王様ゲームで弄ばれる話 ①
Added 2023-05-12 14:30:00 +0000 UTC終電をのがした。 部署をまたいだ三次会終わり。後ろに三人の後輩を携えながら、タク代くらい出してやろうと鞄に手を突っこむも、 「おれの家にきません?」 その手をつかんだ後輩1が、ここから近いんです、と提案した。いいですねと後輩2が答え、おれもおれもと後輩3が乗るが。おまえら同期組はともかく、むしろおれは邪魔じゃないかと一歩引いてみたものの「この機会に、鷲見さんともっとお話したいです」なんて言われちゃワルイ気はせず、のこのことついていったのがすべての終わりで始まりだった。 「王様ゲームしません?」 つまみが錯乱する机の上に肘をつきながら後輩1、あらため烏丸がだした提案に鷲見は手を叩いて笑った。 「おっ、おま、王様ゲームって今どき」 「いいっすね。賛成」 「えっ」 「おれも賛成でーす」 「……まじ?」 今どき、ってか、このメンツで?男四人でやることか?しかし兎谷も馬渕も諸手をあげて賛成した。 「鷲見さん。いいじゃないすか」 ねっ、と烏丸が小首を傾げる。その爽やかフェイスと軽やかな声色で顧客の口から有無を奪うとされる男の前では自らも同様、まあいいかという気にさせられる。 「いいけど、やんならやるでつまんねー命令するなよ?」 「鷲見さんこそ。やだ、とか、だめとかはなしですからね」 「だは。なに命令する気だよ」 鷲見が笑うと、答えるように烏丸もほほえんだ。 最初の王様は馬渕だった。 「一番のひとが、すっげーエロく服を三枚脱ぐ」 なんだソレいっそ見たいわと笑ったが、一番は自分だった。 「仕方ねーな。お前ら、おれ渾身のストリップよく見てけよ」 見たこともないポールダンスを真似て、腰をくねらせながらワイシャツを脱ぎ捨てる。後輩らもキャイキャイと囃したてるので、興に乗ってそのままスラックスを脱いでから、手が止まった。あと一枚。さすがにパンツはアウトだろ。じゃあ残った半袖のアンダーシャツか?しかしこの空間にひとり上半身裸というのもどこか間抜けな気がして、捻った頭が靴下の存在に気づいた。するりと脹脛をすべらせ靴下を脱ぎすて、どや!と後輩らをみやるが、彼らの表情からは一切の笑みが消えていた。 「えっ」 まさか滑ったか。静かな視線にハラハラと冷や汗を垂らす心をよそに、烏丸がじゃあ次いきましょうかと促した。 「あ、次ぼくが王様でーす」 兎谷はだれよりも酔っていた。愛嬌のある顔を蕩けさせながら「2番と3番が濃厚チューで!」と命令を下す。鷲見はまた笑ったが、二番と書かれた棒をみて真顔になった。三番は烏丸だった。 「うぉ、おまえか」 「うおってなんですか」 「いや……わっ」 床に手をつきにじり寄ってくる。上から覆いかぶさるような体勢に、おもわず尻をずり下げた。 「先輩。逃げたらだめですよ」 「にげてな……んっ」 頬に触れた手に顔を上げさせられるやいなや、唇が重なった。ためらいゼロかよ。こいつもこいつで大概酔ってるな、とおもいながらつい唇を引き結んでしまうが、お題は濃厚チュー。ツンツンと唇をつく舌先を、口を開いて受け入れる。 「っ……ッ」 一瞬で口内を埋めつくすぶ厚い舌。ひけを取った舌は絡めとられ、ぬるぬると唾液をぬりつけられた。 「……ふっ……っ……」 烏丸の舌技は巧みだった。舌を絡ませ歯列をなぞり、尖らせたその舌先に上顎をすられるとゾクゾクと背筋が震えた。徐々に体勢が崩れ床に肘をつくも、烏丸は逃げるからだを追いかけるように密着させて唇を深く重ねた。 「……んっ、……ぅ!」 角度を変えて何度も口づけられ、呼吸を奪うような激しいキスに息があがってくる。頬に触れていたはずの指先がするりと耳を撫で、不意打ちに肩が跳ねた。すりすりと優しく触れられる度にたしかな欲が刺激され、目蓋に力がこもる。そのまま更に身を寄せられ、両足の間に割って入った烏丸の膝に股間を圧された同時、鷲見はその背を強く叩いた。 「おっ、おまえ、やりすぎっ……!」 「……はは。せんぱい、顔まっか」 クチん中弱いんですか?と問われて、酸欠だバカ!と胸元を肘で押せば、烏丸は呆気なくその場をどいた。 次は烏丸が王様だった。即決で『一番が三番を5分間くすぐる』と命令をくだしたものの、 「またおれ!?」 鷲見は割り箸にかかれた数字に目を剥いた。しかもくすぐりって、さっきの今では、なんか、なんつーか、ちょっと、 「一番おれっスね」 軽率な態度。軽率な口調。周りをひやっとさせながらもフットワークの軽さで実りをあげる男、馬渕が手を上げた。 「で? 鷲見さんはどこが弱いんすか?」 「言うかよっ」 「じゃ、手当たり次第で」 ずぼっと正面から脇へと手を突っ込まれ、薄いアンダーシャツ越しに脇を五指に引っ掻き回される。 「うはっ、あはははっ!」 「あ、脇? やっぱここはだれだって弱いっすよね? ほらこしょこしょ〜」 「ふはっ、あっ、やめろって、あははは!」 苦しさにおもわず馬渕の腕をつかむが、 「抵抗したらだめですよ」 背に回った烏丸に羽交い絞めにされる。ご丁寧に脇が無防備になるよう、二の腕の中間あたりを抱え固められ、自由をうばわれる。 「うえっ、あっ、ちょ、」 「ナイス烏丸。これで遠慮なくいけますね、ほーら」 「あはっ! ひはっ、ははははっ、ちょっ、まじで、」 こしょこしょと爪先が優しく掻くように動きまわる。脇と二の腕辺りの筋肉が勝手に緊張するが、逃れられないくすぐったさにすぐにほどけて、しかしまた無意識に緊張し、弛緩してを繰り返す。耐えようのないくすぐったさにカラダがびくびくと跳ね、笑いすぎて苦しくって、なんとか身をよじってかわそうにも背後の烏丸の拘束のせいでうまく逃せられず、容赦のない指先に薄い皮膚を掻き回される。 「く、くすぐった、あはっ、まっ、待てまっ、…て! ひんっ!」 脇を擽っていたはずの指がすっと脇腹まで滑り落ちてきて、大げさに腰が跳ねた。 「あっ、はっ、ま、」 「ひんって、なんすか今の声」 指摘され、かっと頬が熱くなる。 「もっ、もう十分だろっ、そろそろ終われって、」 「まだ二分もたってませんよ」 「うそっ、あはっ、待てっ、もっ、もうむり……っ!」 足裏で馬渕の身体を押し返そうとするも「だめですよ〜」と傍からみていた兎谷に押さえつけられた。手足ともに拘束されてしまい、もはや身を捩ることもかなわないという事実に心臓が冷えた。元々くすぐったいのは得意じゃない。むしろ苦手中の苦手なのに、こんな状態で、すき勝手されたりなんかしたら、 「……ま、じで待てっ、あっ、ひぅっ!?」 「ほーら。無防備な脇腹こしょこしょ〜」 「あはっ、はっ、やめっ、あはははっ!」 「くすぐったいのぜんぜん逃せられないの苦しいっすか? つらいっすか? 鷲見さんほら、つらい?」 「つら、つらいっ、ひぃんっ」 「へー」 へー!?へーってなんだ!?ヒィヒィと息もつけずに悶える鷲見に厭わず敏感な皮膚を掻きまわす五指。更に足を抑えていた兎谷が不意に足裏を掻いた。 「あはっ!? あっ、ぅはっ、はっ、あっ、あしっ、足だめっ、まじでむり、だって、っあははは!!」 暴れちゃだめですよ〜とビクビクと跳ねる太腿を押さえつけながら、兎谷の指は土踏まずを掻き回す。いっとう皮膚がうすく感覚の鋭い場所を容赦なくくすぐられて暴れずにいられるわけもない。 「あはははっ、あっ、まっ、まてっ、まっ、まひでっ、はっ、ふはっ、ははは!!」 二箇所、二箇所はむりだ。一点に集中して身構えることもかなわず、どこに力を入れたらいいのかも分からない。ふたりの指先にただ翻弄され、鷲見はひんひんと笑い啼くことしかできない。 「はっ、はっ、あ、ま、まじで、っ〜〜ぅあっ!?」 脇腹に触れていた片方の手が不意に太腿をぐにっと揉みこむ。 「太腿も弱いひとはよわいけど、鷲見さんはどう?」 馬渕は太腿を揉みながら、その指を徐々に足の付け根まで上らせていく。そこを淡いタッチで触れられると、もはやくすぐったさだけじゃない感覚を覚えて鷲見は慌てた。 「あっ、ひゃはっ、はっ、ははははっ、だっ、やめろっ、やめっ……!」 息ができない。生理的な涙が滲んで視界がかすむ。それでも止まらない二人の猛攻にぐねぐねと腰が動くのが止められない。 「あは、えろ……」 「まてっまっ、あはははっ、まじでも、もうっ、いっ、息できなっ、ッ〜〜〜〜〜!」 くすぐったさが閾値を超えて、全身がガクンと大きく震えた。同時に三人の手から解放される。すぐには立ち上がれず、鷲見はしばし床にひれ伏したまま肩を上下させていた。 「っあ……は……、」 あ、頭がくらくらする……。ぽけーっと眩む視界を下げると、下着にテントに張った自身の起立を捉えて鷲見は即座に起きあがり膝を立てた。 な、なんで。というか見た?みられた? 「じゃ、次いきましょっか」 なにも言わない彼らの態度に安心するのも束の間、 「じゃあ次は、二番が一番を使って得意のエロテクをみんなに伝授するで」 鷲見は手元の1の数字をみて愕然とする。 「ま、またおれ……?」 というか、 「なー、おれ全然王様になれねんだけど……」 「運悪いっすね」 「鷲見さん前に社長賞貰ってたし、そこで運使い果たしたんじゃないすか?」 「運じゃねーわ」 しかし一方で「ぼくが二番です!」と宣言する兎谷をみて、ほっと胸をなでおろす。エロテクという意味で、どこかひん曲がってそうな烏丸や馬渕よりはマシな気がしたが、 「ぼく、乳首責めが好きでわりと極めたんすよ」 兎谷をかわいいカワイイと評する女子社員が聞けば卒倒しそうな台詞を吐きながら、背後からガッチリと固められて、鷲見は先程まで自分の足裏を無邪気に弄んできた人間が誰であったかをおもいだした。 「いや、おまえ、ま、まじで?」 「だーいじょうぶですって。ちょっと触るだけですから、ねっ」 「いやいや、っ……!」 胸の突起に兎谷の指が触れる。そのままアンダーシャツ越しにすりすりと擦りあげられ、 「っ、っ……」 「乳首よくわかんな~いとか、くすぐったいだけ〜っていう子をモロ感に仕立てて、なんで?って戸惑ってる顔みるのが好きなんですよねぇ」 「ひっ……ッ、」 「あーでも鷲見さんは出だしから感じてそうだし、あんま時間かかんなさそう」 「かっ、感じてねーわ、っ、ッ……!」 触れるか触れないかの位置で、乳頭を爪でかしかしと引っ掻かれる。 「っ、っ……!」 「あは、そんな顔して言います?」 うごきを止めようと兎谷の腕を掴むが、さっきの今であまり力が入らない。あくまでも優しい指先に緩い刺激を折り重ねるようにあたえられて、じわじわと性感が高まっていく。 「鷲見さん、ね、かたくなってきた」 耳元にささやかれて、 「目ぇ瞑ったらダメですよ。王様の命令ちゃんと聞いてました? 伝授しないといけないんですから。鷲見さんもちゃんと見ていてください」 「……ゃ、ッ」 「ほら、見て。やわい刺激に焦れてビンビンに勃起した鷲見さんの乳首。薄〜いシャツ押しあげてちょっと透けてんの。すごくエロい」 「っ、っ……な」 「でね、こんなふうにソフトタッチで育ててあげて、勃起しはじめたら本番です。不意にぐにぃ~って横から潰してあげて……」 「あっ……!」 「キュッと摘んであげたり、指の側面で転がしたり……」 「……っ、ん、んんっ……!」 「鷲見さんにはこっちの方がいいかな? こうして根本から絞りあげるようにつまんでから、きゅっ、きゅって指圧を繰り返すの、ほら」 「あひっ……!? そ、れっ……それやめろっ、ッ」 逃れようと上半身を前に倒すも、兎谷も前かがみになって追いかけてくる。巧みな指先は突起を捉えたまま離れずに、後輩の愛撫にびくびくと踊らされる。 「あぅっ……は、……っ!」 摘まれるたびに溢れる性感に戸惑いを隠せなかった。なんで。どうして。乳首なんて感じたことどころか意識すらしたことなかったのに。なぜなぜが回る渦中のなか、ふと第三者らの存在を思いだす。はっとして視線をあげると、二人の後輩は黙ってこちらを見ていた。 こんな、ただのゲームで、お遊びで。本気で感じはじめている自分を、黙ってみている。 「ッ、───兎谷! もっ、もういいだろ、もう次にいこうぜ、なっ?」 「そうですね。こっからはローションを追加していきます」 「は!?」 いつの間に。どこから。取りだされたローションがとろとろと垂らされ胸元に広げられる。濡れた薄い布ごしに勃起した乳首が透けてみえて、自分の目でみてもいやらしいと感じるその失態に頬が熱くなっていく。 「も、まじで……っ」 やめろ、と声にするよりも先に、兎谷は手のひらで素早く胸元を上下に擦り始めた。 「アッ……!?」 一往復するたびに乳頭を激しく擦られ、それもシャツの繊維の感触とローションのぬるぬるが加わって腰が引けるような快感に襲われた。 「ま……って、それっ、や、め、ぁっ!」 「ローション足されるとすごくないですか?」 「い、やだっ……ッ」 「やだの顔じゃないですよ、ほらぬるぬるきもちいいですね〜」 「ぃうっ、ぅんんん……!」 容赦のない愛撫にびくびくと上半身の震えが止まらない。たまらずに逃げようと身をよじれば、叱咤するようにきゅっと乳首をつままれた。 「あ゛っ……!」 乳首の快感が下半身に直結する。肉体が芯から熱をもち、勝手に快感を享受する体勢に入ろうとする。だめだ。それはだめだまじでだめだ。焦る鷲見を厭わず兎谷は嬉々として乳首をいじり続けた。右の突起をぎゅっぎゅっと摘まれ、左はカリカリと優しく掻かれる。左右別々の刺激に灯された熱がいよいよ危ういラインに到達しようとしていた。 「や、めろ、兎谷っ……も、十分だからっ……」 「ほんとに? ちゃんとおぼえられました?」 「覚えたっ、おぼえた、からっ、あっ、ア、っ、まて、ま、じで……ッ!」 「ほんと? ほらこーやって、ぬるぬるにした乳首を根本から先っぽまでにゅるんにゅるんってしごきあげるの。これおうちでも自分ひとりでできますか?」 「あぁあっ! だっ、め、それやめろっ……!」 「やっぱりだめなんじゃないですか」 「ちがっ、できるっ、できるからぁ゛っ……!」 「きもちよくっても止めちゃだめなんですよ? わかります? ちゃんと自分のこと最後まで追い詰められますか?」 「あ゛っ、でき、るっ、っ、ッ、あ゛っ♡」 「ぜったい嘘じゃないですか〜。こんなにからだ逃げたがってるのに」 「……あ゛っ、ッだ、って……ぇ゛♡」 逃げても追いかけてくる指先に突起をこねられ擦られ扱かれて、奥から未知の熱が這い上がってくる。 「やだっ、まて、兎谷っ、兎谷っ、まじで、っ、ッ〜〜〜〜〜〜♡♡♡」 両乳首の乳頭をくりくりと指先に転がされ、不意につよく押し込まれた瞬間、蓄積された快感が弾けた。 「あ゛、ア゛っ………♡!!?」 小さな突起から甘くて耐え難い熱がぶわっと広がり、快感の痺れが全身に行き渡る。 「……っ、っ、っ〜〜〜〜〜〜ッ!!」 衝撃の強さに声もだせず、びくんびくんと身体が痙攣を繰り返した。それは確かに絶頂時の反応だったが、してない。射精はしていない。人生ではじめての吐精を伴わない絶頂に呆然とする鷲見に、その快感を練りこむように兎谷は乳首をぐりぐりと潰した。 「いぅ、うっ……♡ やっ、ぁ゛」 「ほんとにイッちゃいましたね」 耳元に吹き込まれる甘い声に羞恥がこみあげる。イかされた。見られた。後輩の前で、ビンビンの乳首も、弄られてかんじて、イくとこまでぜんぶぜんぶ、みられた。 「はい先輩、じゃあ次引いてください」 「……ぅ、おれ、もう」 「引かないと余ったやつになりますよ」 ほら、と半ば強制的に棒を引かされる。 「あ、王様おれですね。じゃあ次は二番」 手元に落ちる2の番号。 「電マ耐久一時間で。耐えきれなかったら罰ゲーム追加にしましょう」 命令を下して笑う烏丸。鷲見は泣きそうな顔で後輩を見上げたが、すでに電マを掲げた烏丸が目前に迫っていた。 「まっ、待て待てまて! なんでこんなおればっか」 「ほんとに運がない人ですね」 「まじっ!? まじで言ってんのッ、っ、」 丸いヘッドが股間に押しつけられ、間髪入れずに電源が入れられた。乳首イキをキメたものの射精にたどりつかなったそこに与えられる直接的な刺激。全身にぶわわっと快楽が花咲くが、この状況下でそれに浸るわけにもいかない。 「あ゛ぁああああ゛っ……!!!」 「わ、すごい反応」 「やめ゛っ、あ゛っ、〜〜〜っあ、あてんな!! まじでもうやめろってぇ゛!」 「あー。暴れちゃだめですよ」 「仕方ないですね〜。ほら、鷲見さん。手も足もないないにしちゃいましょうね」 「待てっまてまてまて……!!」 床に倒され、両手首を頭上に縛られる。足首も同様にピタリと合わせて縛られて、床に押しつけるように肩を兎谷に押さえられ、太腿の上に烏丸が腰をおろせばもはや鷲見は芋虫のように震えることしかできない。 「なっ、ちょ……っと、お前ら、おちつけって! てかエロいの禁止! えろい命令なしでやろうぜ!?」 「えー、つまんない命令すんなって言ったのは先輩じゃないですか」 というか、と烏丸が続ける。 「べつにこれ、えろい命令でもないでしょ。ただのマッサージ機だし。エロがいやっていうんなら、先輩さえそういう気分にならなきゃいいんじゃないですか?」 むちゃくちゃなことを言いながら、烏丸はまた電マを股間に押しつけられた。 「うぁあ゛っ!?」 「ほらせんぱい、感じちゃだめですよ」 「あっ、ッ、ぐ、うぅうっ……っ、ぁあ゛っ、むりっ、むりぃ……!!」 「あはは、一瞬で勃起した」 ボクサーパンツを突き上げる起立を下着越しになぞられる。それだけでもつらいのに、激しく震えるヘッドに陰茎を倒され、敏感な裏すじに押しつけられた瞬間、耐えきれない性感が駆け抜け鷲見の腰がビクンッと跳ねた。しかし太腿に乗る烏丸の体重に相殺され、満足にのた打つこともできないまま敏感な部分を重振動に嬲られる。 「んんんん゛ん゛っ!!! っあ゛っ、ぅくうぅ゛! は、なせって……まじで、っ、ッあ、やば……っ」 あからさまな嬌声が止まらない。恥ずかしいとおもうのに、のぼりつめるものを止める術がない。 「あっ、ひぅ゛うぅうっ……♡♡ やめろ゛、まじで、ア゛ッ♡♡ いくっ、いくいぐっっい、く、くるからっ、もう、はなし……あ゛ッ────!!!」 びゅくびゅくと下着のなかに吐きだす白濁すらも震わせられ、 「はや」 腰を据えて眺めていた馬渕が笑った。駆け巡る羞恥も途切れない快楽に一瞬で蹴散らされる。 「はあっ、はっ………ッア゛ァア!!?」 玩具のスイッチは切られず、ペニスに押しつけられたまま。見上げた先、烏丸は平然と口端を上げていた。 「なっ、なんで、っ────ヒ、ィ゛♡ まっ……て、今きつい゛っ、きついからっ、ア゛ッ!!?」 「ちゃんと聞いてました? 耐久一時間って、おれ言いましたよ」 「うそっ、あ゛っ、だめっ、いまっ、い゛まはっ、ほんとにッ……あ゛ああぁああ゛!!」 絶頂直後でひどく敏感な陰茎を激しい振動に弄ばれて、正気を保っていられるはずもなかった。暴力的な刺激から逃げようと悶えるからだを押さえつけられ、一切の容赦なく強烈な快感をその身に注ぎこまれる。 「ひぅうううう゛っ!!! やだぁ゛っあっあっアッ、むりむりむり……ぃ゛♡♡」 「あ、またイッた」 「っ、ッ〜〜〜〜〜〜♡♡♡」 「溜まってたんすか? もう下着のなかぐっちゃぐちゃですよ」 「……あ゛っ、……む、りっ、まじで、ぁ゛ああッ♡♡ っもうッ……きつい゛っ、きついぃ゛っ!!」 「んー。でも一時間って言っちゃったんで」 そう笑いながらカリ裏に電マを押し当てられて、鷲見は背筋をガクンと仰け反らせた。 「あ゛っ、……あ゛っ、あ゛───♡♡♡」 三度目の絶頂の波にさらわれる。それでも止まらない猛攻に、快楽の濁流に、脳髄を掻き回されるようだった。パチパチと視界が弾けるように明滅して肉体の限界を訴えた。 むりだ、むり、こんなん一時間なんて、ぜったいに、おかしくなる。 「ひぐっ、ぅうう゛んんんん……♡♡!!」 「カリ裏すきですか? いい反応しますよね」 「ひゃんっ♡♡ だ、め、ッそこあてんなっ、やめろよぉ゛っ!!」 「だめ? でもいい声でてますよ。こうしてスリスリされるの好きでしょう?」 「あ゛ぁあああ゛!! す、きじゃない゛〜〜〜♡♡ ッ……あ゛ッ、あ、あっ、やだ、やっ、またイ゛く、くる……ッ!」 「いいですよ。ほら、後輩にちんこ虐められてイッてくださいよ。何回でも。どーぞ」 「やだっや゛だやだ、やっ!! ……っも、イ゛きたくな、ッッ……っ〜〜〜〜〜〜♡♡♡!!!」 「はは、すごい痙攣。これイッてるんですよね? そんななかで亀頭にあてたらどうです?」 「あぁああああ゛あ!!?」 「おー、喜んでる喜んでる」 「よろこんでない゛ぃ!! そこだめっ♡!! さきっぽだめ゛っ、だめっ、あ゛っ♡ やだっあ゛ぁあああああ゛!!!」 精液でぐちゃぐちゃの亀頭にヘッドを押しつけられる。強烈な快感に必死にかぶりを振るも烏丸は笑みを返すだけで、鷲見の反応を見ながら今一番当てられたくないとこを狙って振動を注ぎつづけ、連続絶頂を促す。腹筋がひどく波打ち、全身から汗が吹きだす。その異常に三人だって気づいているだろうに、知らないふりで、あるいは知ってもなお逃げ場のない体に執拗に快楽を押しつけた。 「い゛ぅっ、う゛ぅううう……!!!」 「鷲見さん、顔まっか」 肩を抑えこむ兎谷がその表情を覗いて笑う。必死に顔を逸らすと、咎めるように鈴口に振動を当てられて、なりふり構っていられなくなる。 「あ゛ぁあ゛っ、あっやだっ、もう終われよぉ゛っ……!!」 「まだ十分も経ってませんよ。ほら、せんぱい、もう一回イッて」 「うそっ、や゛ッ……ああっ、ア゛ッ、ッ────!!!」 全身が硬く強張り、かとおもえば次の瞬間にはガクガクと小刻みに震えだした。強烈な快感を上塗りされる中、その兆しに気がついた鷲見はぶるりと全身を震わせた。 「ふぐっう゛っ、う、ッ〜〜〜〜〜〜あ゛っ♡ ま、って、待てっ、なんかっ、なんかおかしい゛ッ」 「なにがですか?」 「なんかっ、で、……る゛、漏れるからっ、すとっぷ、と、トイレいかせてっ……!!」 「あー。それたぶん大丈夫なやつですよ」 「ひぃいいいい゛ッ♡♡♡!!?」 だいじょうぶって、なにが、なんで。ずっと大丈夫なんかじゃないのに、なんでとめてくれないんだ。 「っ、くぅう゛ッ♡ まじでっ、まじでやめろッ、でっ、ッ、っ………!!」 「先輩もしかして耐えてます? それすると余計イッた時つらいですよ」 「……っは、あ゛ぅっ♡ っ、っ、ひっ、んんん゛……!!!」 「はは、がんばれがんばれ〜」 こみ上げる予感に必死にこらえる姿に烏丸は口元を歪めながら更に追い詰めていく。鷲見は奥歯を噛みしめてこらえようとしたが、散々嬲られてもはや敏感に熟れきった肉棒の限界は早々に訪れた。 「っ、っあ゛ん♡♡♡ やだっ、やっ、やだやだやだやだ!! あ゛ーイく!! ぃ゛っ……イっちゃ、────あ゛ッ…………!!!!」 一段と深い絶頂に落とされたと同時、尿管を液体が走りぬけた。 「っ、っ〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡♡♡♡」 ぷしゅっ、と尿道口から吹きだす感覚に絶望する。しかし立ち込める筈の香りを感じず、鷲見は呆然と口を開いた。 「はへっ……へ、ぁ?」 「先輩、潮ふきましたね」 「……し、しお?」 なんで、 「……おれ、おとこなのに」 「あはは。亀頭ばっかいじれば、男でも出せるんですよ、ほら、わかんないならもう一度だしてみます?」 「……な、ッひ───!!」 「下着邪魔ですね。もう意味ないし」 濡れた下着をずらしてペニスを露出される。直接に性器を見られたことに羞恥をおぼえるも一瞬。一段回振動をあげた電マに直接先端をなぞられ、ガクンと腰が跳ね上がった。両肩は床に押さえつけられたまま、不自然な体勢に硬直した状態で烏丸に踏まれたままの太腿がぶるぶると勝手に震え上がった。 「あ゛っ………!!?♡」 潮を吹くまでに虐められた亀頭は一段と敏感さを増していた。ぬるぬるで赤く熟れた先端をきつく震わせられ、またすぐにさっきと似た感覚が這い上がってくる。 「あっ、あっ、だ、め、やっ……これいやだっ、またくるっ、くるからぁ゛っ、やめ゛っあ゛っ♡あ、ッんんんんん゛、も゛、い、ぐぅう………ッ♡♡♡」 ぷしゅ、とむりやりに潮を吹かされる。烏丸はそれでも手を止めず、鈴口にこすこすと電マを押し当てて潮を四方八方に飛び散らせた。 「あ゛あ゛アッ!!? っ、っっ〜〜〜〜〜だ、め、っあっ♡♡♡」 「ようやく十五分経ちましたよ。あと四十五分、がんばりましょーね」 「ぁああああ゛っ、むりむりっ、もうむり゛っ♡ やだっ、や゛っ、きついっ、きつい゛っ、ちんこもうむりっ、むりだからあ゛ぁあっ♡♡♡」 「いやですか? なら罰ゲームですけど。ほんとうにいいんですか?」 この状況下での罰ゲームに、いい予感がするわけもない。 「……ぃ、やだ、ッ」 「じゃー耐えるしかないですね。こっちは手加減しないんで、精々そのザコちんこでがんばってくどさい」 「ぁあああぁああ゛!!!」 どれだけ泣き叫ぼうが、連続絶頂にのた打ち回ろうが、烏丸がその手を緩めることはなかった。むしろみっともない反応をみせるほど興に乗ったかのように絶頂に震える身体に無理を押しつける。 兎谷と馬渕は手出しをしなかったが、その視線に射抜かれているという事実は少なからず鷲見の精神を追い詰めていた。肉体は烏丸に嬲られ、射精と潮拭きを繰り返す。そのうちに出すものがなくなり、鷲見は人生で初めてのドライアクメを経験させられた。その衝撃の深さに、本能的な部分で感じ取った肉体の危機に暴れる身体を抑え込まれ、連続アクメに晒される。もはや天地もわからぬほど追い詰められて、鷲見はとうとう限界を訴えた。 「もう゛っ……むり、ィ゛!! も、おわって、おわってくれ゛……ッ!」 まっかに染まった顔で、開きっぱなしの口から唾液を垂れ流しながら鷲見は白旗を上げた。 「ばっ、罰ゲームでも、なんでもいいからぁ゛っ♡♡」 「残りもう十分ほどですけど、ほんとにいいんですか?」 「いい゛っ、いいからおわって、もう゛限界……ィ゛っ、っ、ッ────♡♡♡」 「ほんとにほんと?」 「っほ、んと、ア゛ッ♡ むりっ、ひぬっ、ひっ、またいくっ、いくいくいくっ、っ、ぅ゛〜〜〜〜!!!」 「わかりました」 烏丸はあっさりと玩具のスイッチを切った。手を押さえつけていた兎谷も離れていく。 鷲見は余韻にびくびくと体を震わせた。苦しい。息が、からだが。もうおわったのに、まだイッてるみたいな震えが止まらない。大きく胸元を上下させながら、しかしなぜか拘束が解かれないことに気がつく。視線をあげると、目があった烏丸が優しくほほえんだ。 「それじゃあ、ベッドに移動しましょうか」 「なん、……なに」 へろへろのカラダでろくに抵抗もできず、やわらかいベッドに落とされる。足首の拘束は解かれたが、今度は太ももとふくらはぎを重ねるように縛られた。更に膝に通した紐をベッド上部のポールに結ばれて、開脚の姿勢に固定される。 「えっ、や、まじでなに、っ」 「あ、パンツ脱がしとくの忘れた」 足の間に腰を下ろした馬渕が言うと、烏丸がカッターナイフを渡した。鈍く光る切っ先に、おもわず身がすくむ。 「あ、こら。痛くしないんで、暴れないでくださいよ」 「っ……、」 下着の両サイドがカッターの刃に割かれ、そのまま取り上げられる。え、おれ、ノーパンで帰んの?ふと不安がよぎるが、いまはそれどころではないはずだった。 「上も切る?」 「や〜シャツはほら、この方がエロくない?」 兎谷は鷲見の頭上にあぐらをかいて、鷲見の肩をずるりと引き寄せ自分の足の上に乗せた。アンダーシャツを鎖骨までめくりあげて、露出した乳首を摘みあげる。 「ひんっ……!」 「ね、乳首も触りやすい」 罰ゲームって、またそこをいじられるのか?先程あたえられた快感を思いだして身震いするも、兎谷は呆気なく手をはなした。横に腰をおろした烏丸が、鷲見の不安に答えるように口を開く。 「罰ゲームは手マンです。今度はおれたちが満足するまで続けるんで、無理、とか、だめ、とか言ってもぜんぶ無視しますからね」 「……は? てっ、や、おれ、手マンできる場所ねえよ」 「それはさすがにかまととぶってません?」 馬渕が鷲見の尻穴に触れる。「前立腺マッサージとか、聞いたことないっすか?」と問われるが、いやちが、ちがう、もっとそもそもはなから、 「まっ、まてまてまて、まじでまて! おまえらなんかっ、なんかおかしいぞっ、なに、なんでっおれに、こんなっ」 三人は一度顔を見合わせてから、また鷲見に視線を戻した。 「おれにこんな、なんですか?」 「こんなっ、……え、えろいことばっかすんの?」 「端的にいえば鷲見さんがエロいからっすね」 「は!!?」 「もういいですか? さっき触れなかったせいでムラムラしてんすよね」 「いやっなにもよくなっ、ッ!」 身構えるよりもはやく、ローションをまとった指先がぬるんと入りこんだ。 「……ぅぐッ、っ……」 「鷲見さん、力抜いて。リラックスしないときもちよくなんないすよ」 「な、んねーよっ、ばかっ、ッも、抜けっ……!」 「あー、否定しちゃうと後から恥ずかしいの自分っすよ?」 ぐにぐにと中を荒らされる。馬渕は一度指を抜き、ローションを足してもう一度挿しこんだ。圧迫感と不快感しかない。きもちよくなんてなるわけない。そう高をくくるも、後穴がほぐれ、二本目の指が入るころには鼻を鳴らす余裕もかき消えていた。 「鷲見さん? なんで唇噛んでんの?」 「っ、っ……!」 「声出そう? ほら、ここだろ」 「……ッ────!!」 「はは、わかりやす」 きつく眉間を寄せて、必死に抗い悶えるさまを笑われる。馬渕は指の腹で内壁のしこりをぐいぐいと押し上げていた。ちょうどペニスの裏にあたる部分。そこを押しこまれるたびに腰が砕けそうな感覚が走る。熱いものが奥から溢れだすような、なにか漏れだしそうな危うい快楽。未知ゆえに耐えようがなく、刺激される度に頭がパチパチと白く弾けるほどだったが、それを表に出さまいと鷲見は奥歯を噛み締めていた。 「っ、ッ……ふぐっ、う、ぅっ」 「耐えてんのもおもしろいんですけど、普通にちんこたっちゃってますからね。なんも隠せてないッスよ」 「……んん゛っ、ッ……!」 あくまで優しく、一定のリズムで性感帯を指の腹に叩かれる。それはまるでここがきもちいい場所なのだと教えこむような愛撫だった。先程までの暴力的な快感とは異なる、しかし確実に腰元に溜まっていく快楽の火種に対して陰茎はふるふると先走りを零していた。 「すごくきもちよさそうな顔してる。ね、鷲見さん、そろそろ声聞かせてよ」 「ッ、ッん゛………!!」 手持ち無沙汰の兎谷がさわさわと耳を撫でる。強張った体をほどくような愛撫を散らそうと頭を振ろうとしたところで、後孔の性感帯を揃えた二本の指先に押しこまれる。 「……っ、ふ、……んっ、んんん゛ッ……!!」 「なかヒクヒクしてきた。そろそろイきそう? いいっすよ、ほら、きもちいいのに集中してください」 「……っ、っ!!」 「ね、きもちいい、きもちい〜」 「んぅッ、ッ…………っ〜〜〜〜〜」 そんなところでイけるわけない。イけるわけなんてない、のに、 「っ、ア゛ッ…………!!!」 快感を生むしこりを押し込んだまま揺さぶられ、ついにその奥で熱い快感が弾けた。 「っ……っひ、ア゛、ッ────♡」 尻穴がぎゅうう、と馬渕の指をしめつける。不自由なからだをビクビクと震わせながら鷲見は強制的に叩き込まれた絶頂に戦慄いた。 「ひぅっ、……い゛……っは、は、あ」 「やっと声でましたね。じゃあ続けますよ」 「あ゛っ!? やっ、なっ、なんで……っ」 「なんでって、おれたちが満足するまで続けるって言ったじゃないですか。先輩はただきもちよくなってりゃいいんすから、べつにいいでしょ」 「あ゛あっ、やっ♡ まって、いまイ゛ったっ、からッ……イッたあとやめろっ、やだっ、あ゛っ!!」 「じゃーイかなきゃいいんじゃないすか?」 けらけらと笑いながら指を揺り動かす。絶頂に打ち震えて過敏になった肉壁を、脈打つ前立腺を磨りあげられて、先程の心地よさを錯覚するような優しい快感とは違う、身を捩らずにはいられないような刺激の連続に翻弄される。 「あ゛あぁあっ!! まてっ、まてっ、て、ア゛アっ……!!」 「鷲見さん、ね、こっちでもきもよくなりましょーね」 「ひっ!?」 兎谷の指に乳首を引っ張られて、鷲見は背筋を反らして目を見開いた。 「あ゛っ………♡♡♡」 「あはは、乳首ひっぱった瞬間、すげーケツしまったんだけど」 「連動してるんですか? 器用ですねぇ、それともそんなに乳首がいいですか? またローション垂らして、ぬるぬるでいじめてあげましょうか?」 「あぁあっ♡♡ あっ♡ やだっ、あ、いやだ、ぁ゛!!」 「そんなヤダヤダばっかじゃなくって、素直にきもちいいって言ってくださいよ。ほら、先っぽくりくりきもちいい〜」 「やん゛っ♡♡! っ、っや、アッ、っ〜〜〜〜〜!!!」 「あ、またケツでいきました? 痙攣すごいっすけど」 「あっあっあ゛っ♡♡♡!!」 前立腺を容赦なく揉みこまれ、乳頭をカシカシと爪先にくすぐられる。上下から与えられる快感に混乱した頭がスパークする。しかしからだは与えられる快感を余さず味わい全身を伝って震わせた。蕾を犯す二本の指が徐々に慣らすような動きから大胆に変わり、にゅるにゅると緩いピストンを繰り返す。突っ込む度に前立腺を指先で圧迫し、そのままそこを抉るように指を鉤型にして抜きさる。信じられないほどの快楽を産むその動きに鷲見の縛られた足がガクガクと痙攣を繰り返す。 「────っ、ひ、ぐっ!!? だ……ッめっ♡♡ それっ、それやめろ゛ッ、やっぁああ゛あああっ♡♡」 「あ、これ? 気に入りました?」 「ちがっ、だめっ、だめだめだめだめっ、あ゛、イ゛、くからっ、イくからやめてっ、やだっ、っ、ッ〜〜〜〜〜♡♡♡」 「それ言われてやめると思います? むしろもっとしてほしくてわざと言ってる?」 「……ちが、ア゛ッ、まじでだ、……っめ゛、ぁあああ゛っイくぅ゛……!!!」 ぐりゅんっと熟れた肉壁を抉られ前立腺を引っ掛けられ、鷲見は腰を大きく跳ね上げて絶頂に達した。それでも止まらない指先の律動に唯一自由な頭を必死に振り乱した。 「あっあ゛ぁああああ!! やだっ、ケツやだっ、やっ、あんっ♡♡ またイくっ、いくいくいぐ、ぅ………ッ♡♡♡」 「おーすごい痙攣。手マンちゃんと楽しめてよかったですね」 「やだっ、あ゛あっ♡ あっ♡ よくないぃ゛っやだぁ♡♡ もうやっ、あ゛っ、あああんん゛んッ♡♡」 「すぐバレる嘘ついてちゃダメでしょ。こんなにイッといて。オシオキに前立腺ぐりぐり〜」 「あ゛う゛っっっ♡♡♡!! う゛っ、っ、」 「もう声もだせない? でも乳首も忘れちゃだめですよ」 「ひいっ、イッ♡♡ ちくびっ♡ ちくびもだめっ、だめっ、だから、もうやめてっ、はっ、はなして、はなせよぉ゛!!」 ローションでにゅるにゅるの乳首を弾かれてイく。イッてる最中に締まる後孔を広げるようにピストンされてイく。イくたびに頭がどろどろになって、大事なところが削ぎ落とされていく。不自由なからだがもどかしくって、でも敏感になった今では自分を締めつける拘束にすらおかしな感覚を覚えてしまい、鷲見はただすべてを否定するようにきつく唇を噛み締めた。 「んんっ、ん゛っ、ん………♡♡♡」 「そろそろ三本目も入りそうっすね」 薬指が差込まれる。増した圧迫感に呻くも一瞬のことで、二本の指にしこりを括りだされた上に中指の腹で弱い場所を撫でられて鷲見は声高く鳴いた。 「……あ゛っ、ッ──────!!!」 逃げられない前立腺をくりくりと一切の容赦なく弄ばれる。 「あ゛あっ、あっアッ♡♡ もうだめっ、だめっ、おかしくなる……ぅ゛♡!!」 「なってくださいよ、ほら、はやく」 「あっぁああああ゛っ!!!」 「このままぐりぐりこねくり回してあげましょうか? 次はこれでイッてみてください」 「いやっやっ……ッやだっ、アッ、ッ、っ、〜〜〜〜〜〜♡♡♡♡」 「イくまで止めませんよ」 「イ゛ッ……だ!! 今イッた、からぁ゛!! もうとめてぇ゛!!!」 「じゃー次は指トントンでイきましょーね♡」 「やらぁ゛ッ♡♡♡ い゛ってる、のにぃ♡♡ またイ゛くっ、いぐいぐいくいくっ、ぅ゛…………っ!!!」 ぽろぽろと目尻から溢れた涙が頬をつたい落ちる。もう限界なのに、とっくの昔に許容範囲なんて超えてるのに。無理矢理に快感を注がれて、絶頂のさなかに更に深い絶頂を強要される度に頭が真っ白になるのに、どれだけ訴えてもまともに取り扱ってもらえない、意思を無視した快楽の連続に理性が突き崩されていく。 「ひぎっ、ィ゛っ、やだっ、ア゛ァアっ♡」 ぬぽぬぽと抽挿される。腰が勝手にカクカクと振れるのが恥ずかしいのに止められない。 「エロい反応するなあ。鷲見さん、これ撮ってもいい?」 「やだっ、やめろっ、ッ、っあん゛♡ んんん゛っ、ん゛うぅう!!」 「でも今撮られんの想像して締まりませんでした? やっぱりそういうのすきなんすか?」 「ちがっ、ちがう゛ぅ、やだっ♡ もう゛いやだっ、あ゛っ♡ またイ゛くっ、いぐのやだやめてっぇえ゛っ♡♡♡」 「あはは、まじで締めつけやば。指もってかれそうなんだけど」 一段と深い絶頂に落とされる。背を思いきり反らすと突きだした乳首をくりくりと弄られて、今度はそれから逃げようと背が丸まり、そうした逐一の反応を取り立てて指摘されて、鷲見の表情は羞恥に歪んだ。 「う゛うっ、うっ、もうやだっ、や゛、あっ、あぁあああ゛あ!!」 「じゃ、そろそろ交代しましょっか」 ちゅぽんっと馬渕の指が抜けた。刺激の喪失に安堵するもつかの間、馬渕のいた場所に烏丸が入れ代わり、予感に震える鷲見の瞳にほほえみかけた。 「それじゃあ先輩。がんばるんで、おれの手マンでも感じてくださいね」 「……や、やだ」 「電マに耐えられなかった先輩に拒否権ないですよ」 おれたちが満足するまで終わりませんからと続けられ、 「それっ、い、いつまで」 怯えの滲む声で尋ねるも、烏丸は小首を傾げてから、さあ?と笑うだけだった。 「ゃ……やだっ、いやだっ、ほんとにやだ、もっ……ぅ゛」 鷲見の震える瞳から涙が決壊する。ひぐひぐと鼻を鳴らしながら泣く様を後輩たちに見られている。それがどれだけみっともないか理解はしていても恐怖が勝っていた。 「た、たのむからっ……何でもするからっ、もうゆ、ゆるしてくれよ……っ」 「なんでも?」 「するっ、するっ……!」 「じゃあ、おれたち三人の恋人になってください」 「へっ、……は? っ、あ゛っ♡!?」 予想外の言葉を理解する前にぬるりと烏丸の指が肉輪を割って入りこんだ。 「あひっ♡ やだっ♡♡ 手マンもうやだっ、やめろっやめてっ、おねが……っ!!」 「じゃあ言ってくださいよ」 「ひっ、っ────♡♡!!!」 「おれたちの恋人になるって」 一瞬で弱点を暴かれる。散々なぶられて熟れきったしこりをまた刺激されて、すぐに快感の波に拐われる。 「ああぁああ゛っ!! ア゛ッ♡ またっ、またイ゛ぐぅ♡♡」 「イくじゃなくて、ほら、せんぱい、言わないと終わんないですよ」 「それとも朝までされたいっすか?」 「ぼくたちはぜんぜんいいですけどね〜。鷲見さんの乳首、服に擦られるだけで感じるようなるまで育ててあげますよ」 「んんんん゛っ♡ あ゛っ、ちくびやっ、アッ♡♡ やだっ、あっ、おっ、おかしくなるっ、もうおかしくなるからぁ゛ッ、っ〜〜〜〜〜♡♡♡」 「じゃあ言えますか?」 またイかされる。追い詰めるような指の動きに快感がせり上がる。自分じゃ止められない。もう止めてほしい。この快楽地獄が終わるなら、もう、もうなんでもいい。 「わかっ、たぁ゛……!! なるっ♡♡ なるからぁ……っ♡♡」 「なにに?」 「こいびとにっ♡ おまえらの恋人になるからあ゛っ、あっ♡ イく、やだっ、も、ばかになる゛、ッ、っ────!!」 ガクガクと不自由な痙攣を繰り返す太腿を烏丸の手がそろりと撫でた。 「じゃあ、これからはおれたちの言うことに逆らっちゃだめですよ」 「うんっ、う゛んっ……! わかったからぁ゛っ、もうゆびっ、指抜いて……ぇ゛♡」 「外でも、会社でもですよ。おれたちに触られたり犯されたりしても反抗しちゃだめですよ」 「わかったぁ゛♡♡ 言うこときくっ、ぜんぶ聞くから、もう゛っ、もっ、〜〜〜〜〜っ♡♡♡」 「嘘ついたら、また罰ゲームですからね」 馬鹿みたいに必死にこくこくと頷くと、烏丸はふっと薄くほほえんだ。 「じゃ、もう一回深イキきめたら終わりにしましょうか」 「はひっ………♡!!?」 三本の指をずっぷりと埋めたまま、ぐぽぐぽと指だけを中で揺り動かす。ペニスの裏側を隙なく圧迫し、敏感な前立腺を三本の指先で徹底的に揉みしだく愛撫に一瞬で甘い絶頂におとされた。 「っ……ア゛、……い゛っ、いま、イッたぁ゛……♡」 「よかったですね。でもそんな深くはないですよね?」 「っふ……あ゛っ、っ、っ……い゛──ー!!!」 きつく収縮する肉壁を掘りかえすような執拗な愛撫にまたすぐに頂点にまで追い込まれる。もう十分に、十分にイッてるはずなのに、それでもまだですねと断じられ、のた打つ体を他の二人に押さえつけられたまま傍若無人な指に翻弄される。 「あああぁ゛あ゛っ♡ あっ、っむり、も、イ゛って、ずっとイ゛ってる、ぅっ……!!」 「いい調子ですよ。そのまま抗わず、快感を受けいれてください、ほら先輩、力を抜いて」 「あっ♡ あっ゛♡ むりっ、わかんな……!!」 「せんぱい、大丈夫、ね?」 「ア゛ッ……!!!」 極度に緊張しつづけていた肢体から、固く強張っていた腹筋からふっと力を抜いた瞬間、最後の砦のように拒絶していた分の快楽までもがぶわっと溢れて全身を飲みこんだ。 「あ゛っ、だめこれっ……ひっ、っぐ、ぅ゛────♡♡♡!!!」 追い打ちのようにぐにぃ、と深く前立腺を圧迫され、強烈な快感にバチバチと焼きつくされる。見開いた瞳は宙を舞い、思考が白く塗りつぶされる。途切れない絶頂感に一瞬意識が落ちたが、余計に長引かせるように指を揺り動かされて、また一段回深い場所に落とされる。 「………っは、……が、っ、ッ」 意識が一瞬落ちかけるも、ちゅぽんっと指が抜かれる衝撃に覚醒させられた。 「っは………ひぃ………」 ……お、おわった。 最中に自分がなにを言ってしまったのかよりも今はすべてが終わったことに安堵した。 ぐったりとシーツを身を預ける。思考がぼんやりと霞むなか、突然ぐっと両ひざを掴まれた。 「……へっ」 見下ろした先、尻穴にぴたりと添えられた烏丸のペニス。見上げた先、じっとりと欲に濡れた瞳が三人分。うそぉ、と瞳を揺らす鷲見に烏丸は満面の笑みを返した。 「じゃあ早速、恋人らしく初夜を楽しみましょうか」 まずは文通からはじめないか?とかざした提案は颯爽と拒否され、鷲見は朝まで終わらない鬼畜の初夜を経験させられた。