事業を始める時、必ず必要になってくるのが簿記の知識です。
今回はウマ娘で経常利益40%を達成しているサイゲームスを例に解説していきます。
わかりやすくするため、今回は「ウマ娘」という商品だけをサイゲームスが取り扱っているとします。
①ウマ娘を売った時、儲けたお金が2221億円(売上高)
②開発にかかった費用を売り上げから差し引いた利益900.7億円(営業利益)
③宣伝広告や人件費、販売手数料などの費用を営業利益から差し引いた利益907.2億円(経常利益)
上の図を大雑把にわけると次のようになります。
・開発にかかった費用が4割
・開発費と宣伝費を差し引いた利益が4割
・その他2割
サイゲームスは3000人を雇用しています。
・2221億円×40%=888.4億
・888.4億÷3000人=2961万円の利益を作れる人材
ここまで聞くと「サイゲームスすごい! 給料すごそう!」と思いますよね。
633万円です…1000万円ほどもらえると思いましたよね。私は思いました。
が、こうして「開発にかかった費用が4割」に抑えているわけです。
有用な人材を安いお金で働かせれば会社は利益を得ることができますよね。
私は会社に2961万円の利益をもたらしたのに、633万円しかくれないのはサイゲームスがぼったくってるんだ! とはならないんですね。会社はリスクを背負っているためです。
会社員は会社が赤字になっても毎月決まったお給料がもらえます。
会社=赤字になっても社員にお給料を払い続けなければいけないリスク
社員=会社が赤字になってもお金をもらえる保証
つまり、2961万円の利益を生み出す人材がもらえる633万円というのは会社が許容できるリスクを差し引いた金額。というわけです。
先日大手通販サイトAmazonが昨日7年ぶりに赤字なったと発表しました。
日本航空は1770億の赤字を出しています。
ですが、全員一瞬で首になったりしないのは会社がリスクに対する備えをしているためです。
事業を起こす場合、発生しうるリスクを見積もり事業継続可能な潤沢な資金を蓄えておく必要があると考えられるわけです。
サイゲームスが経常利益40%で900億円以上儲けていてもそれは変わりません。
Cygames 売上/利益/業績推移の決算グラフで経営分析 2021 ウマ娘
https://gurafu.net/jpn/cygames
Amazon決算は増収減益 数年ぶりの赤字に
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2204/29/news049.html
日本航空 業績予想を下方修正 最終赤字1770億円になる見通し
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220415/k10013583941000.html