こんにちは。
『幽冥のアステール』イラストを担当している、あのひと。です。
今回は上のイラストの解説をすべく、お邪魔させていただきます。姉妹2人を更に知ってもらえるように書きました。最後まで読んで読んでいただけると幸いです。よろしくお願いします!
ルナの誕生日に合わせて描いたイラストですが、誕生日に縛られず自由に描いていいとのことでしたので、桜という要素の深掘りから始めました。
メモの一部↑
桜の開花期間は10〜14日と短いことから、儚さを連想させます。
「儚い」これはまさしくステラとの思い出です。もう積み重ねることのできない、遠くなっていくだけの思い出のこと。
また、その儚さ故に桜並木の下などを歩くと非日常を感じます。
「非日常」つまり特別ということ。しかしこのイラストで描いた「特別」とは桜を指すのではなく、ルナにだけ見せるステラの優しい顔です。
桜は新生活の象徴です。
小学生の2人にとっての新生活は、春休みを終え、進級すること。
ルナにとっては姉と二人きりで過ごせる生活から、姉と離れる時間のある生活に変わることになります。また転校を繰り返してきたので、学校には他に友達もおらず、ルナの胸中は不安でいっぱいでしょう。
「ステラとの思い出」を描くのなら、現在から過去をみていることになります。その現在を本編後と解釈すると、そこにも新生活があります。
とくにイラストで描写するつもりはありませんが、続編へのパスにならないかなと考えていたりしました。
以上を踏まえ、
テーマ:お姉ちゃんとの儚い思い出
シチュエーション:新学年を不安がっているルナが、ステラに手を引かれる
となりました。
【初期ラフ】
・ステラの顔を映さない
前述したように「ルナにだけ見せる、優しい顔」を表現したかったので、あえて見せないように描いたのですが、
澄川さんから「やはりステラの顔は見せたい、見せよう」との要望があり、協議の結果、少しだけ瞳が見える顔の向きで落ち着きました。
(澄川コメント:あの先生から聞かされたイラストの意図を踏まえると悩みましたが、新作告知も兼ねたイラストなのでやっぱりステラの顔は見せたいなと思い変更してもらいました。あと単純に私が見たい)
【カラーラフ】
・腕を閉じた
ステラの右腕を内側に閉じました。外に開いてると、おしとやかさを感じたので。
些細な違いかもしれませんが、ここでは不安がるルナを元気づけるステラを描きたいので、少しの力強さが欲しかったんです。
・反射の追加
ポールに反射を描いてます。
一番最初のメモにもあったのですが、儚さの演出として。
同様の理由で髪のハイライトも鮮やかな色を入れています。
【完成】
・手のつなぎ方の変更
ラフ→ ルナ:下 ステラ:上
清書→ ルナ:上 ステラ:下
清書の方がより自然で、ルナの手を引くイメージが付くと思います。
ラフではあえて、その逆をしていました。そうすることで、もともと二人が手をつなぎ歩いていたことを表現できるかなと。
しかしシナリオ通過者の方であれば、二人が手をつないで登校しているシーンは描写しなくとも想像つくだろうし、それよりも、この場のシチュエーションを正しく伝えられる方が大事だと考え、つなぎ方を変更しました。
ーひとつ裏話ー
ルナの髪飾りは自作です。ステラと一緒にルナが作りました。
ステラが買い与えたパターンも考えたのですが、より2人の関係性や境遇を象徴できるものとして、100均で購入できるレンジを用いた自作のアクセサリーにしました。
澄川コメント:姉妹二人は自分たちで自由に使えるお金はほとんどないので、普段の行動や趣味もお金のかからない方向に限られてます。家に居づらいということもあり、二人はよく外に出て過ごしていました。ただルナは本来は手芸など家での遊びが好きな子で、そんなルナのためにステラは、祖父の家にあった手芸道具を使ってアクセサリーや小物の作り方をルナに教えてました。そのため、彼女が身に付けている髪飾りにはステラとの想い出も籠っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
続編も発表され、まだまだアステールのイラストを描く機会がありそうで嬉しいです。
そのときにレベルアップしたイラストをお見せできるように努めて参ります。
・Skeb https://skeb.jp/@anohito_401
アステールのイラストも受け付けているので、興味がある方は
(スケジュール的に引き受けられない場合があります)
澄川コメント:よければバシバシ依頼投げてちゃってください。アステールのイラストについては私も監修します。依頼いただいたイラストについては設定画集・ポストカードなどに使わせていただく場合があるので助かったりします…笑
・FANBOX https://anohito401.fanbox.cc/
アステールの話もしていいよとのことでしたので、もしかしたら記事を書くかもしれません。そのときはSNSで告知するのでよろしくお願いします。
2025-04-06 06:36:40 +0000 UTC
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一作目の重大なネタバレが含まれるため、通過中・通過予定のPLの方はお気を付けください。逆に、通過済みのPLの方や回す予定のあるKPの方ははご確認いただけると、今後スムーズに遊べるかと思います。
『幽冥のアステール』の完結編となるシナリオ、『幽冥のアステール トロイメライの月蝕』を制作が決定いたしました。
彼女たちを取り巻く物語はこれで最後になります。
『幽冥のアステール』シリーズの予定
本シリーズにて予定している今後の展開としては、以下の通りです。
・2025年夏:イベント会場でのグッズセットの頒布
・2025年冬:『幽冥のアステール』の一部スチルリメイク・ラストシーンの調整など
・2026年夏:『幽冥のアステール トロイメライの月蝕』公開
『幽冥のアステール』が好調で、想定していたよりも多くの方に手に取っていただけました。応援してくださった皆様方、本当にありがとうございます。お礼という訳ではありませんが、一作目のイラストについても少し豪華にしたいと思ってます。
なお、一作目の冊子版については今年夏~冬頃に在庫がなくなる見込みです。在庫がなくなりましたら、しばらくの間絶版になると思います。
完結編の公開はすみません、少し先になります。
詳しくは後述しますが、十全な形で本作品シリーズを完結させたいため、準備に時間が掛かるスケジュールとなってしまいました。
主人公たちのその後・一作目から二作目までの間の出来事
主人公(PC)と星守ルナのその後
主人公とルナについて、一作目から二作目の間どうしていたのか、以下指定があります。
①ステラからルナを託された主人公であるが、後見人でないことなどを理由に、ルナと主人公の二人が共に暮らすことは許されていなかった。二人は定期的に会っていたものの、ルナは施設に預けられている。
②主人公は星守ルナの未成年後見人となるため奔走していたが、星守家の親族との交渉や手続きに時間を要していた。
③旧星守邸の相続をめぐって紛争が起き、2年間の間、主人公たちがその屋敷に立ち入ることは許されなかった。
④二作目は、主人公が星守ルナの未成年後見人となることに成功し、旧星守邸も無事相続することができたすぐ後から、物語が始まる。
上記指定があるため、続編を回る予定のあるPLは、できればPCを他のシナリオに通過させないようお願いいたします。
他注意事項
また、一作目のラストシーン(ルナと星空を見に行くシーン)に一部調整が入ります。調整前を通過していても問題なく二作目を遊べますが、一作目のエンディングの印象が若干変わりますことご了承ください。
二作目の雰囲気は、出だしから少々重いです。
作品全体の雰囲気やテーマ、話の方向性は一作目から踏襲しますが、星守ルナと心底明るいRPをしたいと思っていたらそれは叶わないのでご注意ください。
『幽冥のアステール トロイメライの月蝕』の先行情報
この欄もPL予定の方も閲覧可能です。
二年後の星守ルナ
一作目の中心人物として描かれていたヒロインは星守ステラでしたが、二作目の中心人物として描かれるヒロインは星守ルナとなります。
二年後の物語となるため、星守ルナは、主人公が出会った時点の星守ステラと同じ年齢になります。一作目時点では他者との会話がおぼつかない様子のルナでしたが、少し変化があり、時折物怖じしながらも他の人とも比較的普通に話せるようになります。内面と外面の両方に変化があることに加え、小学校中学年から高学年になるため、外見にも変化があります。
二年後の物語
ミセツの地での出来事から、二年後の物語。
ルナの正式な後見人となった主人公は、彼女と共に生活をするようになります。そして復元された場所ではない、本来の旧星守邸に二人は訪れることになり、そこから物語は再び動き始めます。
トロイメライの月蝕は一作目を受けた「返し」の物語となります。そのため、一作目で明かされた内容、登場人物たちの存在――星守ルナだけでなく、他の登場人物たちについても――が二作目においても非常に重要な役割を果たします。
そのため、KPの方は一作目の設定、主人公と登場人物たちとの関係性などは記載の内容をできるだけ遵守していてくれたら、二作目もスムーズに回せると思います。
作品テーマ・制作話など
トロイメライの月蝕には「残された人たち」がテーマの一つとしてあって、それなりに重たい内容が続きます。ただ、一作目の世界観やテーマは受け継いでおり、一作目を好きでいてくれた人が引き続き楽しめることを重要視しています。
一作目ではサブヒロイン格であったルナがメインヒロイン格へと変化するので、主人公との関わり方にも変化があります。また彼女は内面・外面共に変化があるのでRPの雰囲気も変わると思いますが、そこを込みで楽しんでいただけたら嬉しいです。
プロットはほぼ完成していて、映画でいうと二時間から二時間半くらいのボリュームになります。プレイ時間は一作目より伸びる見込みで、現時点で12~14時間程度を想定しています。
先述の通り、本シリーズについては自分が考えられる中で最大限良い形で完結させたいと思っています。ただ採算は完全に度外視して外注量も一作目の更に倍近く掛けるため、申し訳ないのですが一作目より少し値段が上がってしまいそうです…。
また、シナリオの長さや外注量を考えると公開は来年夏の予定となってしまいました。
お待たせしてしまい恐縮ですが、その分必ず良い物にするのでお待ちいただけたら幸いです。
2025-03-20 10:08:27 +0000 UTC
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『幽冥のアステール』を公開してから半年、多くの方に作品を応援・遊んでくださっているのを感じています。この作品世界・登場人物たちを好きになってくださるととても嬉しいです。
さて、今更となるかもしれませんが、『幽冥のアステール』の世界観に関する補足などを記したいと思います。
私がどのような考えでこのシナリオを作成したのか、その考えの一部を記しているので、何かしらの参考になれば幸いです。
※ネタバレをガッツリ含むので、未通過の方はご注意ください。
「ミセツの地」とはなにか
此の世と彼の世の狭間の地、生者と死者を繋ぐ地、しかし今は死者しか存在しなくなった地――それが「ミセツの地」と呼ばれる場所。心象世界拡散装置が流月知世の願いを歪な形で叶え、一部再構築が行われたが、その地の本質は遙か昔から変わっていない。天国に最も近いとされて、その地でなら天国へ至る門を開くことができると信じられていた。
未だ現世と接触してないことから「ミセツ」の名が入っているが、外界から途絶された場所にあり、通常はその地に立ち入ることも、外から認識することもできない。
開拓当初から暮らしていた僅かながらの人々と、後から侵略しそこを支配するようになった星辰門派の人々の痕跡が、その地の各所に見られる。主人公たちはそれらの場所を調査することで、この地の秘密と、かつてこの場所で行われようとしていた企てを明らかにしていく。
クローズドな舞台・異界
上記がミセツの地の大まかな概要です。
『幽冥のアステール』はシティシナリオの形式を取っていながらも、考え方によってはその舞台はクローズドだと捉えることもできます。
閉じられた空間を舞台としたシナリオは「クローズドシナリオ」と呼ばれ、CoCが流行り始めた当初では盛んに作られていました。一番初めに本作の企画を立ち上げた時も、草案では館を中心とした村を調査する話で、クローズドな世界をイメージしていました。
けれど閉鎖的な世界では物語に広がりを持たせることが難しいと考えて、一度その草案を破棄し、閉じられていながらも広がりを持つ世界、ミセツの地という「異界」を考案しました。
日常とは切り離された世界でありながらも、思想や思惑を持った登場人物たちがそこで生きていて、主人公たちは様々な場所に訪れ、そこで見聞することで、世界の秘密が紐解かれていきながら物語が展開される。ミセツの地はそれを可能とする世界となりました。
ちなみに、異界という舞台設定は私が好んでよくやるもので、公開済みのシナリオの中では『真っ逆さまの空中飛行』がそれに当たります。(タイトルだけ表に出しているシナリオだと『幽契ノ少女』や『アナザーワールド・ラプソディー』にも異界の要素を全面に出しています)
肯定も否定もできない世界
異界は非日常そのもので、日常に回帰するためには脱出しなければならないという共通認識があります。
「元の世界に帰らなければならない」、そう思わせるために、異界は通常不気味で危険な場所として描かれます。有名なものだと「キサラギ駅」などが挙げられるでしょうか。とにかく、異界というのはホラー作品においては否定的なものとして描かれます。
しかし、ミセツの地は異界ではありながらも、従来のホラー作品で演出されるような世界とは全く別の様相を提示しています。
幻想的などこか美しい場所として印象付けるような描写が要所要所で差し込まれます。それは、ススキの原野でルナがはしゃぐシーンや、浜辺に訪れたシーン、旧星守邸に訪れたシーン、ルミナフローラの花畑にステラが主人公を連れ出すシーンなどです。
シナリオ本文のp.43にも、以下のような補足を記載をしています。
=====================================
ミセツの地は黒化した異霊体が存在する呪われた土地であるが、しかしその一方で、ススキの原野や浜辺、聖域などの幻想的な場所も多く存在する。荒廃的で、けれど幻想的などこか美しい舞台を演出することが、作品全体の雰囲気を印象付けるために重要であるため、KP は背景やBGM などを駆使しして演出面を重視してほしい。
=====================================
ミセツの地を幻想性が最も強く演出されるのは、9月19日の心象世界での出来事、「可能性としての世界」のシーンです。ステラとルナと主人公のみなが、幸せに、一緒にずっと暮らすことができる、ミセツの地ではそれが可能になるかもしれないと提示するシーンとなります。
主人公が、この世界に留まることを選択する、天国を望むことは実際にはできませんが、それでも迷う余地が生まれなくてはなりません。
迷う余地があるからこそ、現実の世界にルナと共に戻ることを選択する主人公の決意に価値が生まれるからです。ステラから託された願いを、彼女との約束を守ることが、この物語において非常に重要な意味を持ちます。
また、流月と刈夜の願っている世界もまた価値のあるものだと示す必要がありました。彼らの行動はただの狂言ではなくて、彼らにとっての正しさであったことを示すため。けれど主人公たちの選んだ選択も、一つの正しい選択なのだと示すため。
その両方を成り立たせるために、天国にもっとも近いミセツの地という世界は、肯定も否定も簡単にすることができない場所とする必要がありました。
背景もBGMも各自で用意しなければならず、シナリオ本の文面だけで雰囲気やメッセージを解釈しなければならないTRPGにおいて、物語をうまく演出することは難しいとは分かっていますが、上記内容が助けとなれば幸いです。
※余談ですが、私が回したセッションでは、旧星守邸を発見した際にPLが終始強く警戒してしまい、セッションが一時中断となったことがあります。確かに、「そこに本来は在るはずのないもので、誰かにとって想い出深いもの」はホラー作品ではデストラップがたくさん潜んでいるのが定番ではあるので、そういった印象に引っ張られる人がいるだろうなと思いました。アニメとかであれば映像やBGMの演出で受け手の印象を誘導しやすいのですが、TRPGではコントロールが難しいと痛感した場面となりました。シナリオにおける重要なシーンなので大きな修正は予定していませんが、KPの方は回す際に演出に気を付けて貰えたらと思います。
制作裏話・実際のセッションにて気を付けたこと
『幽冥のアステール』の制作期間は約3カ月でしたが、舞台設定が一番頭を悩ませました。この部分は普段なら数日、長くても一週間程度で済むのですが、このシナリオでは2~3週間くらい使った記憶があります。『魂の境界』シリーズの舞台設定にも多少苦労しましたが、『幽冥のアステール』は過去作の中で最も鬼門でした。(シナリオ作成期間は約3~4週間で、原稿執筆期間は約1か月でした。残りの期間は資料作成など。いつも通りですが軽い地獄を見ました)
「ススキの原野が広がる、なだらかな丘が続く場所。廃墟やいくつかの建物が点在しているが、決して怖い雰囲気ではなく幻想的な場所」というのが原初のイメージとしてありました。
ただ、頭の中のイメージを具体的に示してくれるような実際の場所は当時の自分は知りませんでした。そのため、セッションに使う背景探し、制作関係者に渡す資料作成を兼ねて、現実世界、アニメに拘らず資料となるものはないか徹底的に調べました。
「廃墟のある幻想的な背景」で印象が強かったのは新海誠作品の『雲のむこう、約束の場所』や『すずめの戸締まり』だったので、美術画集を購入して拝読しました。また『終のステラ』からも何か参考になるものはないかと考え、資料を漁りました。
ただ、色使いや全体的な雰囲気は参考になりつつも、いずれもミセツの地のイメージとは少し離れていたのと、セッションの使用に適した写真がほしかったので資料探しの旅は終わりませんでした。
観光地を含めた日本の集落だけでなく、海外の田園風景なども調べてみましたが、それらの中にもイメージに合うものはなく、画像や動画を調査してしばらく経った頃に、曽爾高原の写真を目にしました。
「曽爾高原 ススキ」で調べれば出てきますが、沈む夕日と共に撮影したその場所の風景が、ミセツの地のイメージに最も近いと感じ、実際のセッションでも、写真ACからダウンロードした写真を加工して使用しました。
一番重要な場所のイメージが確定してからはトントン拍子でイメージは固まっていき、最終的に関係者向けに用意した資料が以下となります。
※著作権の問題で画像は隠したりぼかしたりしてます。
(世界観のイメージが完成したまではいいものの、次に頭を悩ませたのは情報の配置でした。ただ、これについて説明するとえらく長くなるのと、シナリオ作成の方法論的な話になってしまい今回の記事の趣旨とは脱線するのでカットで)
私は部屋作りにはあまり拘らない方だと思いますが、背景とBGMの用意にはそれなりに時間をかけます。この二つを上手く使うことが、シーン毎の情景やキャラクターの心理描写に必要不可欠だと考えているからです。
背景として最も重要だと考えていたススキの原野については上記で記した通りで、後は各KPの方がそれぞれのイメージに則って用意すればいいと思います。
ただできれば、ミセツの地は「荒廃的で幻想的な美しい世界」なのでそれが伝わるように、また、その世界を「怖くしすぎないように」演出することを意識すればセッションはより楽しめると思います。
登場人物たちについて
シティシナリオでは10人を超えるネームドを出して「登場人物が多い」とよく言われる私のシナリオですが(いずれもその物語に適した人数・キャラクターとなるように細心の注意を払ってますが)、今回の登場人物は主人公を除けば4人のみとなります。
閉じられた世界であり多くの登場人物を入れ込むと窮屈になるというのもありますが、ステラとルナという2人の少女に最大の焦点を当てたかったのと、直接関わることは少ないが、それでも物語において、主人公にとって重要な人物となる流月と刈夜についても丁寧に掘り下げる必要がありました。
また主人公を含めた5人で完結した関係となっていたので、これ以上の要素は余計だと考えました。
ただ、過去に掲載した記事では、各キャラクターについての設定や背景を詳細に記載していましたが、今回の記事では彼女たちについて詳しく語ることはしません。
書きたいことはたくさんありますが、それは然るべきときが来たらと思っています。
というわけで、彼女たちに関する掘り下げはまたいつかの機会に。
2025-02-09 12:33:12 +0000 UTC
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加奈の誕生日記念イラストのPSD&PNGデータとなります。
個人で楽しむ範囲でご利用ください。
2023-08-19 10:10:44 +0000 UTC
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2023-08-09 09:20:44 +0000 UTC
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6月6日は、『舞園クロニクル』に登場するツムギの誕生日ということで、PSDファイルとPNGファイルを限定公開いたします。
※個人で楽しむ範囲でご利用ください
※イラストレーターさん許可取得済み
2023-06-06 14:33:58 +0000 UTC
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皆さんこんにちは。澄川ティーです。
今回の記事では、「今現在制作を進めている作品」、「携わっている作品」、「裏で企画を進めている作品」、「今後の活動」についてお話します。
今現在制作を進めている作品
今現在、サークル「はんぶんかみさま娘」として制作を進めている作品は2つあります。
1つは、『魂の境界 春告鳥の祝福』です。
『魂の境界 ONE STEP BEYOND』の正当続編であり、この作品の物語を本当の意味で締めくくるシナリオです。
前作から引き続き「藤宮咲良」をメインヒロインに据えながらも、新しい登場人物も多く登場し、そして、「死」とそれに取り巻く人々の、物語の結末を描きます。
こちらの作品については、今度出す別の予告記事でもう少し深く掘り下げます。
もう1つ、今現在平行して制作を進めている作品があって、それは動画形式の作品です。
イラストはひとし先生に担当していただいています。
POPでありつつバイオレンス要素もそれなりにある、長編規模のクトゥルフ神話TRPGシナリオとなります。
『幽契ノ少女』とは全く異なった雰囲気で、かなりハチャメチャな内容です。また、立ち絵イラストのあるキャラクターも多く登場し、スチルは全てフルカラーとなります。
『幽契ノ少女』、長らく更新が止まってしまっていますね……申し訳ない。
なぜこのタイミングで新作の動画を制作することになったかというと、制作を手伝ってくれる方が一人新しく増えたためです。
こちらの詳細については、また別の予告記事で今度記します。
ちなみに投稿開始は、今年の7~8月を予定しています。動画部分のメインは協力者の方にがっつり手掛けていただくので、速いペースで投稿できる想定です。
補足:『幽契ノ少女』シリーズを放棄した訳では決してありません。ただ、今回は新しい作品を打ち出した方が、サークル活動としての効果が大きいと判断したためこのように舵を切りました。『幽契ノ少女』シリーズもいつかちゃんとした形で描ききります。
今後の活動の変化
制作を手伝ってくれる方――彼の名前を仮に某B氏としますが、以前から交流のあった方で、諸々の制作をフルで手伝ってくれることになりました。
技術寄りの方で、私が出す色々な細かく無茶な注文に応えてくれています。
私は作品に対する拘りがかなり強い方ですが、それに対応するための技術と時間が圧倒的に足りていなかったため、B氏の存在はかなり心強い戦力となってくれています。
これまで私は完全ソロで活動していたため、できることにはかなり制限があり、シナリオや動画などを平行して制作することが困難でした。
しかしB氏の協力のおかげで、やれることの選択肢が一気に広まりました。
そこで、今後はTRPGのシナリオ制作とは別に、動画制作と、そしてゲーム制作に注力していくつもりです。
サークル活動とは別に携わっている作品
「なんでゲーム制作?」って思われた方もいそうですが、それは、今私が依頼を受けて執筆している作品がきっかけとなります。
有り難いことに、私の作品を知ったことをきっかけに、シナリオの執筆依頼をしてくれた方がいます。その方は、DLsiteやSteamで展開している同人ゲームを制作している方で、私がそのゲームのシナリオを担当することになりました。ジャンルはSRPGです。
2つのゲーム作品に携わらさせてもらっているのですが、その話はまたおいおい出来たらなと思います。
兎にも角にも、同人ゲームの制作に携わっているうちに、私自身も、サークル「はんぶんかみさま娘」としてゲームを作りたいと考えるようになりました。
裏で企画を進めている作品
ということで、サークル「はんぶんかみさま娘」として、今後は同人ゲーム制作も進めていきます。ジャンルはSRPG(シミュレーションRPG)です。
ノベルゲームではないです。
私自身ノベルゲーム大好き人間ですが、今の時代に同人で制作するなら、別の形態のゲームを制作する方が現実的だと判断しました。
DLsiteやSteamで展開する予定で、ちょっとエッチな要素がありつつも、基本的にはストーリーとキャラクターを重視した、サークル「はんぶんかみさま娘」らしい作品を出し続けたいと思っています。
そういう訳で、シナリオ本制作、動画制作、依頼のシナリオ執筆をこなしながら、裏では同人ゲームの企画をゆっくりと進めています。
ゲームの一作目は2024年リリースを予定していますが、初めてのゲーム制作なのでもうちょっと掛かるかもしれません。ただ本気です。
シナリオ本制作、動画制作、依頼の執筆、同人ゲーム制作と、やることはかなり多くなってしまった年ですが(去年の4倍くらい忙しい)、一つ一つ丁寧に作り上げていきたいと思います。
シナリオ本であれ、動画であれ、ゲームであれ、私が重視するのはいつも同じで、物語の面白さやキャラクターの個性、人の想いであったりするので、そういうものをいつまでも大事にしたいと思っています。
おわりに
長くなってしまいましたが、私の、そしてサークル「はんぶんかみさま娘」としての近況はこんな感じです。
シナリオ本を楽しみにしてくださっている方には申し訳ないのですが、私が作品を通して伝えたいものはどんな形態であれ変わらないので、よろしければ今後も楽しんでいただけたら幸いです。あとシナリオ本の制作を今後止めるとかでは全然ないです。頻度はやや落ちそうですが、定期的にこの作品形態でも発信していけたらと思います。
一つ、物理的な時間とか体力とか以外にも、制作費という大きな課題はあるのですが……それは何とか回せていけるようにしていきたいです。
そういう意味でも、委託やBOOTHで作品を購入してくださっている方、FANBOXに加入してくださっている方の存在はとても大きく……本当にありがたいです。いつもありがとうございます。ふとしたときに、「これだけの人に応援してもらっている」と感じることが多く、制作の励みになっております。
精力的に創作活動をいつまでも続けていきたいと思っていますので、これからも応援してくださるととても嬉しいです。
では、今回はこんな感じで。
2023-05-14 10:01:41 +0000 UTC
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『舞園クロニクル』の来木天音の新規イラストです。
天音がぎりぎりしそうで、可愛さに振り切ったポージングでひとし先生に描いてもらいました。
今度のイベントでポストカードとかで配布しようかなと考えています。
※プレゼント用のイラストなので、アイコンにする等はお控えください。SNSなど人目につかないところでしたら、個人利用の範囲で使用していただいても大丈夫です。
2023-05-04 10:08:45 +0000 UTC
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現未×。重大なネタバレを含みます。
この記事では、シナリオ『魂の境界』の重要登場人物である蔵橋孝一と朝平宗作について、そして他の登場人物達について記します。話の本筋に関わる細かな情報についてはシナリオ本に記しているため、気になる方はそちらも併せてご覧ください。
蔵橋孝一について
設定
現役の刑事、30歳。
主人公とは警察時代からの同期であり、かつては凶悪事件に対して主人公とニコイチを組み、共に数々の難事件を解決してきた。
正義感が強く仕事一筋であるために、それ以外のことはからっきしである。主人公のことを全面的に信頼しており、考えるよりも足を動かすタイプの蔵橋は、主人公が刑事を辞めた今でも推理面において頼りにすることが多い。
コンセプト・物語における役割
「主人公の頼れる相棒・絶対の味方・捜査補助担当」といった要素を意識しキャラクターをデザインした。
背景が不透明な怪しい登場人物が多い中で、蔵橋孝一は、主人公にとってもPLにとっても心から信頼のおける登場人物となるようにした。そして蔵橋孝一は肉体派であり、猟奇連続殺人事件が発生する最中においても簡単に死ぬことはないであろうという一種の安心感を読者に与える役割もある。(しかし√Aでは死亡)
また、捜査パートにおいては、あくまで主人公が推理をリードするように、蔵橋孝一はサポート役として徹するようにしている。
蔵橋孝一は、物語においては大きく二つの役割がある。
一つは、正義感のある刑事としての役割である。主人公とは別方向で事件を裏で調査し、やがては警察組織の腐敗を暴こうとする。主人公は連続猟奇殺人事件の本筋を調査していく一方で、主人公とは別方面から、事件に纏わる不正を正そうと行動するのが蔵橋孝一の役割である。
もう一つの役割は、主人公の相棒、精神的支柱としての役割である。危険な現場で共に身体を張ったことがあり、長い付き合いである主人公のことを、蔵橋は信頼しており、また、警察を辞めた今も主人公のことをそれとなく気に掛けている。肉体だけでなく精神的にもタフである蔵橋は、自らの信念の為には不屈の精神で立ち向かうが、主人公の心が壊れかけていた場面において、主人公に激励を飛ばすことになる。
制作エピソードその1
以下の文章は、制作資料から一部を抜粋したものです。
================================================================
年齢:30 歳前後
髪型:刑事にしてはやや長めで、手入れなどは一切していないためボサっとしている。色は茶系統。
身長:178cm 程度。筋肉がしっかりついているが、ムキムキという訳ではない。
容姿:身だしなみや立ち振る舞いに気をつければそれなりにモテるのだろうが、全く気にしていない。無精ヒゲが生えている。
雰囲気:くたびれた雰囲気があり、他のことはからっきしだが、仕事一筋で事件をしぶとく調査する人物である。また、面倒見はよく、情も深い。どこか親しみを持てるように。キザな雰囲気は一切無く、眼光が鋭いとかそういうのもない。過度な格好良さは NG。
性格:
【台詞例】
「よお、××、最近はどうだ?」
「真生会と一連の連続猟奇殺人事件……一体どういう繋がりがあるのかはまだ分からないが、調べてみる価値はありそうだな」
「悪い、俺はちょっと気になることがあるんでな。そっちはそっちで調査を続けてくれ」
探偵である主人公の元同僚である蔵橋孝一という人物は、がさつで、いつもくたびれたような感じでいるが、仕事一筋で事件をしぶとく調査する。また、彼は正義感が強く、面倒見も良いため、何かと主人公や藤宮咲良、高島果穂のことを気に掛けたりもする。藤宮咲良や高島果穂とも何度も関わるが、彼女たちには手を焼かされており、すぐに主人公に対応役を投げることとなる。
また、何かしらの裏がありそうな登場人物が多い作中で、主人公視点でも読者視点でも安心して頼ることの出来る数少ない人物である。
主人公にはリスクを負わせまいと、警察の上層部が隠している秘密を単身で暴こうとするため、√A では凄惨な死を遂げることとなる。√ B においても、物語中盤から生死不明の状態(PL目線では、死んでいるのだろうと思ってしまう)が続き、PLにダメージを与える。√B の終盤で、彼が生きていることが判明し物語に希望を持たせることとなる。
================================================================
「主人公と元同僚であり、頼れる刑事である。ただ格好良いのではなく、渋さのある格好良さがある。露骨なイケメンキャラではないので、見た目を格好良くし過ぎないように注意してほしい」
といったことを、打ち合わせでリチャードⅧ世先生に伝えました。
そして出来上がったラフが下のものとなります。
蔵橋のビジュアルは個人的にもかなり気に入っていて、自分が想像していたよりもずっと良い味を出しているなとラフを受け取った時に思いました。
打ち合わせの時には、「ギャルゲーで例えると、主人公より格好良すぎるキザなイケメンキャラだと、ヒロインを取られる感が出てくる可能性がある。男性PLにとっても親しみのある感じにしてほしい」と何度か伝えた記憶があります。結果として、男性PLにも女性PLにも受け入れられるキャラクターになったかなと思っています。
服装は、刑事としてド定番のトレンチコート。あんぱんと牛乳を手にしながら張り込みしている姿が似合うような、昔ながらの刑事をイメージしています。仕事中はほとんどずっと着込んでいるし、ちゃんとクリーニング出しているか怪しいし、タバコは吸うしで大分匂っていそう。
実は顔は良く、身だしなみをちゃんとすればなかなかのイケメンになるのですが、そういったことには一切関心がないので……という設定。
制作エピソードその2
「実は黒幕なんじゃね?」と疑われたテストセッションもあったため、裏がない人物であることをできるだけわかりやすく演出するように意識。蔵橋に対して猜疑心を抱いていしまうと、主人公・PLにとっての精神的支柱であるという物語上の役割を果たせなくなる恐れがあったので。
また、正義に拘り過ぎる・絶対視する人物にすると、神村夕音や朝平宗作を一方的に否定する人物になりかねなかったため、正義の心は持ちながらも、一方的に相手を悪と断罪しないようなキャラクター性を意識しました。
神村夕音や朝平宗作のような人物を、どう考え、受け止めればよいのか。それは、『魂の境界』における重要なテーマの一つであったため、主人公・PLが感じる「迷い」を重視するためにも、蔵橋孝一には、正義を重んじつつも中立的な立場になるように気を付けました。
※キャラクター人気投票を開催した時に、余興で蔵橋孝一の枠を設けたのですが、神村夕音を抜かして3位になったのは正直びっくりしました。『魂の境界』は私の作品群の中では珍しく女性層の方にも比較的受け入れられた印象があったため、女性人気があるのかもとか思ってます。
朝平宗作について
設定
葛西中央病院に勤める精神科医、35歳。
多くの人の死に触れてしまい心を蝕まれた主人公が、治療のために訪れた病院で朝平と出会った。それ以来主人公と朝平は交流を持ち、三年が経った。
朝平は多くの患者から人望のある腕の立つ精神科医であったが、しかし彼の裏の顔は、真導明常という名を持つ連続猟奇殺人鬼であった。
まだごく普通の医者であった頃に、彼は藤宮咲良に内在する「死」を認識する。その時、彼がそれまで抱いていた価値観は上塗りされ、死に救いを見出すようになってしまう。
そして「死」を完全なものとするために、彼は真導明常として、多くの人間を殺害するようになる。
コンセプト・物語における役割
「主人公に寄り添おうと努める者・『死』を崇拝する者・孤独故に理解者を求める者」といった要素を意識しキャラクターをデザインした。
一連の猟奇殺人事件の黒幕であり、歪な思想を持ちつつもその心根は元来は優しいものであった。それは彼の普段の表の顔に表れている。彼は、朝平宗作として、真導明常としての二つの顔を持っているが、どちらが現在の彼の本質を表わしているかとなれば、それは後者となる。
しかし、朝平宗作としての側面が全くの偽りかと言えば、それは異なる。善人として振る舞う朝平宗作もまた彼の一部分であった。
彼は本心を他のものに明かすことは決してなかったが、同じ苦しみを分かち合えると考えている人物に対しては、嘘偽りのない態度を取る。作中で彼が本心を明かしていたのは、神村夕音と主人公の二人のみである。
また、主人公に向けるそれ程ではないが、神村夕音に対しても彼は信頼の念を抱いていた。また、神村夕音に対してのみ、彼は自らが計画する最終目的を話していた。
彼はこの世界に絶望し「死」を強く望んでいた。その思想は誰からも理解されることはないと分かっていながらも、だからこそ、同じ痛みを知っている者と孤独を分かち合おうとした。
なお、√Aでは、暴漢に襲われた神村夕音を助け出したのは朝平宗作である。しかし事は済んだ後のことで、朝平はその場にいた二人の男を殺害している。朝平が望んだ形ではなかったが、その出来事によって神村夕音の心は「死」を完全に受け入れるようになり、彼女は朝平に積極的に協力するようになった。
また、√Aにおいて牢に囚われていた主人公を助け出したのも朝平である。警察と繋がりのある彼は、主人公を解放するために口利きしていた。(しかし、精神を錯乱していた主人公は途中で逃げ出してしまう)
制作エピソードその1
以下の文章は、制作資料から一部を抜粋したものです。
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年齢:35 歳程度
髪型:黒髪。もみあげの部分が少し長めのイメージ。襟足は長くないイメージ。どこか優しげな風貌をした男だが、女々しい印象は与えたくない。(「優男」という印象も与えたくない)
身長:179-180cm 程度。蔵橋より少しだけ背が高く、すらっとしている。
蔵橋と違って細身の体格だが、頼りない感じのイメージはない。
容姿:容姿自体は整っているが、全く嫌味のない感じというか、「イケメンキャラ」というのを感じさせないように。白衣を着ている。
雰囲気:落ち着いており、それでいてどこか優しげな(穏やかな感じ)感じがある。ただし、優しさが全面に出ている「優男」という感じはないので注意。35 際程度であるが、見た目は若く、蔵橋とさほど変わらないように見える。というか蔵橋は少しおっさんぽいので、彼よりももしかしたら若く見えるかもしれない。
※事件の黒幕でもあるので、優しい雰囲気が全面に出ているとミスマッチを起こす。
性格:落ち着いており、患者である主人公に対してよく気遣ってくれる。
【台詞例】
「前にも話したけど、それは『共感覚』のようなものなんだと思う。人の死がある場所で、何かを嗅覚や視覚、聴覚で感じ取って……、その認識が、黒い蝶という形で表れるんだ」
「そうなるまでに、君はずっと死に近いところにいた……ということだろうね」
「でもまあ、それによる実害も、精神的悪影響も見られないみたいだから、その幻覚に対してはあまり心配する必要もないよ」
「それじゃあ、また何かあったらいつでも来てくれ。お大事に」
「やあ、××くん。……昨日はなんだか大変なことになっていたみたいだね。あの藤宮という女の子、事件に巻き込まれて病院に運ばれたんだって? 叶内先生に聞いたよ」
「今、君は、また何かの事件に関わっているのかい……?」
「そうか……。まあ、あまり無理はしないでくれよ。助けが必要になった時はいつでも僕の所に来てくれ」
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「一連の事件の黒幕であるが、どこか優しげな雰囲気があり、それは本心から来ているものである。歪な思想を持ってはいるが、主人公のことを心から気に掛けている」
といったことを、打ち合わせで何度もリチャードⅧ世先生に伝えた記憶があります。黒幕ではあるが、根からの悪人ではないことを強く意識しました。
そして出来上がったラフが下のものとなります。
目の下に隈があり、どこか影を感じさせる面立ちをしながらも、優しげな雰囲気を出していただきました。
初期案では白衣の下にスーツを着ており、ちゃんとしているというか、大きな病院での腕の立つ医師といった印象を感じたため、もう少し崩しつつ親しみを持てるように黒のインナーへと変更。「黒」は藤宮と同じく「死」を意識しました。
勘の良い人なら、朝平が黒幕であることをビジュアルだけで勘付く可能性はありましたが、多少ネタバレとなってしまっても、「見た目の説得力」は重要だと私は考えているため、丁度良い塩梅になったかなと思っています。
制作エピソードその2
朝平は初期構想では影がもっと薄く、主人公との関わりもそれほどない人物でした。ただ、それだとどうしても読者の印象が薄くなってしまうのと、彼の行動の動機がより受け入れづらくなると思ったため、主人公にとってより近しい人物へと変更しました。
これは続編においてもそうですが、『魂の境界』における重要なテーマの一つに「主人公の苦悩」があります。自らの生き方に苦悩する登場人物達と関わりながら、主人公にもまた苦悩してほしいと考えていたため、朝平が主人公にとって近しい人物へとなることはほとんど必然でした。
ところで、「『死』の顕現に成功したら朝平はどうするつもりだったのか」と質問を受けたことがあります。
結論から言えば、「死」に触れた朝平はその直後に死亡します。√Aの「彼女を殺さないEND」は、主人公以外の全ての人間が死に絶えますが、朝平もまた例外ではありません。
ただ、朝平の目的は「死」の顕現にあって、その結果自らが死んでしまったとしてもそれを受け入れるため(死ぬことを確信していた訳ではないですが)、どのような結末となっても彼はそれで満足しました。
高島果穂と朝平宗作、近しい人物を再び失ってしまった主人公が、その先で目にする光景とは……それは続編の『魂の境界 春告鳥の祝福』で明かされます。
天野正昌について
最初に捕まる犯人。
KP・PLから一番ヘイトを買ってる気がします。色んな方のふせったーであまりにもボロクソ言われてて「嫌われ過ぎでは?」と思いましたが、まあ妥当かもしれない。一応彼にも、辛い過去とか事情があったのですが……まあ……。
叶内茂比古について
√Aであからさまに真犯人ぽく振る舞う人物。彼の存在はミスリードであり、√Bで真犯人が別にいることが分かります。最初のルートでミスリードをして受け手の意識を別の人物にずらすのは定番ですね。
目的そのものは人のためを思ってやっていたことですが…如何せん彼もまたどこかで道を踏み外してしまいました。クトゥルフで描かれる典型的な狂信者ではなく、あくまでも冷静に目的のために行動していましたが、「死」の存在を知ってしまい根底にある価値観が普通の人間とは異なっています。
笹塚京二について
笹塚は、少し嫌味なところがある人物ですが、その在り方はごく普通の人間そのものでした。藤宮咲良の内にある「死」を認識してしまったら、普通の人間であればどのような反応をしてしまうのかを示しています。
また、彼が発狂していた時の姿は、√Aで狂った主人公が咲良を殺害しようとしていた時の姿そのものです。主人公もまた、一歩間違えたら笹塚のような結末を迎えてしまっていました。
鮫嶋壮史郎について
天野の次に嫌われているんじゃないかと思う、嫌なおっさん。RPするKPは楽しいかもしれない。
彼は真生会とは関わりがないのですが、彼に命令を下す立場にいる者が真生会の人間であったため、結果として主人公や蔵橋と敵対します。
でも√Aでの取調室での振舞いは、半分以上が素なのでやはり嫌な奴かもしれない。
深見葵について
最初の犠牲者枠。
見方によっては、ポエミーな小説を書いていたちょっと痛い子かもしれない。
遠阪由利について
第二の犠牲者枠。
初期案では普通に主人公と話す子でしたが、PLの思い入れが予期せず入ってしまったらいけないと思ったので、かなり距離を取るようにしました。
それと「遠坂」にすると冬木市にいるどこぞのツンデレ魔術師となってしまうため、「阪」に。
川原美香子について
ただの深見葵の友人として登場しますが、地味に主人公と話す機会が多かった人物。初期構想では、√Bの序盤で、井の頭公園で新たな犠牲者となる案がありました。
小説を書くのが趣味で、続編では大学生として登場するらしい。
佐伯文規について
主人公に学校の案内をしただけの人。学校に関する重要な情報のほとんどは高島が持っていくこともあり、序盤の序盤だけしか役割がない。
木暮正人について
腕は立つがいちいち嫌味を言わないと気が済まない医者。
キャラ的には死にやすい雰囲気を纏っているため、初期構想では死亡リストに加えるか一瞬迷いました。
あまり活躍させる気は当初なかったのですが、筆を進めるうちにいつの間にか出しゃば…活躍を見せるようになりました。
続編でもどうやら出しゃば…活躍するらしいです。
奥涯永靖について
名前が登場するだけで、具体的にはどのような人物であったかは全く描写していません。咲良も彼とはほとんど言葉を交わすことがなかったため(そして当時の記憶が抜け落ちているため)、奥涯の具体的な人物像は明かされないままとなっています。
「奥涯」の名は、『沙耶の唄』に登場する教授から取っています。また、彼が暮らしていた屋敷の描写も、『沙耶の唄』の教授の別荘をオマージュしています。
咲良から「死」が消失するシーンですが、構想当初は注射を打ち込むのではなく、「銀の鍵」を用いる案がありました。ただそれだとあまりにファンタジーで、『魂の境界』というリアルな雰囲気のある世界観を壊しかねないと考え、没にしました。
竹田について
ただのモブです。モブのくせに妙においしいポジションを持って行ったりします。
「葉山との待遇差ひどくね?」と自分でも思っていますが、全国の葉山さんにも竹田さんにも全然恨みとかはありません許して……。むしろ近しい人にその苗字の方がこれまでいなかったので採用できたのかなと。
余談
これは『魂の境界』シリーズとはほぼ関係のない、全くの余談となりますが、鮫嶋壮史郎は、1999年を時代設定としているとあるシナリオで登場します。
そのシナリオでは主人公は20代半ばの若い刑事であり、鮫嶋はその部署の上司にあたる人物となります。
「つまり・・・鮫嶋は続編シナリオで死なない・・・ってこと!?」
そもそも続編シナリオに彼は出てこないです。グッバイ鮫嶋。
※その「とあるシナリオ」は、魂の境界の世界から地続きとなっている世界のお話ですが、『魂の境界』シリーズとは関係のない別作品です。
では、今回の記事はここまで。
2023-03-27 12:07:56 +0000 UTC
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こんにちは、澄川ティーです。
今回の記事では冬コミ新刊のシナリオについて書いていきます。
まず、進捗がヤバいです。マジでヤバい。新刊が出ることをどうか祈っててください。
シナリオ概要
プレイ時間:8~9時間
プレイ人数:1人~2人
身内なら2人まで。野良だと1人が無難。
ヒロインを一人占めしたいのなら1人が良いかもですが、身内同士なら2人でも普通に楽しめると思います。テストセッション時では身内の方同士のPL2人で回しました。
舞台:架空の地方都市である、舞園町
主人公(PL)は、舞園町にある県立舞園高校に通う高校一年生となります。
春休み直前の日から、シナリオは開始します。
主人公の叔父が亡くなり、叔父が所有していた山の所有権が主人公に渡るのですが、その山には放置されて長い神社があります。その神社を訪れ、片付けをしているところから物語は始まります。
※同じ舞園町を舞台とした「真っ逆さまの空中飛行」とは、一部世界観を共有しつつもほとんど関係はありません。
ヒロイン達について
今回のヒロイン格は二人います。
一人は来木天音(くるきあまね)。
クラスの同級生で、親しい友人とまではまだ呼べないまでも、同じクラス委員として交流がそれなりにあった少女です。さっぱりとした性格をしており、なんだかんだ言いつつも世話を焼いてくれる系ヒロインです。
今回のシナリオではサブヒロイン枠なので、彼女の掘り下げはほとんどありません。
もう一人のヒロインはツムギになります。今回のお話ではこっちがメイン。
巨大なカエルのような姿をした化物と激しい戦闘を繰り広げている場面で、主人公は彼女と出会います。
銀髪のツムギが全盛期の力がある時のツムギで、黒髪のツムギが魔力をほとんど失った状態のツムギです。
また銀髪なん??????
そうなんだまた銀髪っ子なんだすまない…………で、でも今回のヒロインはすぐに黒髪になるのでセーフ…………セーフか…………? サブヒロインはピンク髪なのでセーフかもしれない。
一人称が「我」、二人称は「お主」。尊大に振る舞う系のヒロインです。
冒頭から分かることですが、普通の人間じゃありません。生きている年数も優に二百を超えます。ただ、魔力線で繋がった主人公のことを気に入り、かなり無邪気に接してきます。中身はほとんど子供のような印象です。
ツムギと戯れるシーンがかなり多いシナリオとなるため、PCは幼女にも積極的に絡む人物が良いでしょう。PCは一応男推奨。
ストーリーについて
軽いネタバレ注意です。シナリオ導入ですぐに分かる情報ですが、一切事前情報を入れたくないPLの方は読まない方がいいかも。
主人公は土蜘蛛的な存在(レンの蜘蛛)の呪いを受けて、その呪いを解くために町を調査することになるのですが、ツムギの協力を得ることになります。
ツムギはツムギで、激しい戦闘によって持っていた力をほとんど失ってしまい、彼女自身の目的を果たすために、魔力線によって繋がりをもった主人公を頼りにします。
互いの利害が一致したこともあり、主人公とツムギは協力関係を結ぶことになり、ここに天音を加えて3人で共に町を調査することになります。
また、このお話にはもう一人の重要登場人物――「裁定者」と呼ばれる男が出てきます。ツムギや主人公を敵と認定し排除(殺害)しようとしてくるのですが、そういう事情もあり、かなり激しめの戦闘シーンが多いシナリオです。
また、「赤の六面体」と呼ばれる存在や、ヒキカエルのような姿をした化け物とかも出てきたりします。
今回のシナリオでの重要登場人物は、謎の少女・ツムギ、同級生少女・来木天音、敵対する者・裁定者、学校の歴史教師・日高の4人のみとなります。人数が少ない分、彼等との絡みが多くなるシナリオになります。
作品全体としてはPOP寄りな世界観で、イベントシーンも多いため、RPをしながらわちゃわちゃ楽しむことを想定しています。私のシナリオ中では明るい部類に入ると思います。きっと多分メイビー。
では、原稿がヤバいので今回の記事はここまでに。
この作品の制作エピソードは、またいつか語りたいと思います。新刊が無事出れば…!
2022-12-16 09:19:30 +0000 UTC
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現未×。重大なネタバレを含みます。
この記事では、シナリオ「魂の境界」のヒロインである、高島果穂について記します。話の本筋に関わる細かな情報についてはシナリオ本に記しているため、気になる方はそちらも併せてご覧ください。
設定
聖心高校2年生、17歳。
彼女はごく平凡な、ありふれた生活を送っており、特殊な背景や事情を一切持ち合わせていない。
特定の部活には所属していないが、興味を持った複数の部活を自由に行き来しており、その日の気分で友人のいる部室に入り浸ったりしている。かなりの自由人であるが、人当たりがよく顔も広いため、学校で彼女を疎ましく思う者はほとんどいない。
好奇心旺盛な性格をしており、ドラマの影響で探偵には憧れがあった。
学校に訪れた主人公をいち早く探偵であると見抜き、主人公の調査の協力を自ら申し出る。探偵に興味があったという理由もあるが、普段からしている人助けの一貫の意味合いも彼女にはあった。
また、主人公のことを「何だか放っておけない人」として高島は認識しだしたこともあり、その後も引き続き、学校での調査に積極的に協力してくれることになる。
補足
部活動ではソフトテニス部、バトミントン部、茶道部、手芸部などに出入りしている。運動神経が良いが学業もそれなりに良く、多趣味である。悪く言えば器用貧乏。
なお、中学は男女共学校に通っており、他人の色恋沙汰に首を突っ込むことはあれど自分のこととなると興味無しであった。
「人を愛した少女」として
物語の立ち位置として、藤宮咲良は「死に愛された少女」、神村夕音は「死を愛した少女」と表現することができるが、高島果穂は「人を愛した少女」となる。
特異な背景を持つ藤宮咲良や神村夕音と比べると、高島果穂はごく普通の、どこにでもいるような少女として描かれている。
そして、高島果穂は日常の象徴である。特殊な状況下に置かれ、平穏な日常生活を送ることができない主人公や藤宮咲良、神村夕音が、最後には辿り着くべき場所にいる存在であることを示す。
普通ではない彼女達は自らの「魂の在り処」の居場所を探し続けていたが、その答えとなっていたのが、高島果穂の存在であった。それ故に、藤宮咲良や神村夕音は彼女に惹かれていた。それぞれが特別な感情を高島果穂に抱いていた。
また、彼女達がその感情を高島果穂に打ち明ければ、彼女は当然のようにそれに応えることになっていた。高島果穂は、誰に対してもという訳ではないが、それでも彼女を本当に必要としている人間を愛することができる人物であった。
結末
高島果穂は、天野正昌によって殺害される。
辿り着くべき、あるいは回帰するべき場所の象徴として存在していた彼女がいなくなり、藤宮咲良と神村夕音の心境に決定的な変化が生まれる。
彼女の死をきっかけとして、物語の様相は大きく変わっていくことになる。
主人公への想い
主人公とのデートシーンにおいて、プレゼントを渡すと高島果穂は顔を赤らめている。この時、高島果穂は主人公のことを少なからず異性として意識しだしている。
※少なくとも、物語としてはそのように想定している。TRPGシナリオであるため、その性質を鑑みてはっきりと描写することは避けた。
「大学に進学したら主人公の探偵事務所で働く」という台詞は、茶化しながらであるが、彼女にとっては本心の言葉でもあった。それは探偵業そのものへの憧れよりも、主人公に惹かれた故に出てきた発言である。しかし、藤宮咲良もまた主人公を必要としている存在であると分かっていた彼女は、内に秘めた気持ちを出すことはなかった。
√B、主人公が幻覚を見るシーンにおいて高島果穂は登場しないが、それは、彼女だけは、何があっても主人公を責めることをないことを示している。
彼女は最後まで、主人公のことを心から想っていた。
制作エピソードその1
以下の文章は、高島果穂の制作資料から一部を抜粋したものです。
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年齢:17 歳
髪型:明るさと元気さがある感じの、ショートボブ~ボブくらいの長さの髪。色は茶系統。さっぱりとしていて、明るくて可愛い感じの女の子の印象があるような髪型。
身長:153cm 程度。身長は同年代の女子より少し低いくらいである。健康的な身体をしており、スポーツは得意。
バストサイズ:B ~カップ程度。
容姿:さっぱりとした少年ぽさがあるが、可愛い感じ。人懐っこい見た目をしており、性格もそのままである。元気で、女の子らしい可愛さがあるイメージ。
雰囲気:ごく普通の元気で明るい女子高生。その場に彼女がいるだけで、場がぱっと明るくなるような感じがある。作中で唯一、裏表のない明るい雰囲気を全身に纏っている。明るくて、裏表がなくて、人懐っこて、元気で、行動的で、少し少年っぽさがあって、可愛いらしい、普通の少女である。
性格:
【台詞例】
「ねえねえ、おじさんって探偵なんでしょ? ゴホン……私、高島果穂が、おじさんの助手になってあげる」
「その子についての変わった噂? うーん、私は知らないや。他の子達にも後で聞いてみるね」
いつも明るく元気な彼女は裏表がなく、人懐っこく、誰に対しても分け隔てなく接するため友達が多い。ドラマの影響で探偵に元々興味があったため、探偵である主人公に対し、半ば強引に助手を引き受けることとなる。主人公に対して遠慮がなく、ぐいぐいと距離を縮めてくるが、気を遣うことをしないかというとそういう訳でもなく、彼女なりに場の雰囲気を良くしようとするシーンも多々ある。人見知りをしない性格であるため、藤宮咲良や神村夕音に対しても積極的に話しかけ、彼女たちと和やかにお茶をすることになるシーンが作中にある。つまり、全体的にとても良い子である。そして主人公ともすぐに親しくなるため、読者目線では思い入れの強いヒロイン・殺伐とした世界観の作品における心の拠り所となる。
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「基本人懐っこくて、落ち着きはあるけど元気な感じ。そして、親しみが持てるようにできるだけ可愛く」といったことを、打ち合わせでリチャードⅧ世先生に伝えました。
そして出来上がったラフが下のものとなります。
他の立ち絵にも言えることですが、キャラの具体的な外観に関しては、基本的にイラストレーターさんに一任することが多いのですが、細かなところにリチャードⅧ世先生の拘りが見て取れます。リチャードⅧ世先生にn回目の最大の感謝を。
高島果穂は基本的には元気な少女なのですが、それと同時に落ち着きもあって、精神的な部分でも頼りになる面もあることを何度も伝えた記憶があります。
聖心高校の制服は、当初は藤宮咲良のイメージに合わせて黒にすることを考えていたのですが、それだと高島果穂のイメージに合わなかったため、最終的に白を基本とした色に変更しました。ラフ時点ではスカートの色は黒っぽかったのですが、これも高島に合わせて紺に変更。
シナリオ本編の時期は冬であるため、他の生徒の大半は神村夕音のようにカーディガンを羽織ってたりするのですが、高島果穂は体温が高いため着ていません。冬用の厚手の生地となっているためそれで何とかなりますが、寒い日はコートを着ています。
※藤宮咲良は特異体質であるため外気の温度の変化に鈍く、主人公が指摘するまでは一年中あの恰好で過ごしています。
前髪にはいつもヘアピンを付けており、制服着用の際は地味な赤色のもので固定ですが、私服の時は気分によって複数使い分けています。
制作エピソードその2
ヒロインが3人いるため、それぞれの人物のイベントの配置バランスにかなり頭を悩ませた記憶があります。
登場人物を好きになってもらうためには、物語としての説得力を持たせるためには、主人公との接触機会を増やし、関係性を進展させていく必要があります。また、TRPGでストーリ性のあるシナリオを書くときは、TRPGシナリオの性質も意識しなくてはなりません。
ノベルゲーのように連続でイベントシーンを挟むとセッションがダレてしまうため、探索パートを適度に挟む必要が出てきます。正確には、探索パートの間にイベントシーンを挟んでいく感覚です。
限られた枠の中で、各キャラに関するイベントをいかに効果的に配置するかが重要となってくるのですが、「魂の境界」はヒロイン各の人物が多かったため(感情移入させたい登場人物が多かったため)、かなり調整が大変でした。イベントの調整だけで数週間頭を悩ました記憶があります。
色々と制約は多かったのですが、高島果穂については、主人公目線でも、PL目線でもできるだけ彼女のことを好きになってもらうように意識しました。
なお、高島果穂は遊ぶことも大好きなので、学校が終わった後は吉祥寺でウィンドウショッピングをしたり、ゲーセンに行ったり、クレープを食べたりして自由気ままに普段から過ごしています。時にはラーメン屋にも一人で行ってしまうタイプの子です。
また、友人は多いのですが、普段から誰かとずっと一緒にいるような感じではなく、休日は一人で行動することも多かったりします。
余談
最後に。2023年に頒布する『魂の境界』の続編シナリオ『魂の境界 春告鳥の祝福』に、高島果穂に関する話が少し出てきます。
その時に、RPなどを通してまた彼女のことを思い出してくだされば幸いです。
次回の「魂の境界」の記事
蔵橋孝一や朝平宗作を含む、その他の登場人物についての記事を予定しています。
それではまた。
2022-11-27 06:55:50 +0000 UTC
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現未×。重大なネタバレを含みます。
今回の記事では、シナリオ「魂の境界」のサブヒロインである、神村夕音の裏話について記していきます。
細かい情報についてはシナリオ本に記しているため、気になる方は良ければそちらをご覧ください。
設定
「死」に愛される少女・藤宮咲良の対比の存在、「死」を愛する少女というイメージを発端として、神村夕音は生まれました。
聖心高校の高校2年生で、年齢は17歳、身長は157cm、奥手な少女といったイメージで、学校では極力人と関わらないように過ごしています。
子どもの頃はごく普通の少女でありましたが、母親との死別、中学の頃に学校で受けた虐めによって、孤独を好むようになり、そして死を望むようになります。そして高校2年に上がったとき、藤宮咲良を目にし、彼女の内に存在する「死」に惹かれました。
孤独の友として読書を好み、普段はずっと一人で本を読んでいます。
作中に井の頭公園で読書をする彼女の姿が出てきますが、それは部屋にいると感じる鬱屈や孤独感を紛らわすためでもあります。地頭は良く勉強も本来は得意ですが、中学に受けた虐めの経験で目立つことを避けるために、学校の成績は中の上くらいです。
「死」を愛する少女
自分自身の死について普段から考えていた彼女は、藤宮咲良の内にある「死」の存在を感じ取ります。そしてその正体を真導明常から教えられることで、より強くその存在を求めるようになります。
神村夕音、真導明常、天野正昌のいずれにも言えることですが、彼等の思想は、ただ純粋に、死を強く望むところから始まっています。それは他者に対する憎しみではなく、この世界へ絶望したことから生まれた考えで、その絶望を受け止めてくれるものが、彼等にとっては死の世界であった訳です。そして、藤宮咲良に内在する「死」こそが、彼等の望みを実現してくれると考えるようになります。
しかし、大人である真導明常や天野正昌と違って、神村はまだ子どもで、その心は未熟です。自らの魂の在り方をはっきりと自覚し、決断しきった真導達とは異なり、神村は自らの魂の在り方をずっと悩み続けています。良心と憧れの間に板挟みになっていた彼女の心は揺れ動いていたため、作中に、主人公に対して問い掛けるシーンもありました。
彼女の選択・√Aにおいて
√Aにおいて、神村夕音は「死」を受け入れることを選びます。
二つの世界の境界線上に立ち、どちらに身を置くべきか苦悩していた彼女でしたが、第三章に入った直後、その身に起きたある出来事によって彼女の心境に決定的な変化が訪れました。枷が外れたことによって彼女の行動は大胆なものとなったため、√Aの終盤のシーンであのような行動をとります。
描写がややアダルティーになりましたが、ノベルゲームだとあれくらいはやるかなと思ってやってしまいました。エロスを出すつもりはあまりなくて、蠱惑的な表現を出したつもりなので、筆者の中ではこれが最適解かなとは思っています。PLのことを考えると反省はしている。
※なお、2月10日の夜に彼女が待ち合わせをしていた人物は真導明常です。しかし真導明常は殺害した少女の死体の処理をしていたため、待ち合わせに遅れます。待ち人がついぞ来なかった神村夕音は帰りますが、その道中で不良達に襲われます。実は、襲った不良達は遅れてやってきた真導に殺害されていたのですが、予定外の殺しであったためその死体が街中に晒されることはありませんでした。(テストセッション時では、二人の男の死体遺棄についてテレビで小さく報道させましたが、セッション進行のノイズとなるのでカットしました)
彼女の選択・√Bにおいて
死の世界を選ぶことはできない。けれど、罪を犯した自分は生の世界で生きていくこともできないと考えた彼女は、ビルの屋上からその身を投げます。
自らが死ぬこと。それは彼女が、ずっと密かに望んでいたことでもありましたが、この時の彼女には自分本位の考えはなく、そうすることでしか犯した過ちを償えないと考えていました。
神村が飛び降りる直前、主人公は彼女に追いつきますが、この時神村は、主人公が追って来ると分かっていて、主人公のことを待っていました。しかしそれは止めて欲しいからではなく、死ぬ前に最後に彼と話をしたかったからです。
制作エピソードその1
以下の文章は、神村夕音の制作資料から一部を抜粋したものです。
================================================================年齢:17 歳
髪型:ツインテールのイメージ。ただ、ぶりっ子のような感じはなく、現実的な髪型の範囲のイメージ。
身長:156cm 程度。身長は同年代の女子の平均くらいだが、食事はきちんと取っていないためやや細身である。スポーツなどは得意ではなく、非力である。ただ、ガリガリというほどではない。
バストサイズ:D ~程度。普通よりも少しあるくらい。
容姿:整っている。美人と可愛いの中間くらいのイメージ。男子から人気であったため、中学時代に女子に一方的に難癖をつけられ、虐めに遭っていた。言い方は悪いが、オタク受けしそうな見た目をしている。
雰囲気:いつもどこか物憂げな面持ちをしており、儚げな雰囲気をしている。内向的であり、他者と積極的に関わるような人物には見えない。何かを抱えていることは明らかだが、それを打ち明けようとはしない。
性格:
【台詞例】
「ここから飛び降りたら、……やっぱり死んじゃうんですかね。痛みも感じることはなくて、ただ、静かに眠るように命が消えていく……」
「……罪について、どう思いますか? あなたは、自分が許せないって思ったこと……ありますか」
いつも下を向いて歩いているような少女で、物憂げな表情をよくしている。神村が今にもビルから身を投げようとしている時に、主人公と彼女は出会う。彼女が何かを抱えていることは明らかであるが、それをいくら聞き出そうとも、主人公にその悩みを打ち明けることはしない。頼れる者はおらず、真道常明からもただの駒として利用されていただけであるため、神村夕音は孤独の少女であった。心根は優しい少女であるが、中学時代のいじめやひどい家庭環境により、死に憧れてしまうようになる。そして、死に憧れてしまっていることを含めて、自分のことを否定的に見ている。大人しく、また、押しに弱いため、主人公が食事などに誘うとそれに応じるシーンもある。高島果穂が神村夕音に積極的に話しかけるシーンもあるが、神村夕音は戸惑いつつも会話に応じることとなる。
※主人公と食事をするシーンや、高島果穂と会話をするシーンはセッション進行の都合上カットしました。
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「影があって、奥手な雰囲気を漂わせている。そして、子どもと大人の中間にいるが(外見は大人っぽい部分もあるが)、まだ心は未熟な少女である」といったこともリチャードⅧ世先生に伝えました。
そして出来上がったラフが下のものとなります。
髪留めをシュシュにするかリボンにするかを1週間くらい迷っていた記憶があります。物語の立ち位置上、大人っぽさを出すためにリボンにしたのと、ツインテール部分の長さをラフより少し長くしました。スカートの丈は、藤宮咲良は無頓着なのと、神村夕音は露出を嫌うため二人とも長いです。
神村は、制作当初はもっと色んなシーンに出すつもりだったのですが、セッションの進行上の制約や、他登場人物とのバランスを考えて、あのような形に落ち着きました。ノベルゲームであったらもう少し主人公との綿密なやり取りを演出したかったのですが、セッション進行のメリハリを考えて断念しました。
制作エピソードその2
神村は自罰的な傾向が強く、それでいて一人で色々と抱え込もうとする少女です。
彼女の背景を全て知っているKP目線だと好意を抱きやすい印象がありますが、PL目線だと得られる情報が限定的になります。
また、筆者は影があるヒロインに対して全肯定するタイプのオタクですが、そうじゃない人にとっては取っつきづらい部分があるのかもしれません。
露骨にPLにアピールするとそれはそれでキャラとしておかしくなったり、物語の進行に支障が出るため、最終的にあのような調整に落ち着きましたが、KPとしても扱うのが難しい人物かなと思っています。そういった点を含めて、「魂の境界」はKPの腕が求められたり、遊ぶ人を選ぶシナリオなのかなと思います。
余談
藤宮咲良の記事でも述べましたが、筆者の中では、主人公は3人のヒロインにそれぞれ好意を抱かれているという設定になっています。神村夕音は、主人公に自分と同じ匂いを感じ取った。けれど、自分とは異なる生き方をしている主人公に惹かれた、という想定です。
物語の最後、神村は最終的に少年院に入所しましたが、数年後には出所することになります。彼女がその後どうなったかについては、また機会があればどこかで。
というわけで、神村夕音に関する記事は、一旦はここまでにしようかなと思います。
次回は高島果穂に関する記事を書く予定です。
2022-10-21 10:45:19 +0000 UTC
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現未×。重大なネタバレを含みます。
今回の記事では、シナリオ「魂の境界」のメインヒロインである、藤宮咲良の裏話について記していきます。
細かい情報についてはシナリオ本に記しているため、気になる方はそちらをご覧ください。
設定
「死」と呼ばれるものが彼女には内在しており、その設定から藤宮咲良、そして「魂の境界」の作品は生まれました。
聖心高校の高校1年生で、年齢は15歳、身長は148cm。背はかなり低い方で、クラスで前から2番目くらいです。
長い間地下に監禁されていたことや、食事をまともに摂ってきていなかった経緯があり、全体的に身体の発育は悪いですが、「死」が内在することにより、その存在自体が魔術的なものとなっているため、健康面では問題がなかったりします。
教育者のような人物にも恵まれてこなかったため、学校にはまともに通っていません。真導や天野がうまいこと根回ししたため聖心高校には入学できていますが、勉強は全くできません。
地頭は良いですが、常識が欠如していることや、その特殊な経歴ゆえ彼女は独自の価値観を持っているため、人と普通に会話をすることができないでいます。
「死」が消失した後の彼女はごく普通の少女と変わらない体質となったため、ゆっくりとですが普通の人と同じような暮らしをしていくようになります。その後の彼女がどうなったのかについては、続編シナリオにて明かされます。
黒い蝶と「死」
作中において主人公は「黒い蝶」の幻覚を何度も目にしますが、それは人の死の象徴であり、また、「死」を内在させている藤宮咲良の象徴でもあります。
蝶に関連する観念は世界各地に見られ、いずれも人の死や霊、魂に結び付けられることが多いですが、人の魂の在り方、その魂の行方を問う本作においても、蝶は人の魂と強く結びつくものとして描いています。蝶の色が黒であるのは、死の意味合いがより強いことを示すためです。
藤宮咲良は、内在する「死」、そして黒い蝶と、二つの観念を抱く存在となります。
作中の「死」のシーン
そして正気を失い、死に近くなってしまった人は藤宮咲良に内在する「死」を感じ取ってしまいます。
シナリオ本文p.130において、狂気の世界に陥ってしまった主人公は藤宮咲良と出会いますが、その時の主人公の眼には「死」の姿のみが映ることになります。
その時、藤宮咲良が主人公に語りかけてきた言葉はおぞましいノイズ音として描写されますが、彼女は主人公の様子を心配し、懸命に話しかけてくれていました。彼女の言葉の内容はシナリオ本文p.135に記しています。
この時、主人公は藤宮咲良を殴りつけてしまっていますが、√Bにおいても主人公は藤宮咲良のことを殴っています(シナリオ本文p.146参照)。しかし、自身に内在するものが主人公を怯えさせてしまっていると分かっていた藤宮咲良は、主人公のことを恨んだりすることはありませんでした。
というかひどいなこのシナリオ、主人公がヒロインを殴るな。
制作エピソードその1
藤宮咲良の設定については、「沙耶の唄」の影響を受けています。
沙耶と呼ばれる人物はその正体が怪物であるが、狂ってしまっている主人公の眼には可愛らしい少女として映ります。藤宮咲良はこの逆で、狂ってしまった人の眼には、彼女がおぞましい存在に見えることになります。
また、「魂の境界」の作中において部分的に、「沙耶の唄」の以下の要素をオマージュとして取り込んでいます。
・藤宮咲良を引き取っていた、奥涯という男の名前 ⇒ 「沙耶の唄」の奥涯教授から取っている
・奥涯の屋敷 ⇒ 「沙耶の唄」に出てくるとある屋敷をオマージュ
藤宮咲良という存在そのものや、作品全体の雰囲気は「沙耶の唄」とは全く異なりますが、気になる人はこの作品もプレイしてみると良いかもしれません。(個人的には大好きな名作ですが、狂気・グロ要素が強いので注意)
制作エピソードその2
以下の文章は、藤宮咲良の制作資料から一部を抜粋したものです。
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年齢:15歳
髪型:腰か腰下くらいの長さくらいまである黒髪。キャラデザとして、ストンと落ちた典型的黒髪よりは、何らかの特徴があった方がいい。
身長:147 ~ 149cm 程度。華奢な体つきで、同年代の少女よりも小柄。体つきが華奢なのは、地下室で長期間監禁されていたという過去や、事件以降、身体に変化が生まれ味覚は壊れ、碌なモノを食べていないためという理由がある。ただ、貧相な感じではなく、美しい身体のラインで描いてください。
バストサイズ:A~カップ程度。胸が完全にないほどではないが、平均以下である。
容姿:非常に整っている。ただ、美人というよりは可愛いの方向。
雰囲気:浮世離れした感じがありつつ、あどけなさがある。裏には不気味なものがありつつ、無垢な少女の雰囲気がある。
性格:「~~はね、~~だよ」といった口調である。口調や態度にきついものはなく、明るいようにも感じるが、何を考えているのかが分からない、浮世離れした感じがある。また、感情があまり変化せず、ほとんど一定であるように見えるため、学校では彼女と関わろうとするものはいない(そもそも訳あって彼女は学校に行っていない)。ただ感情の起伏がない訳ではなく、彼女なりに多少の変化がある。交流を拒絶する感じはなく、主人公が積極的に関わろうとすれば、彼女はされるがままとなる。そのため、主人公は藤宮咲良からの依頼を受けることをきっかけとして、彼女と親しくなっていく。何かに動じることはほとんどなく、また、死体を見ても眉一つ動かさない。
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藤宮咲良の特徴として、「浮世離れした感じがありつつ、あどけなさがある。裏には不気味なものがありつつ、無垢な少女の雰囲気」といったことをイラストレーターさんのリチャードⅧ世先生に伝えしました。また、「死」が内在していることから、彼女のイメージカラーは黒であることも。
そしてきたラフが下の画像のものになります。
完成後の藤宮咲良と比べると、もう少し暗い雰囲気になっていました。黒タイツを履いていたのと、初期は制服のカラーも上下黒が有力候補でした。暗い雰囲気にし過ぎると露骨になると思ったので、全体的に明るさを少し増して、今のデザインに。制服のカラーを今のもの(上は白、下は濃紺)に採用したのは、高島果穂のデザインはその方が合っているから、というのもありました。
※リボンの色は3人のヒロインでそれぞれ違いますが、これは学年による違いではなくて(そもそも高島と神村は同学年なので)選択制によるもので、生徒は自分の好きな色を選べます。
黒髪ロングのヒロインは昔からの鉄板とされていて私も好きですが、鉄板故に油断すればありふれたものとなってしまう為、どのようなデザインにするか私とリチャードⅧ世先生で大分悩みました。(と言っても私は設定と雰囲気を伝えるだけで、最終的なデザインはリチャード先生任せだったのですが。リチャードⅧ世先生に最大の感謝を)
制作エピソードその3
過去に腹部をメッタ刺しにされたり、死に憧れる人間達に付き纏われたり、主人公に殴られたり、狂った人物に腹部を刺されたり、誘拐されたりと、改めて列挙すると大分……かなり酷い目に遭っているヒロインになりますが、彼女自身にはあまり悲壮感が出ないように意識しました。
それは、この作品は藤宮咲良という少女の不幸を描く物語ではなく、自らの魂の在処を、何処かに求めた者達の物語であるからです。他の登場人物、高島果穂や神村夕音、天野正昌、朝平宗作達といった、事件に関わった多くの登場人物の、それぞれが抱く思いを描きたかった為に、藤宮咲良だけにスポットライトを当てないようにしました。
その為、主人公と藤宮咲良が深く関わるようになるのは√Bに入ってからとなります。
ただ、藤宮咲良の過去や、彼女が抱える思いは続編シナリオにて更に掘り下げられることになります。
裏話・余談
「魂の境界」では、物語構成やヒロインとの関わり方についてはノベルゲーを強く意識しています。TRPGシナリオという都合上、恋愛要素は意図的に排除していますが、普通に考えたら、この作品において恋愛要素はあってしかるべきだと思ってます。
シナリオ本に明記はしていませんし、探索者が具体的にどのような人物なのかによってまた変わってくるかとは思いますが、藤宮咲良、高島果穂、神村夕音はそれぞれ、抱く形こそは違えど、少なからず、主人公に異性としての好意を持っていると筆者は想定しています。
余談ですが、シナリオ本文p.145の「事務所にて」のシーンのスチルを用意する案が当初ありました。なんやかんやで没になりましたががが。
というわけで、藤宮咲良に関する記事は、一旦はここまでにしようかなと思います。
高島果穂や神村夕音、他登場人物達に関する記事はまた今度に。
2022-10-01 04:39:46 +0000 UTC
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こんにちは。澄川ティーです。
FANBOXを始めてみました。
ブログ記事の形で、これまでの作品の制作エピソードや、作品の裏話、制作の進捗の様子などをつらつらと書き連ねていこうと思います。
記事では、これまで未公開であったイラスト・没案なども掲載する予定です。
(イラストレーターさんの許可取得済)
不定期で投稿する形になるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
※画像はGMちゃんの線画イラスト
2022-09-29 10:29:47 +0000 UTC
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