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藤原俊一
藤原俊一

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漫画のための3D 2回目 「Blender ハード・OS周り」

3D作業に関する技術共有として、2回目にハード・OS周りについて記述します


クリスタではなく3Dソフトであるblenderに関するものが中心ですので使わないという人はあまり関心ないテーマかもしれません(飛ばしてもらって問題ないかと)

ハード周りの話を書くのは、実際に3Dなことをやろうとする前に、どれくらいマシンパワーが必要なのか、

知りたい人がいるだろうと思うからです

かなり技術的な話なので難しいと思う人も飛ばしてください


メモリ

blender でレンダリングを行う場合に1番の課題になるのはメモリの問題です

レンダリング時に大量のメモリを消費するため、複雑で大きなデータだとスワップが起こり、blenderが落ちます

特に線画を出力する際に使用するfreestyleは多くメモリを使う傾向があるようです

簡単なオブジェをレンダリングする場合(例えば自転車とか)には問題になることはほとんどないのですが、情報の多い背景がやっかいです

メモリは16Gもあればだいたい大丈夫と言いたいところですが、ビル群の景観などを出力するときにはそれでも足りなくなります

この問題は分割レンダリングでかなり対処できますので、後述の分割レンダリングの内容を参照していただければと思います


分割レンダリング

レンダーレイヤーごとにレンダリング対象を分離し、ノードを使って合成します

平たく言うと、オブジェごとに画像化し、貼り合わせています(詳しいことは外部URLにて)

一つ一つの部品さえレンダリングできるスペックがあれば、複雑な背景でも落ちずにレンダリング処理をこなすことができますから、この辺りがスペック選定の基準になるでしょう

https://www.blenderguru.com/articles/how-to-render-a-complex-scene-without-crashing

https://github.com/kuromook/blender-lineart-node


GPU

blender の線画出力を行うのであれば blender internal レンダーで freestyle を使うことになるでしょうからGPUは使いません

カラーで綺麗な絵を出したければ cycles レンダーを使うことになるでしょう、その場合 geforce系のものを使うことなるでしょう


CPU

実際に漫画用でレンダリングし、レンダリング時間が長くなってくると、絵の作業をしつつ、バックグラウンドでレンダリング処理をしたいと考えると思います

もし部屋のスペースに余裕があるならレンダリング用の別マシンを使用するのが選択肢になってくるでしょう

僕自身、 dropbox経由でファイルを共有して別マシンでレンダリング処理をしています

基本的にはクロック数が上がってもレンダリング時間が短縮するだけですので高性能なCPUを選択する理由はあまりない、といえます(レンダリング作業をバックグランドでやるようであればなおさら)


参考までに僕のマシンの性能を書いておきます

メイン絵作業マシン ノートPC (core i5 第7世代、メモリ 8G)自転車とかちょっとした壁や屋根ならこれで十分

レンダリング用マシン デスクトップPC (core i7 第3世代、メモリ24G, geforce1060) 街の景観や複雑なもの及びカラー出力


マシンの追加する余裕がなければ、(windowsであれば)アプリケーションごとにCPUを割り当てる方法があります。つまりクリスタ作業用のスレッドとblender用で分ければ良いのです

(ただし、このやり方はレンダリング時間は伸びます)


CPUスレッド割当のコマンド

(この辺はまた技術的な事がわかる人向けですが‥)

アプリケーションに対してCPUスレッドを割り当てて起動するコマンド(ターミナルから)

start /affinity 3C "" /B "C:\tool\BlenderPortable278\App\Blender64\Blender.exe "

*3Cの部分が割り当てるCPUスレッドを表しています(この辺りも好みで調整)

*"C:\tool...\Blender.exe"の部分はblender の実行ファイルのパスです

上記コマンドでblenderを起動、下記コマンドでクリスタを起動することでCPU割当を別にすることができます

start /affinity C0 "" /B "C:\Program Files\CELSYS\CLIP STUDIO 1.5\CLIP STUDIO PAINT\CLIPStudioPaint.exe"


おまけ

情報の多いデータはレンダリングこそできても、GUIベースでの操作が困難なほどに重くなるケースがあります

表示をバウンダリボックスモードにすることで緩和できます

(上:バウンダリボックス、下:ソリッド)


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