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mitsumichi
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触手仕立ての壁尻トラップ①

「ぅお」  曲がりくねったダンジョンの一角で、とんでもない装飾物に出会ってしまった。 「なんだこれ」  壁から尻がでている。  それも剥き身の尻が、ぷりんと露出している。あからさまに変態の所業。しかし本人が望んだことではないだろうことは、そのありさまを見れば一目瞭然であった。 「おおー……」  壁から生えているのは尻だけではなかった。無数の赤黒い触手。じゅるじゅると蠢くそれらが尻に襲いかかっている。いや尻だけではない。尻とともに露出した立派な陰茎までも触手の餌食となっていた。更にその上方。左右から飛びだした足先。察するにまんぐり返しのような格好で捕らわれた男のことをおもうと、そのあまりの情けなさに些かの同情を覚えるが、  でも、まあ、おれには関係ないしな。  壁の下に散らばっている装備を拾いあつめていく。どれも上等な代物ばかりだった。なんせこの尻のでかさ、もとい筋肉だ。腕の立つ冒険者であったんだろうが、運がわるかったんだろうな。なんにしろありがたい。これでしばらくの生活には困らないし、 「話にはよく聞くけど、人間襲ってるとこははじめてみたな」  こうしてレアなおかずも頂けた。  大小様々な触手は、おもいおもいに男の下半身を貪っている。ふとももを撫で回すヌルヌルのやつ。尻たぶにむちゅむちゅと吸いつく吸盤付きのやつ。陰嚢にしゃぶりつく風船型のやつ。竿が見えなくなるほどにみちりと絡みつき、せっせと上下に扱き立ててる蛇みたいなやつ。さらに亀頭を丹念に舐めしゃぶっているザラザラな舌みたいなやつ。  そしてなによりも目を引く、尻穴のなかを往復している太いやつ。  ぶちゅっ!ぐちゅぶちゅッッ!とエグい音を搔き立てながら、一切身動きの取れない哀れな尻穴に高速ピストンを繰りだしている。 「すっげー」  にんげん同士じゃ中々お目見えできない激しさ。その圧巻の触手ピストンを叩きつけられている男が感じているものが苦痛ではないことは、ビンビンに勃起しながら歓喜の蜜を垂らすペニスをみれば一目瞭然だった。 「まー……こんだけ注がれちゃあな」  触手ペニスが尻穴にはげしく突き入れられるたび、肉縁からぶちゅッと溢れる触手の体液。市場ではそれが数十倍に希釈されたモノが「処女すら連続アクメのイキ地獄!魔物由来の特製特濃ラブポーション!」なんて銘打って売られている。  おれも一回買ったことある。  ほんとかわかんないけど、裏で仕入れた五倍希釈のやつ。ちょっと塗っただけでちんこがアホほど熱くなって、敏感になりすぎて普通にしごくだけでもしんどいくらいなのに、射精欲もバカみたいに高まるせいで腰は止まらないっつー……すごい体験だったが、もう一度したいかと問われれば首を振る。相手のこと責めるのにはいいかもしんないけど、セックスに使うにはあんまりだった。  あらためて見下ろす。ぐちょぐちょに原液に浸された男の下半身。なんども塗り重ねられたのだろう、吸収しきれなかった粘液はしたたり落ちて地面に薄桃色の水たまりを作っていた。こうまでされればひとの愛撫ですら拷問のように感じるだろうに。慈悲なき魔物。それもひとの精を絞るに長けた正に快楽拷問具のような触手にあの手この手で責められつづけている男に再度ささやかな同情を捧げる。こちら側に露出した男の下肢は、どこもかしこも限界を訴えるようにびくびくとひっきりなしに震えていた。尻穴もすっかり淫猥な性器と成り果てたようで、肉縁をひくつかせながら触手ペニスをぐっぽりと奥まで咥えこんでいる。嬲られる隙からちらほらと見える陰茎も血管が浮きだすほどに勃起していて、見るからに敏感そうなそこを触手が粘液を絡ませながら激しく扱く。不意に男の陰茎がビクンッと跳ねた。勢いよく白濁が吹きだし、壁や肌に精が散る。散ったそれらはすぐに周囲の触手が舐めとってしまう。その射精のあいだも、射精のあとも、陰茎への責めは一切止まらなかった。竿に絡む触手は射精の快感にビクビクと脈動するペニスを押さえこむようにして絞りあげながら扱きつづけ、亀頭に絡んだ触手は汚れた鈴口を熱心に擦りあげていた。一切の容赦も休憩もない射精後の直後責め。傍目に見ているだけで腰がひけるような追撃だったが、対する男は腰を引いて刺激から逃れることも、身をよじって激しく悶えることで快楽を散らすこともできず、延々と続く無慈悲な搾取を極限まで鋭敏にさせられた肉体で受け止めることしかできない。その内にまたペニスがさっきよりも激しく震えて白濁を漏らした。その精の色は濃かったけれど、触手の体液には精液生成の効能もあったはずだ。あちこちに散った乾いた痕をみるに、彼が陵辱されてから長い時間が経過していることは想像にたやすかった。 「トラウマもんだろうなあ、これ」  まじまじと見つめていると、ふと尻穴を犯す触手のうごきが変わった。  ずるりと抜け落ちる直前まで引きぬいたかとおもえば、ギュルルルとその身を捻り回しながら尻穴を奥まで貫く。そうして引き抜く時は逆回転しながら内壁をこそぎあげ、また回転しながら突いての繰り返し。 「うおぉ~……」  抜かれたときに見えた。触手の全面にはビッチリとイボイボが生えていて、とびきりグロテスクなてかりを帯びていた。それで後穴を搔き回されるのは相当にキくんだろう。ろくに動けもしない中で、男の下半身がジタバタと暴れだしたのがわかった。どうにかしてそれを振り落としたいのだろう。上下左右に腰を振りたくっているようだが、壁にガッチリと挟まれた肉体はわずかな律動しか許されない。骨と皮膚の間。潰れた肉のほんの僅かなゆとりしか自由は効かず、必死の抵抗もはたから見ればただ快感にのた打つ煽情的なうごきしか生みださず、当の触手にとってもなんの妨げにもならず、尻穴を犯す高速回転ピストンは止まらずに男を責めつづけた。奥まで突き入れられるたびに、男のペニスからビュッビュッと情けなく白濁が漏れだしていた。 「……」  ちらりと視線をあげる。  壁から飛びでた足首。触手の攻撃を受けていないそこは、下半身の刺激に応じて唯一自由に暴れまわっていた。足指をぐうっと丸めながら下方を向いたかとおもえば、びくんと跳ねあがったり。かとおもえば、ぐぐっと右に反れたり、左に折れたり、不自然に親指だけ折れた状態でブルブルと戦慄いたりと、忙しく動き回っている。  その無防備な土踏まずに、ツー……と爪先を滑らせると、足裏がビクンッ!と反りかえった。 「……ふ」  もう一度。  次は下からなぞりあげる。男の足先は未知の刺激に身構えるように、あるいは戸惑うように、こわばったままピクピクと震えていた。その反応に興が乗って、カリ、カリ、と薄い皮膚を爪で掻いてみたり、触れるか触れないかの位置を複数の爪先でなぞってみたり、五指で思いっきりこちょこちょと擽ってみたりと弄ぶ。 「はは。ほらほら、くすぐったいか?」  油断しているもう一方の足にも手を伸ばすと、反応が更に顕著になった。男の足先はイヤイヤと首を振るように逃げ惑うが、所詮可動範囲は狭い。十本の指を使って、逃げ場のない男のしっとりと濡れ始めた足裏をくすぐりまくる。  ……これ、人間いるのバレるのか。まあいっか。  相変わらずケツはおんなじペースで犯されている。いつの間にか竿に絡んでいた触手にビッシリと粒が生え揃っていて、そいつがごしゅごしゅと更に刺激を強めてペニスを扱いていた。亀頭を弄っていた舌のような触手は太ももにくだり、代わりに陰嚢をしゃぶっていた風船型のやつが取りついていた。散々舌に虐められて赤くなった亀頭を咥えこみ、ぢゅうぢゅうと吸いついている。若干透けて見えるその内側にも無数の細かい粒々が生えていて、吸いあげると同時にそれらが亀頭をぐちゅぐちゅと揉みしだいているようだった。  その横で手持無沙汰の触手がうろついている。  短い繊毛がびっしりと生えた平たい触手。防御魔法を纏わせた手でそれを掴みあげる。繊毛はほどよく固く、ほどよく弾力があった。そのブラシ型触手でぞりぞりと足裏を擦ってやると、聞こえないはずの男の悲鳴が聞こえるようだった。触手のぬるぬるがまたいいアクセントになってるだろう。足裏がさっきの比ではなく暴れまわるので、指先で拘束魔法を弾きだして足指を上部の壁に固定する。これでやりやすくなった。更に無防備になった足裏に触手ブラシを押しつけながらコシュコシュと上下左右に素早く滑らせる。媚薬が足裏にまで塗りつけられた結果がどうなるのかもすこし気になった。男の尻はガタガタと上下に揺れている。ここまでいくと必死に抵抗しているというよりも、もはや度を超えた刺激に対する反射の痙攣だろう。  不意に尻を犯していた触手が抜け落ちた。ひくひくと閉じきらない穴から体液が漏れだる。 「あれ、終わった?」  かとおもえば、 「うわ、まじで」  更にデカいのがでてきた。 「うわ、わー、えっ、えー、それ入んの?」  さっきの倍くらいありそう。ビキビキとそそり勃つそれは更にでこぼこと隆起していてとても凶悪だ。これが壁の内側から見えないのは、幸か不幸か。  新たな触手が窄まりに触れる。男もその規格外のでかさに気づいたのか。イヤがるように尻を振り、尻穴を絞って挿入を拒みだした。負け地と体液を噴出させて押し入ろうとする触手ペニス。一体どっちが勝つのか。すこしの間ハラハラと観戦を見守っていたが、すぐに飽きて男の蟻の戸渡りを親指で押しこんだ。その瞬間、刺激に緩んだ尻穴に触手の先端が入りこむ。ぐにぐにと会陰を揉みつづけて男から抵抗の力を奪えば、極太触手が肉筒のなかを徐々に満たしていった。完全に入りきってから指をはなす。  でかい尻に突き刺さる極太触手ペニス。  肉縁は限界まで拡げられていて明らかに苦しそうだったが、彼のペニスは萎えていない。むしろ腹を満たす質量を歓ぶように内壁を収縮させて、触手の凹凸を味わっているようにもみえた。触手がゆっくりと引き抜かれる。ギリギリまで身を引いてから、一気に奥まで貫く。そうして気遣いも容赦もない魔物ピストンが始まった。貪るような激しい水音が掻き鳴らされて、男の足指は五指を広げたまま戻らなくなっていた。こしょこしょと戯れに擽ると、指先を突っ張らせたままびくびく震えた。 「ん?」  ふと気がつく。  「…………ッ…………っっ………!!!」  壁に耳を近づけると、ほんのすこしだけ声の断片が聞こえることに。  なにを言ってるのかはわからない。不明瞭なくぐもった声。けれどたしかに、触手に蹂躙される男の声が、 「ッッ゛────♡♡!!! ッッ~〜〜~~~~♡♡!!」  悲鳴と嬌声が入り混じったような声が向こう側の壁に反響している。いやだ、とか、やめろとか、そんな拒絶の言葉も時折聞こえる気がする。おおいと壁に向かって呼びかけると、こちらに助けを求めるような声も上乗せされるが、 「つってもなあ……」  ズポズポと尻穴を犯す触手を両手でつかもうにも、ぬるぬるとしてすぐに抜けてしまう。それでも強引に引き上げようとすると、ビチビチと暴れ回って手を振り払い、邪魔をされた憤りをぶつけるように余計にゴチュゴチュと勢いを増して尻穴をほじくりはじめた。男の悲鳴が一段と高くなる。  顎に手をあてる。一寸考えたのち、男の尻をわし掴んだ。  両の手のひらで下から持ちあげるようにして包み、ぎゅうと中心に肉を寄せて、 「ッ♡♡!? ッ……♡♡??」  左右に擦りあわせるように揉みしだく。 「………ッッ゛───~~~~♡♡♡!!?」  手のひらに触手の律動が伝わってくるほどに中を狭めて、尻たぶをぐにぐにと揉みあわせる。男からすればたまらないだろう。自らの尻穴で無理やりに触手ペニスを扱かされて、ただでさえ敏感な肉壁に触手のでこぼこを一層強く擦りつけられる。男の下肢が足掻くようにあばれていたが、一線を越えるとガクガクと震えるだけになっていった。痙攣の止まらない肌からダラダラと汗が流れおちる。尻を揉みあわせるたびに肉縁から触手の体液がごぷりと漏れだす。触手は狭まった穴に歓ぶように汁を飛ばし、その律動をより一層はげしくさせた。触手の抽挿に合わせて尻たぶを寄せて放してを繰りかえしたり、きつく狭めたまま留め置いて触手ピストンによる摩擦を鮮明に味あわせたり、好き勝手に揉みしだいたりして、魔物と人間のセックスをひたすらに煽りちらかしていると、その内に触手が最奥でとどまったまま大きく震えた。また色の違う体液が尻穴から溢れでてくる。タイミングを見て触手を掴むと今度は簡単に抜け落ちた。 「よし」  男の足先がへたりと頭を下げる。  弛緩する肉体を前にズボンをくつろげて、 「じゃー、いただきます」  閉じきらない穴に勃起を突き入れた。 「は~……すっげ、きもちー」  媚薬の浸透防止に防御魔法をかけたちんこで肉壺を味わう。さっきの触手のせいで広がってしまったかとおもえばそんなこともなく、しっかり締めつけてくるし、触手の体液のおかげでぬるぬるだし、奥の方なんて吸いつくように亀頭をしゃぶってきて、これは触手も放したがらないわけだ。 「さすがにさっきの極太くんほどのボリュームはないけどさ」  腰を引き、 「触手にはない人間サマのテクニックで、ちゃーんと満足させてやるからな」  性器の裏側あたりに陰茎をすりつけながら抽挿する。そうして探るうち、男の弱点はすぐにわかった。そこを小突くと肉穴がきゅうと締まり内腿がぶるりと震える。わかった上でそこに狙いを定めて穿つと、どこか混乱の色が入り混じった悲鳴が壁を打った。 「な、ほらここな、いっぱい弄ってやるからな」  さっきまで乱暴に扱かれるだけだったろう前立腺を固い肉棒で懇切丁寧に刺激してやる。媚薬で高められたそこは例外なく限界まで性感を高められているようで、掠めるだけでビクビクと震えて、じっくりと腹側に押しこんでやれば、その圧迫に押し出されるように男のペニスが精を漏らした。亀頭を咥えこむ触手のなか。粘液に混ざりあう白濁が吸われつくす前に圧迫を重ねて白濁を吐かせる。はたして、どうするのが一番イイのか。口が聞けないのならからだに聞くしかない。ぬる、ぬる、としこりの上で先端を前後に滑らせて、時にすばやく往復させたり、深く圧迫したままぐりぐりと揺さぶったり、カリの段差で引っ掛けるようにして抉ってみたり、みじろぎのできないことをいいことにすきに弄り倒していると、最初は吐精とともに起こっていた腸壁の痙攣が終始止まらなくなってきた。頂点にのぼりつめたまま降りてこられなくなっているのかもしれない。男のペニスを見る。さすがに精液の製造が間に合わないのか、鈴口が空打ちをくり返していた。精をださないペニスを触手が手放し、代わりにさっきおれが足裏に使っていたブラシ状の触手が二体やってきた。亀頭の上下を挟むようにセットされたそれがゴシュゴシュと入れ違いに往復しはじめる。ぬるついた粘液を纏った無数の細かい繊毛が、敏感な亀頭を一切の容赦なく磨きあげる。目下で繰り広げられるあまりの仕打ちに目を奪われつつ、前立腺をぐちぐちと絶えず虐めていると、男のペニスが潮を吹いた。 「はは。ハメ潮えろ」  ぴゅっぴゅっと透明の汁を飛ばす陰茎。触手はその間も震える亀頭への責めを止めず、絶頂を極めて感度の高まったそこを磨きつづける。こちらも変わらず尻穴を堪能していると、また派手に潮を吹いて辺りに撒き散らした。成すすべなく犯されてる男の惨めな有り様に自然と口端が上がる。興奮する。鼓動が高鳴り汗が噴く。……防御魔法つらぬいて体液浸透してきてんじゃ、とよぎった可能性は見なかったことにする。その一方、尻穴を奪われてうろうろと漂っていた極太触手は、断続的に噴きだす潮にハッと気づいた様子でその体を細くさせていった。  元の凸凹はそのままに、歪ながらもスリムになった棒状触手が一本。それが男の尿道口に狙いを定めたのを見て驚いた。 「わはは。穴ならなんでもいいのかよ」  おれと一緒じゃん。  触手が鈴口を割りひらき、狭い肉のなかへ強引に押し入っていく。ずるずると尿道を犯されていく間、もはや訳もわからないといった様子で泣き叫んでいた声が、触手がある一点まで入りこんだ途端に途切れてしまった。 「ん?」  尿道を犯す触手がわずかに揺れるだけで、肉穴がぎゅうぎゅうと締まる。もしやと思って内側からそこを押しこむと、男のペニスがびくんと震えた。  なるほど。  触手の切っ先が前立腺を捉えたんだろう。狭い穴に媚薬を塗りつけて滑りを良くした触手のうごきが段々と大胆になってくる。小刻みに上下に振れて、こちゅこちゅと尿道側から前立腺をいじくっている。負けじと下方からもしこりを狙って強い穿ちを繰り返すと、途切れていた男の悲鳴がまた鼓膜に触れた。もしかすると今の一瞬意識をうしなっていたのかもしれない。目覚めた瞬間にこれはきついだろうなとおもいながらも腰は止められない。弱点である快楽の核を上下から挟み打ちにされ、おのおのに弄ばれる男の絶叫。戦慄くような痙攣も僅かな抵抗もすべて無視して人と魔物に犯される。逃げだすことはおろか、暴力的な快感を散らすこともできないまま、ただただ与えられるものを敏感な肉体で受け止めて絶頂することしか許されない身体。そのあまりに惨めな敗北に一層煽られて勃起が熱をもつ。触手が尿道の狭い肉を激しく犯す。相変わらずブラシ型の触手は亀頭を磨きつづけていて、竿に巻きついた触手は陰茎をぎゅうぎゅうと外側から圧迫して尿道を犯す触手の凹凸を敏感な肉に味合わせていた。延々と続く無慈悲な凌辱のうち、男の声がまた弱くなっていた。壁に耳を当てる。ひぐひぐと泣きじゃくるような声、限界を訴えて懇願するような弱々しい喘ぎまじりの泣き声が、前立腺に向かって強く腰を打ちつけることでまた絶叫に近い嬌声へと掻き消える。飽きない反応に煽られて、まだ楽しんでいたい気持ちとは裏腹に心身が高まっていく。 「は……っ……あー、出る」  最奥まで突っ込んでから精を吐きだす。ふう、と息を吐きペニスを抜く。触手と穴兄弟になってしまった。見下ろす先。尚も嬲られつづける男のペニスが苦しそうだったので、ついでに尿道の触手を抜いてやると、勢いよく潮を吹きだした。それから白濁をとろとろと漏らしてから、下半身がだらりと弛緩した。声が聞こえなくなる。足裏をくすぐっても反応がない。  その肉体にまた触手が群がろうとしている。  尻穴に侵入しかけた一本をピンと指で弾くと、塵になって崩れおちた。次々と尻を狙って沸きだすやつらも弾いて消していったが、途中で面倒くさくなって、指を鳴らして一気に焼きつくした。どうやら壁も魔物の術の類だったようで、触手を一掃すると壁も消えた。  後には地に伏せた男がひとり。  力なくしな垂れた身体は、意識を失ってもなお快感が尾を引いているのか、ぴくぴくと肌を震わせていた。男の横に腰をおろして髪を掴みあげる。  お、顔も好み。  というか、どっかで見たことがあるようなないような……ま、いっか。 「一発ヤらせてもらった礼ってことで」  転移魔法の陣を描く。とりあえず家につれこんだら風呂で綺麗にして、目覚めたら恩人面してベッドに連れこもう。なにかあったときのために魔物の体液もいくらか持ち帰って。  どんな声で鳴くのか。どんな顔でよがるのか。想像に胸を弾ませながら、パチンと陣の上で指を鳴らした。


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