不合理なプレイを重ねた。
それでもエラーの要因がわからないからバグらないでくれてと祈るしかなかった。
祈りだ。祈っている。何に。ゲームに。
祈りは人に備わった本能なのかもしれない。
一神教が誕生する以前から古代の人類は原始宗教を営んでいた。
自分たちを脅かす未知の危険や恐怖を防ぐ術はなく、藁にもすがる思いで根拠を得てない作法を重んじる。
あとは祈るしかない。捧げるしかない。何かに対する最大限の誠実さを示そうとする。何かとは人格化された神や精霊だ。誠実さを示すのはつまり信仰だ。
自分にとって今このゲームは神になっている。
自分はゲームの理不尽なバグやエラーに文化を、ミームをはぎ落とされ心を原始に戻されたのだと思う。
ゲームのバグ以外にも未だに現代人は正体の掴みきれない理不尽に苛まれることはある。その度に何か手立てを求めて信憑性もろくに確かめずデマにすがってしまうこともある。自分がそのゲームの言語モードを英語にすればバグらなくなるという情報をネットで見かけて刹那で試してしまったように。
かぼちゃ
2021-06-30 14:43:06 +0000 UTC