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縄文 弥生/CrayWorks
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肌を流れる液体っていいよね。

【冒頭注】今回のお話はまずKENZENなDazユーザーの方々は関係ないと思われる程度には稀有なケースが何とか解決したので嬉しくなって備忘録代わりに書いたものです。より一般的で大体のユーザーが通る道であるGeometry Shell絡みのトラブル、いわゆる「白化現象」の解消方法については、拙文「Dazの白化現象の解消方法。」をご確認ください。今回の話にもちょっと絡みます。



◆液体はちょいエロからガチエロまで

皆さん、(性的に)健康かつ(性癖に)順調なDazライフを送っていらっしゃいますか? 当方は割と歪んだ性癖ゆえ「こみ上げてくる」ものがあり必要になるのですが、あるいは口元から水や牛乳をこぼしてみたり、あるいは色んな液体をブッカケてみたり、身体を艶やかに滑り落ちる液体はエロいというのはどうやらそこそこ世界共通の認識ではあるようで、ありがたいことにDazにもそのようなプロップが売っています。

こちらはIWitchさんの「Body Shower for G8F(リンク先はRenderoticaなのでご注意ください)」。流れる液体の具合がとても良い逸品。これを使いたい訳ですが……。



◆エロい液体はエロい身体に流したい

さっそくこのBody Showerを使ってあんなシチュエーションこんなシチュエーション作りたいのですけれどさりとて我らも人の子、性癖は十人十色で業は深いので当然素のままのフィギュアなど使うはずもなく、大体のフィギュアはモーフなどさまざまなカスタマイズが適用されている状態であります。

例えばカスタマイズの代表格であるこちらのBreastacularは胸部分のメッシュを専用のものに入れ替え、おっぱいを大層エロくする代物であります。画像はBreastacular特有のモーフをいくつか適用してみたもので、一見悪くないのですがよく見ると、特に乳首の部分で不自然に液体が途切れてしまうなどの不具合が出てしまっています。これはBreastacularに限った話ではなく、どんなモーフをどのくらい適用するかによって割と顕著に出てきます。



◆沿わないなら沿わせればいいじゃない

今回の不具合はBreastacularが独自のメッシュで変形(モーフ)に沿うのに対して、液体のメッシュは本来のフィギュア部分に沿って変形していて乖離が起きるために発生しています(多分)が、細かい理屈はさておき、胸元をアップにすることも多いだろうことを考えるとあまりよろしくない状況であり、できれば何とかしたいところです。


めり込まないように何かのメッシュに沿ってメッシュを変形させる……となるとDazでは洋服などを身体に沿わせるためによく使われている「Smoothing Modifier」の適用がよさそうです。さっそくBody Showerを選択した状態で、Edit > Object > Geometry > Add Smoothing Modifier と選択して、Smoothing Modifierを実行してみましょう。

そして適用した状態がこちら。微妙に改善した気もしますが、それ以上に何か黒くなってる……?



◆なぜ黒くなるのか?

こんなカビのような染みがあっては百年のエロも醒めてしまいます。この黒くなってしまう現象は、このように液体のメッシュが裏側(肌に当たる部分)まで作られていて、本来であれば肌の奥に入り込んで見えなくなってしまうはずのこの裏側のメッシュが、Smoothing Modifierによる強制的な変形でところどころ肌の手前に出てきてしまい、ポリゴンの前後関係の計算が狂うことで生じます(多分)。結論から言うと、液体のメッシュが肌に対して微妙な位置にあるのが悪いので、肌のメッシュと交差しない状態に少し浮かせてやれば解決します。



◆Geometry Shellがあるじゃない

この「少し浮かせる」ことに思い至るのに結構時間がかかり、さらにその方法を思いつくのにもっと時間がかかっていたので画角やポージングなどでずっと誤魔化していたのですが、ある時ふと「Geometry ShellにMesh Offsetの項目あるじゃない」と気付いて今回の解決となりました。という訳でGeometry Shellを用意します。フィギュアを選択して、Create > New Geometry Shell を実行しましょう。

……真っ白になってしまいました。でも大丈夫、これは冒頭で触れたDazの白化現象と同じ理屈で、適用されたGeometry Shellに何もマテリアルが設定されていないことで起こります。Geometry Shellを非表示にする方法はいくつかあるのですが、手っ取り早くSurfacesタブからGeometry Shellのマテリアルを全選択し、Opacity Strengthを0%にして非表示にします。

話が前後しますが、この「全部真っ白になっている」というのがミソで、つまり乳首なども含めて身体全体を、フィギュアやBreastacularの区別なく、Geometry Shellがまとめて覆っているという状態になっています。なのでいちいちBreastacularだ何だとあれこれ考えなくてもGeometry Shellだけ見ればいいという訳なのです。便利。


Geometry Shellが非表示になったら、今度はBody ShowerのSmoothing Modifierの参照先をフィギュアからGeometry Shellに入れ替えます。Body Showerを選択した状態でParametersタブのMesh Smoothing > Collision Itemと進み、Geometry Shellを指定してください。

こうなりました。そもそも少し肌から浮いているGeometry ShellにBody Showerが乗るようになったので、黒い部分がなくなっています。ですがまだ途切れた部分が残っているので、調整をします。



◆Smoothing Modifierのパラメータ

当方のこれまでの経験において、Smoothing Modifierのパラメータで重要なのは以下の2つです。

・Smoothing Iterations

メッシュのスムージングを何回計算するか。乱暴に言えばどれだけ滑らかにするか。高ければ高いほど滑らかになるが細かい凹凸のディティールが失われることがある。


・Collision Iterations

Collision Itemに指定したメッシュとの衝突を何回計算するか。乱暴に言うとどれだけ厳密にメッシュに沿うか。高ければ高いほど細かく追従するようになる。


状態を見ながら調整してみたのがこちら。今回は両方ともに10を設定してみました。途切れているところがなくなり、綺麗に追従できています。どの値が最適かは状況によって異なるので、色々と試してみてください。低い値(1)が良いこともありますし、極端に高い値(50とか)で上手くいくこともあります。



◆細かいけれど……

これで完成としても良いのですが、今回の対処法では原理上液体部分が2重になっており、色が若干濃くなっています。なのでお好みでマテリアルを調整して、良い感じにしておきましょうw



以上です! いかがでしたでしょうか。人間エロのためには多少の困難は乗り越えるエネルギーが生まれるものでありますね!


最初はSmoothing ModifierのCollision先をBreastacularにしたりしてあれこれやっていたのですが、だいたいGeometry Shellで解決しちゃったので手順も大幅に短くなって良いことづくめであります。今回の例ではGeometry Shellは1枚しかないので特に問題は起きていませんが、他にもGeometry Shellを使う各種プロップと併用していると干渉してしまうことがありますので、その場合は各Geometry Shellを選択し、ParametersタブのMesh Offsetの数値を調整して他のGeometry Shellとカブらないようにしてあげてください。


なお、我ながら割と力づくで解決した感があるので、もっと良い方法などをご存知の方はぜひ教えてください! もちろんご質問などありましたら何なりとお気軽に。



それでは、皆さまのDazライフが豊かなものでありますように!!

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