神原駿河の部屋
僕こと阿良々木暦は後輩のはずの神原駿河の汚部屋の
掃除人(クリーナー)として定期的にこの屋敷に通っている
僕が懸命に掃除をしている最中もこの後輩であるはずの神原駿河はおそらく新刊であろうBL小説を呼んでニヤニヤしたり奇声を上げたり、兎も角のんびりしている
「今回は大仕事だった、夜になってしまった」
嫌味なので大きな声で独り言を呟く
「今回も見事な体捌きで流れる川の如きだったぞ
私のような未熟な若輩者が割って入る隙が無い見事な掃除ぶりに感服し、益々阿良々木先輩への敬仰の念が増すばかりだ!」
「登場時みたいなクドイセリフだな神原」
「いつもの様に夕食を用意してあるぞ!・・・とその前に」
「その前に汗くさくて汚いから風呂へ入れ〜だろ?
分かってるよ、おばあ様にも悪いしな」
神原駿河の祖母の料理は上品で絶品
汗だくで頂くような物では無いのだ
「よし!風呂なら沸いている
さあ!行くぞ阿良々木先輩♪」
そういうとこちらに手を伸ばし座っていた僕を引き起こす
「いやいや風呂の場所なら知ってるから、迷子の小学生のように手を引かれても・・・」
「今日こそは三助(※)をさせてもらうぞ阿良々木先輩!」
(※ 一緒に風呂に入って背中を流させてもらうぞ)
「なっ?」
「何を恥ずかしがっているのだ?お互いのハダカは見慣れているはずだろう?」
「いや見慣れているのはお前の裸だけだぞ」
「ん?そうだったか? ならば私が見られた分をこれから回収させて頂くとしよう!」
「まて!そんなことしたら僕は戦場ヶ原に殺される!」
それを聞いた神原がニヤリと笑った
「問題ない戦場ヶ原先輩の許可は取ってある!」
「とってあるのかよ!!」
「ゆくぞ!阿良々木先輩の身体の隅々までピカピカに磨いて擦って、垢太郎の家族が出来るまで風呂からは出さないからなっ!」
「いやあああ!」
この後のメソメソと泣きながら食事を頂く僕を哀れみの目で見る神原のおばあ様の顔は一生忘れることがないだろう・・・
ストーリーはFANBOX限定