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思い出の思い出

例えば幼少期などの

昔の淡くおぼろ気な記憶を思い出している時に

これは本当にあった思い出だろうかと疑うことがある。



もしかしてこれは、ふと思い出した今日の夢で見た景色の、

消えかけている弱い記憶を

昔の淡い思い出だと思い込んで、すり替えの錯覚が

起きているのではないかと疑う。



また夢そのものも疑わしく思うことがある。

記憶から引き出したつもりで昔見た夢のことを思い出している時

もしかしてこれも今日見た夢じゃないのかと

おぼろ気になることもある。



年を重ねると思い出も増える一方で

元あった思い出は古くなっていくのは自明だ。



昨日のことの様に鮮明に覚えているつもりでも

事実に照らしわせるとあり得ないことがわかる時がある。

なんとも不思議な感覚に見舞われ、

なんだか寂しさすら帯びてくる。



これがそうであるか確かめてないのだが

自分の思い出で

聖剣伝説3の初プレイでケヴィンを選択したのだが

その理由をグラップラーというジョブがあるからと記憶している。

それは当時グラップラー刃牙が好きだったからである。



あえて調べて確かめるようなことをしていないが、

もしグラップラー刃牙が聖剣伝説3より後に連載されていたら。


今すぐツールで調べることによって、

簡単に自分の思い出の真贋を確認できる。


もし間違った記憶とわかれば、

そういう記憶はどこで生成されるのだろうか。

そういう思い出とは今後どう向き合っていくべきなのか。


聖剣伝説とグッラプラー刃牙はともかく、

実際にこういうことがたまにある。


自分の思い出が思い出になっていく。

そしてまたいずれかは思い出の思い出の思い出となって

どこかで別の思い出と混合されたり改竄されたりするのかもしれない。



今でも思い出す古い記憶の中の1つに、

小学生になるより前の幼少時に

親の運転する自動車の後部座席で横になって、

窓から真っ黒な夜空に規則正しく現れては消えていく街灯を

見つめていたという物がある。



確かめようもないありふれた内容なので

本当にあったかどうかもわからない。あったとしても不思議な内容ではないが

この思い出は本当のものだろうかと毎度思う。


この記憶を思い出すたびに、もしかしたらこれは今日みた夢だったかもしれないと

おもってしまう。それくらい弱い思い出だ。


しかしここに記したからには

これからはその日の夢だということはなくなるだろう。

そうすることに意味があるかはわからないが。


思い出の思い出

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