固められ行く世界③
-3-
それぞれ挨拶を終え、全裸のままだった兄は、両親が用意した服に着替え、移動した。
僕がカタメール星人に献上されるまであと2時間。せっかくだから、近くのカフェで家族の時間だ。
「それで、ユウヤ、カタメール星人様へのお勤めはしっかりできたのか?」
「はい、バッチリです。」
カタメール星人に一度でも...
2022-06-25 15:00:00 +0000 UTC View Post
-3-
それぞれ挨拶を終え、全裸のままだった兄は、両親が用意した服に着替え、移動した。
僕がカタメール星人に献上されるまであと2時間。せっかくだから、近くのカフェで家族の時間だ。
「それで、ユウヤ、カタメール星人様へのお勤めはしっかりできたのか?」
「はい、バッチリです。」
カタメール星人に一度でも...
2022-06-25 15:00:00 +0000 UTC View Post-2-
10年に一度、15歳から25歳の男子がカタメール星人に献上される日。世界各地に、その船が降りてくる。
僕も、にいちゃんとの再会と、自分自身の献上のためにそこにやってきた。
多くの人が集まるこのイベントは、各国政府の仕切りで行われ、10年前献上された人の家族と、これから連れて行かれる男子とその家族以外、周囲の敷地に入れない...
2022-06-20 15:00:00 +0000 UTC View Post-1-
西暦20XX年。
空から突然奴らがやってきた。
奴らは巨大な宇宙船に乗り、現代では困難な何もないところに映像を映し出し、我々人類に宣告した。
『この星の全ての雄は、我々カタメール星人の物とする。
ただし、一度に全てを奪うと、良質な美術品であるこの星の生態系を破壊し、絶滅に追いやってしまう可能性がある。
... 2022-06-20 11:12:34 +0000 UTC View Post「みんな、もうダメだ。これを持って逃げろ。みんなの逃げる時間くらい稼いでやる。」
私に挑んできた勇者が、その証である聖剣をパーティーに投げ渡した。
私との圧倒的な格の違い。勝てないと悟り、仲間の命と新たな勇者を生み出すために必要な聖剣を守る為に自分の命を捨てる覚悟を決めた勇者。見事と認めよう。
そんな勇者は、予備の...
2022-06-13 11:24:48 +0000 UTC View Postさて、予定外の石像と情報が手に入ったのは良いが、時間がかかってしまった。
十分若い男だったから良いが、やはり現役高校生の卑猥な石像を早く飾りたいので、1体目に取り掛かるとしよう。
同胞の男たちに指示を出し、台車に乗せて石像が運び込まれてくる。
1体目は、木村省吾という、この学校の生徒会長をしている男子だ。
石化した際は、...
2022-05-30 12:14:37 +0000 UTC View Post無事、計画通りホテルにいた全ての生徒を石像に変え、トラックでアジトに運び込むことに成功した。
ホテルに従業員として潜入していた仲間からも、他の従業員も教師たちも何があったのか理解できず、消えた生徒たち謎に頭を捻らせている。
当然、警察も呼んで探してもらってはいるが、現時点では痕跡が得られず、ただサイレンを鳴らして、我々が石像...
2022-05-23 12:25:14 +0000 UTC View Postプロローグ
あれは本当に偶然だった。そう、偶然なのだ。
偶然、私は石化魔法を手に入れてしまったのだ。
石化させたい物を魔法陣の上に乗せ、エネルギーを注ぎ込む。
そうすると、その物質は、そのままの形で白い石像になる。
私は、もともととある研究機関で、材料工学の研究を行っていた。
趣味の一環で、錬金術を調べてい...
2022-05-23 12:23:16 +0000 UTC View Post