以前からちょくちょく描いてたおむつ性癖の子がおむつに興味を持つきっかけの話です。
フォロワーさんに聞かれて、私自身気になったので考えてみました。
(漫画にするのが面倒だったというのもありますが)話的に小説向きかなと思ったので、初めて小説にチャレンジしてみました。
本編
私がまだ保育園の年長さんだった頃、同じ組に、確か、すずねちゃんという名前の女の子がいた。卒園後は疎遠になってしまったので、漢字は分からない。
すずねちゃんとは、住んでいる地区も違ければ、本人同士も、親同士も特別に仲がよかったというわけでもなかったので、当然といえば当然だ。
ただ、付き合いこそ浅く短かったものの、彼女が私の人生に与えた影響は、ことのほか大きかった。
すずねちゃんは、日に何度か、先生に連れられて教室の外へ行くことがあった。
年中さんの最初の頃くらいまでは、頻度は違えど、同じような子が何人かいたため、気にも止めていなかった。しかし、年長組に上がると、同じように連れられていく子は滅多にいなかったので、どうしても目に留まる。
(すずねちゃん、何してるんだろう…?)
どうしても気になって、ある日、いつものようにすずねちゃんが教室を出た後、トイレに行くふりをして私も教室を出た。
意外にも近く、すずねちゃんは教室を出てすぐの廊下で、先生にパンツを脱がせてもらっているところだった。
………よく見たらパンツじゃない。
「……おむつ?」
私がそういうと、先生が少し慌てたように言った。
「紫衣花ちゃん?どうしたの?おトイレ?」
「うん…すずねちゃん、なんでおむつ履いてるの…?」
すずねちゃんの体が、僅かに、びくっと反応する。
「紫衣花ちゃん、すずねちゃんね、みんなよりちょっとだけ我慢するのが苦手なの。でもみんなに追いつけるように頑張ってるから、紫衣花ちゃんも応援してあげられる?」
「うん…」
「よしよし、えらいね。あ、このことは、他のみんなには言わないであげてね。すずねちゃん、あんまり知られたくないみたいだから。」
先生は優しく私の頭を撫でながらそう言った。
「分かった。」
「うん。ほらほら、紫衣花ちゃんもトイレでしょ、早く行っておいで。」
そういえばその体で来ていたと思い出し、生返事をして私はトイレに向かった。
少し歩いて振りかえると、すずねちゃんはおむつをすっかり脱がされ、濡れたところを拭かれているようだった。
トイレから戻ると、廊下には既にすずねちゃんの姿はなかった。
***
その日以降も、私はすずねちゃんのことが気にかかって仕方がなかった。
気がつくと、すずねちゃんを観察していた。そのうち、日に何度か起こる、彼女の微妙な変化に気がつくようになった。
何かをしているときに、不意に、数秒間ぴたりと体を固めることがある。それがおもらしの瞬間だと気がつくのに、それほど時間はかからなかった。
ある日、すずねちゃんのおもらしを発見したとき、なんとなく先生に報告してみた。
「せんせー、すずねちゃん、おもらししちゃってるよ。」
先生はすぐにすずねちゃんのもとに行き、彼女を教室から連れ出した。
すずねちゃんは、やっぱりおもらしをしていたようだった。
自分が思った通り、すずねちゃんがおもらしをしていたことに対して、私は何故か嬉しい気持ちになった。
何故それが嬉しかったのか、考えもしなかったが、今にして思えば、すずねちゃんのおもらしを共有して、同化した気になっていたのかも知れない。
ありていに言えば、この時からずっと、私はすずねちゃんのようになりたかったのだ。
すずねちゃんのように、おむつを履いて、我慢できずにおもらしをしてしまって、優しくおむつを替えてもらう。そんな行為に無意識の憧れを向けていたのだ。
それからも何度も、すずねちゃんがおもらしする瞬間を見かけては、先生に報告していた。
一緒にいる時におもらしをしたら、先生のところに連れて行ったりもした。
先生もすずねちゃんも、私がすずねちゃんのおもらしをやたらと気にかけることを不思議に思っていたようだが、言いふらしたり、からかったりなどは決してしなかったので、いつの間にか慣れて、世話焼きな子なのだろうと納得したようだった。
結局、すずねちゃんのおむつは、卒園まで取れることはなかった。
***
小学校に上がった後も、すずねちゃん、そして、おむつとおもらしへの憧れは消えなかった。
むしろ、自意識の確率とともに、それはより明確になっていった。
しかしながら、それを実行に移す勇気は私にはなかった。いたずらに時間が過ぎ、のうのうと歳を重ねていった。
そして幸か不幸か、私は発育が良かった。年齢に対して何歳か上に見られることが多く、大人しい性格も相まって、「年齢以上にしっかりした子」というレッテルを貼られた。
真面目な私は、そのレッテル通りに振る舞った。実際、それが苦痛なわけではなかった。
しかし、私の内側には、どうしても、「おもらしが治らず、おむつを穿かされている子」になりたいという、外見とは裏腹の、幼児性の極地のような欲求に満ち満ちていた。
そういえば、4年生の時、教室でおもらしをしてしまった子は、背の順ではいつも前の方にいる子だったな、とふと思い出した。
「私もあの子みたいに子供らしかったら、おもらしも違和感無かったりするのかな…。」
私はほとんど、背の順では一番後ろだった。
中学生も半分近く過ぎ、性癖という概念を理解した頃、それが自分の性癖なのだと自覚した。
だからと言って、もちろんおむつを買う勇気などなく、せいぜい風呂場でおもらし遊びをする程度の知恵を付けただけだった。
もちろん、そんなものではすぐに満足出来なくなるのだが、どうにもできなかった。
***
転機が訪れたのは、高校生になってすぐだった。
私が高校生になり、幾分手がかからなくなったことで、母が仕事量を増やしたのだ。
母子家庭ということもあり、私が高校を卒業するまでは、子育てに専念すると決めていたらしい。
高校受験が終わり、一息ついた頃、雑談混じりにそんな話を聞いた。本来、母は仕事が大好きなことは知っていた。私は、この母親の元に生まれて幸せだ、と思った。
……同時に、罰当たりにも「これはチャンスかもしれない」とも思った。
「母の幸せを願う優しい娘」の皮を被って、
「仕事好きなんでしょ?私は家事割と好きだし、もう高校生だし、気にしないよ。一人の時間も嬉しいしね。」
なんてことを、母に言った。母は少し当惑しつつも、
「そっか、じゃあ少しだけ、仕事増やしちゃおうかな。紫衣花が辛くなったら、すぐ仕事減らすからね。ありがとう。ママ嬉しい。」
と言って、母は私を抱きしめた。そしてしばらくの間、私の頭を優しく撫で続けた。
その時間は、間違いなく、人生で一番心地良い時間だった。
そんなわけで、母の仕事漬けの日々もすっかり日常になり、家を何日も空けることもしょっちゅうになった。
この日も、母は3日家を空けると言っていた。
そして私は、ついに、とうとう、やっと、満を持して、買ってしまった………。
あの日、母に仕事を増やすように勧めなかったら、私はまだ、憧れと妄想だけで自分を慰めていたに違いない。
今、目の前におむつのパッケージがある。薬局ではなく、自分の部屋に、だ。
子供用の、一番大きい、スーパーBIGというサイズのおむつだ。調べたら、一応、ギリギリ履けそうだった。
大人用も検討したけど、やっぱりかわいくない。私が焦がれてしょうがないのは、かつて、すずねちゃんが履いていたような、可愛らしい柄の、いかにも「おもらしの治らない赤ちゃん」というようなおむつなのだ。
それが、今目の前にある。心臓の音がうるさい。買うと決心し家を出て、薬局でこれを手に取り、会計をして、帰路につき、そして今、この間中心臓はずっと鳴りっぱなしだ。
少しもったいないな、と思いながらパッケージを慎重に破る。
中には、これから自分が履くことになる、可愛らしいおむつが几帳面に詰め込まれていた。
指先が赤く染まり、わずかに汗ばんだ手で、一枚引き抜く。
ふわふわした手触りが、末梢神経を通じて、電撃のような快感として脳に伝わった。
「…履いちゃうんだ……私…どうしよう、すごいかわいい…。これ履いて…おもらししちゃうんだ…。すずねちゃんみたいに…。」
畳まれたおむつを展開して、うわごとのように呟く。
「でも、すずねちゃんはあの時、まだ保育園児だったけど……私は…もう、高校生なのに…。」
「っあ………」
不意に、ぞくぞくと背筋に悪寒が走った。今までに経験したことないような強い興奮のせいもあるが、もう一つ。
「おしっこ……したい…。」
あまりの興奮に忘れていたが、そういえば、学校から帰って、薬局に行き、そしてこの瞬間までの間、一度もトイレに行っていなかった。
「紫衣花ちゃん、トイレまで間に合いそう?」
「……もう…でちゃう…。」
「あー、そっかそっか、じゃあ、念のためおむつにしておこうねー。」
妄想のスイッチが入り、脳内で小芝居が始まる。
そしてとうとう、先生か、ママか分からないけど、優しい大人におむつを履かせてもらうところを想像しながら、記憶にある中では初めてのおむつに足を通した。
おむつは、さすがにサイズはギリギリだが、それほど労せず履くことができた。
「ああ…あぁ……履いちゃった…おむつ…もう高校生なのに、トイレまで…我慢出来ないから……おむつ……っ…。」
さらさらの吸水体に下腹部を包まれる快感は、他に例えようがなかった。
「あっ…あっ……でちゃう…ほんとに…っ…おしっこ……。」
ダムの放水を迫る信号が、ぞわぞわと全身を駆け巡る。普段の私なら、まだまだ我慢できる。でも、今は、おもらししても受け止めてくれる、素晴らしいものに包まれている。
しゅうううっ……
「ぁ………あ…あぁ………でてる……っ……。」
しゅいいいいいっ………
全身を迸る欲求に従って、私は下半身の力を抜いた。
我慢していたので、かなりの間出続けていたが、おむつは私のおしっこを全て受け止めてくれた。
「おしっこ……ぜんぶでちゃった……おむつに…ぜんぶおもらししちゃった……。」
妄想の中で何度も呟いてきた言葉が、今、現実になって私を包んでいる。
しばらく放心した後、私はおもらしでずっしりと重くなったおむつの感触を、気の済むまで楽しんだ。
ぷっくりと膨らんだおむつが、内腿にあたる感触。濡れた吸水体が、秘部やお尻にあたる感触。そのことごとくが、私の心を満たした。
そのうち、おむつが冷えてくると、
「ん……。」
ちょろちょろちょろ………
残っていたのか、新たに作られたのかは分からないが、ほんの少し尿意を感じると、私は自然にそれを排泄していた。
「あ…は……っまた…おもらししちゃった…。私、やっぱりまだおむつしてないとだめなんだ…。」
ぱんぱんになったおむつを指で少し持ち上げて、重さを感じる。
「……こんなにおもらししちゃったんだ…。はやく…おむつ替えないと……。」
「紫衣花ちゃん、おもらししちゃってるでしょ。早くおむつ交換しよ?」
おむつ替えの時も、脳内小芝居は必須だ。
「あらあら、いっぱいおもらししちゃったねー。おむつ気持ち悪くなかった?すぐ替えるからねー。」
「うぅ……。」
吸水体を内腿に挟んで、サイドを破く。
支えを失ったおむつは、その重さを最大限に主張した。
「わ……おも…こんなにおもらししちゃったんだ…私……。」
おむつの中の湿気が解放され、股間には頼りない清涼感を感じる。
「じゃあ、きれいきれいしようねー。」
尚も小芝居は続き、拭かれていることを想像しながら、おむつに触れていた部分を拭いていく。
「ふぁ……つめた…。」
「はい、きれいになった。じゃあ、新しいおむつ履こうねー。はい、右足、次左。」
「ん、えらいえらい。上手に履けたね。」
かくして、新しいおむつに足を通して、妄想にも一区切りがついた。
もちろん、興奮は未だ冷めず、きっと母が帰るまでの間中、ずっと…あるいはその先になっても、冷めないのかもしれないが…。
「……お水飲も…。」
とりあえず、母が帰ってくるまでの3日間、私は存分におむつを楽しんだ。
…3日後、おむつのパッケージからは、半分以上のおむつが消えていた。
おまけ
「…そういえば、すずねちゃん、結局いつまでおむつ履いてたんだろ。ひょっとして未だに……なんて、なわけないか……。」
連絡先も分からず、顔もおぼろげで、そのおぼろげな記憶だって10年前の顔でしかない。
そもそも向こうが私を覚えているかも分からないし、確かめようがなかった。
御手洗
2024-05-11 05:49:33 +0000 UTCエックス
2024-05-10 15:40:23 +0000 UTC