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阿井上夫

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拷リリ(R-18)

こんにちは。

野生の絵描き、阿井上夫です。


今回もSkebのリクエストで描いたイラストを紹介します。

敵に捕らえられ、拷問を受けるリリ・アーカイヴです。

























文字なし版











おまけ






今回は以上です。

変身態のリクエストが多い中、珍しい通常リリのリクエストでした。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。

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ロロと触手(R-18)

こんにちは。

野生の絵描き、阿井上夫です。


Skebのリクエストで描いたイラストを紹介します。

今回のリクエストは以前描いた触手イラストのロロVerです。

リリと触手(R-18)

文字なし版


文字あり版











文字なし版









今回は以上になります。

ちなみに最初から口のレベルだけ少し高いのは彼氏持ちだからです。

次回は誰が触手の犠牲になるのか?

それではまた次回の更新でお会いしましょう。



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快楽電流責め(R-18)

こんにちは。野生の絵描き、阿井上夫です。

今回はSkebのリクエストで描いたイラストを紹介させていただきます。

さっそく前回紹介したオリキャラの出番です。

今後もこういう目に遭うんだろうなぁ……。

セリフあり












セリフなし













以上です。

また次回の更新でお会いしましょう。

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ラリルレロ²

こんにちは。

野生の絵描き、阿井上夫です。


先日自分のSNSの過去のコメントを見返していたら、こんな事を呟いてるのを見つけました。

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なるほど、そのネタがあったか!

…と、いうわけで今回は一年以上寝かせたネタにチャレンジ。


フース警備隊、全員出動!!

せっかくなのでビジュアルだけではなくキャラ設定なんかも考えてみました。

時系列的には本編終了から数ヶ月後を想定しています。

それではひとりずつ見ていきましょう。


ララ・リバーシヴ


オリキャラ1人目。

リリに憧れる後輩ポジションのキャラクターです。

普段は清楚な眼鏡っ娘ですが、変身すると正義感に燃える熱血ヒロインへと早変わり。

頭部をケモ耳風にしたかったので、以前にリリのフォームチェンジで猫耳を使用したので今回はウサ耳に。ウサ耳ならバニーガールだろ、ということで体の模様もそれっぽく。何か一捻り欲しかったので逆バニー風にしてみました。

体の模様のハートマークは最初はお股と胸の先っちょにも付いてましたが、さすがにセンシティブが過ぎるかと自重しました。

名前の由来はリバーシブル。二面性のあるキャラなのでそれっぽい単語をいくつか候補に上げ、リリ・アーカイヴと響きが近いリバーシブルを捩ってリバーシヴとしました。


リリ・アーカイヴ

皆さんご存知、我らがリリ・アーカイヴ。

本編終了後なのでルークスとインフェルニアの和解と惑星フースの復興に尽力しています。

本編最終話で他者を変身させる能力は失ったものの、リリ自身の変身は元々ブイレス由来のものなのでブイレスさえあればこれまで通り変身は可能なはず。ただしリリのブイレスはヒュースに奪われたまま戻ってこなかったので、母のアーリが現役時代に使っていたものを受け継いで使用しています。

リリの立ち絵は随分前に描いたものだったので、今の阿井上夫が描いたキャラと並べると絵柄の違いが目立ったので色々修正しました。

原作ではあまり他の警備隊員との絡みが描かれなかったリリ。自分を慕う後輩と今後どんな関係を築くのでしょうか?


ルル


オリキャラ2人目。

ビジュや設定がなかなか定まらず二転三転しました。

オリキャラ3人の内ひとりは小柄で物静かなキャラにしようと決めていたので、最初はクールな無口キャラにしようかと思いましたが、属性がアイズとモロ被りしてる事に気付いて路線変更。

喋らないのではなく喋れないキャラという事で、ビジュアルにもその要素を反映させるためマスクを装着させました。

本来腕に付けるブイレスも首輪っぽくアレンジ。

難産でしたが3人の中では一番気に入ってます。


レレ



オリキャラ3人目。

年上だけど後輩というリク(ジード)に対するハルキ(ゼット)みたいなポジションのキャラクターです。

長身で活発なキャラをイメージして、3人の中では一番最初に完成しました。

ルークスとインフェルニアのハーフという要素を表すため左右非対称、色も他のキャラと違いツートンカラーに。

褐色肌なのは単純に阿井上夫の性癖です。

体の模様的に右脚が寂しかったのでブイレスを装着。

分かりにくいですが模様の暗い部分には幾何学模様が浮かんでいます。


ロロ


原作キャラだけど半分オリキャラ。

彼女がいなければ他の3人も生まれなかったでしょう。

これまでにも何度か語っていますが、変身態は原作には登場せず綱島師匠のイラストが元ネタです。

その割にはたまに彼女のイラストのリクエストも来るので、アーリと同じくなかなか人気のあるキャラのようです。


おまけ

リリと後輩の関係、だいたいこんなイメージ。



以上、ラリルレロ5人娘でした。

これっきりにするには惜しいキャラ達なので、今後も何かしらの形で描いてみたいですね。


ちなみに個人的な解釈ですが、フース人の名前はルークスには姓があるけどインフェルニアには姓がないと考えています。

作中描写だけでは断定できませんが、おそらく惑星フースには元々は姓の文化は無かったのでしょう。

しかしテリオに支配され、その影響を受けたルークスのみに姓が普及したのではないかと考えています。

リリとララにだけ姓があるのはそのためです。


それではまた次回の更新でお会いしましょう。

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リリ vs グリージョダークネス

こんにちは。

野生の絵描き、阿井上夫です。

本日はSkebのリクエストで描いたイラストを紹介します。

グリージョダークネスの擬人化キャラとリリ・アーカイヴです。


文字なし版


おまけ(色違い差分)

黒髪&褐色肌

白髪&褐色肌

黒髪&白肌

白髪&白肌


どれを本採用するかX(Twitter)でアンケートを実施した結果、黒髪&褐色肌になりました。

おまけ2

拘束リリの別案。

センシティブ過ぎたので没に。


今回は以上です。

いつか機会があればグリージョとグリージョダークネスの絡みなんかも描いてみたいですね。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。


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リリ vs ロロ②
















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Anniversary ×3

こんにちは。

野生の絵描き、阿井上夫です。


本日で『DARKNESS HEEIS -Lili-』は4周年を迎えました。

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ダークネスヒールズ、そしてリリ・アーカイヴと出会ってもう4年も経ったのかと思うと感慨深いものがあります。

未だにダクヒ熱が全く冷めやらないことに正直自分でも驚いています。

これからも全力で突っ走っていくのでよろしくお願いします。


また今年は『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』の公開から25年、つまりカミーラ姐さんのデビュー25周年でもあります。

とは言ってもダークネスヒールズ好きの私にとってはカミーラというと劇場版ティガよりダクヒに登場する彼女の方が印象が強いのですが。

ダクヒ版のカミーラはティガと関わることがないせいか、すっかり毒気が抜けて面倒見のいいお姉さんに。

最近は姐さんのそっくりさんが復活した挙句、ティガのそっくりさんといい感じになってるので、そろそろ姐さんにも幸せが訪れてもいいのではないでしょうか?

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そして今年はダークザギが登場してから20周年でもあります。

カミーラと同様にネクサスに登場したダークザギに比べればずいぶん丸くなった彼ですが、カミーラ姐さん曰く「この姿になってから学んだことも多い」そうなので、ザギも人間の姿になったことで変わった…、あるいは成長したということでしょうか。

曲がりなりにもダークネスヒールズという仲間(絆)を得た今のザギをノアが見たらどういう反応をするんでしょうね?

ザギは絶対見られたくないでしょうが。


そしてダクヒ版ザギを語る上で欠かせないのが、やはりコミックス描き下ろしエピソードでの活躍と人造人間の少女アイズとのやりとりでしょう。

普段はほとんど描かないんですが実はこのコンビも結構好きだったりします。

本編での出番がなかったのが惜しいくらいです。

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アイズは作中で人工的に生み出された人造人間だと語られていますが、そのベースになったのはザギと同じウルティノイドのダークファウストのようです。

これはアイズの服装の色合いや、綱島師匠が過去にSNSに投稿されたイラストから見てほぼ間違いでしょう。

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アイズ自身は自分の出自を知らない(そもそも興味がない)ようですが、ザギの方は彼女の正体に気付いている節があるので、アイズに説教じみた事をしたのもかつての同胞のよしみといったところでしょうか?

そういう意味でもザギの成長が見て取れますね。


今後もザギの命を狙い続ける宣言をしているアイズですが、これはザギに対して敵意や殺意を抱いているわけではないと個人的には解釈しています。

ザギと出会ったことで感情に目覚めたものの、それを持て余しどうすればいいのか分からず不安の只中にあったアイズにとって、その感情を正面からぶつけられるザギの存在は非常に大きかったことでしょう。

ザギも「怒りをぶつけるのは気持ちよかっただろ?いつでも来い。遊んでやる」と語っており、ザギにとってはあの闘いは命のやりとりと言うより、娘や妹に洒落付かれて相手をしているぐらいの感覚だったのかもしれません。(やり方はだいぶ物騒でしたが)

アイズの方も今はまだ戦い以外に自己の表現の仕方を知らないだけでしょうから今後の成長に期待ですね。まあ成長してもザギのストーカーを止めることはないのでしょうけど。

同じくダークネスヒールズのベリアルを追うリリともいつか出会う時が来るのかもしれませんね。


今回はここまで。今後ともよろしくお願いいたします。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。

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蔦アーリ(R-18)

こんにちは。野生の絵描き阿井上夫です。

今回はSkebのリクエストで描かせていただいた『植物怪獣の蔦触手に拘束されるアーリ』のイラストを紹介します。








文字なしVer






以上になります。


アーリの変身態は原作には登場しないのにコアな人気があるようで、ちょくちょくリクエストが来るんですよね。


ちなみにリクエスト内容はアーリのみだったんですが勝手にリリも追加しました。

娘のピンチに駆けつけては自分も酷い目に遭うという昭和時代のゾフィーみたいな立ち位置が板についてきたアーリ母さん。


それではまた次回の更新でお会いしましょう。

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アーカイヴ親子

こんにちは。

野生の絵描き、阿井上夫です。

随分と間が空いてしまいましたが久しぶりの更新です。


本日は年に一度、どんなウソも許される(と勝手に思っている)エイプリルフール。

まあ二次創作なんて言ってみれば全てウソなんですが、そんな中でも阿井上夫ですら普段は自重してるネタがふたつ。

それが若かりし頃の母と未来の娘、アーリ・アーカイヴとルリ・アーカイヴです。


どちらも以前に少し語ったことはありますが、久しぶりにまた捏造妄想設定を垂れ流していこうかと思います。



①アーリ・アーカイヴ

過去アーリ

こんにちは。野生の絵描き、阿井上夫です。 本日5月14日は『母の日』ということで、若かりし日のアーリ母さんについて少し予想(というより妄想)してみたいと思います。 ……え? 今月は更新はないんじゃなかったのかって? いや、支援者向けの更新がないだけで一般更新もないとは言ってないから…。 アーリ・アーカイヴ...

原作ではリリの母親として登場したアーリさん。

過去にはM78星雲のウルトラウーマンと同化して故郷の平和のために戦ったという、ウルトラ作品の主人公さながらのムーヴをしていたとのこと。

過去に何があったのかいろいろと妄想が捗りますね。


大真面目に考察すると、アーリの時代はまだリリの時代ほどルークスとインフェルニアの抗争は激しくなかったと思われます。

作中でリリがインフェルニアの暴動が最近激しくなったと語っていますし、幼少期にはルークスとインフェルニアが共に暮らせるグレーゾーンと呼ばれる場所もあったようです。


もっとも抗争が激しくなかった理由は両者の関係が今より良かったからとかではなく、単純に戦力差がありすぎて勝負になっていなかったからだと思われます。ルークスはテリオからのテクノロジーによってインフェルニアより高いレベルの文明を築いていましたからね。

原作の時代のインフェルニアが真っ向からルークスに反抗できていたのはイーヴィルティガから供与された兵器やロボット、バトルナイザーがあったからです。なのでイーヴィルが惑星フースに現れる前はインフェルニアの戦力など雀の涙のようなものでしかなく、ルークスにまともに対抗できず一方的に鎮圧されていたのではないでしょうか。


リリでさえルークスとインフェルニアの対立に疑問を持ち始めたのは暴動が激化してからのようでしたし、若かりし日のアーリはインフェルニアの暴徒をただの反抗勢力として何の疑いもなく鎮圧する日々を送っていたのかもしれません。

リリの回想シーンでアーリが「正しいと思ってやっていたことが他の人からすると悪いこともあるの」と語っている事からも、自分の過去の行いに後悔している事が伺えます。

成人して宇宙に駆り出され、そこで自分たちがテリオにとって都合のいい使い捨ての駒でしかなかった事実を知ってしまい、信じていた理想との乖離に苦しむ事になったのかもしれません。


そうして苦難の戦いの中で仲間を庇って命を落とした彼女は光の巨人とひとつになり、故郷を正すために立ち上がる……!


……みたいな物語があったのかもしれませんね。

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肝心の相棒とは相当な凸凹コンビだったようですが……



②ルリ・アーカイヴ

去年のエイプリルフールに描いたベリアルとリリの娘です。

アーリと違いこっちは完全に阿井上夫のオリジナルです。

New Generation Lili

惑星フースがテリオの支配から解放されてから十数年。 かつては上層市民『ルークス』と下層民『インフェルニア』に分かれて争い合っていた人々も、今では手を取り合い平穏に暮らしていた。 しかし平和な世にも善からぬことを考える者は現れる。 悪行に手を染める犯罪者、他の星から侵略してくる宇宙人、狂暴な怪獣……。 ...


こちらは彼女の変身態についての記事です。

アーリースタイル

こんにちは。 野生の絵描き、阿井上夫です。 今回の記事は以前に公開した『DARKNESS HEELS -Lili-』の妄想続編『DARKNESS HEELS -New Generation Lili-』の続きになります。 公開がエイプリルフール限定だったため未読の方も多いと思いますので、先にそちらを読んでから本記事を読むことをおすすめします。 それでは本題...

ルリ・アーカイヴの変身態はブイレスで変身した母親似の姿と、ジードライザーで変身した父親似の姿の二種類が存在します。

所謂タイプチェンジですね。

普段はブイレスフォームで警備隊として活動しながら、怪獣や宇宙人が現れた時にはライザーフォームで正体を隠して戦います。

今回のはライザーフォームの第二段階になります。

前回描いた第一段階との比較。

例えるならガイアV1とV2の関係だと思っていただければよろしいかと。

ベリアルアーリースタイルに近かった第一段階から今のベリアルに近い黒基調の姿になりました。

ルリの変身チャート更新。

残るはブイレスフォームの第二段階と最強形態。

まだ具体的には決めていないのでお披露目されるのはいつになることやら?


おまけ

以前描いたTS陛下。

元々はルリのビジュアル候補のひとつとして考案したものでした。

リリやアーリと似た外見にするため没に。

ベリアル要素は変身態に任せました。



おまけ2


私服姿のルリと成長したリリ。

リリは変身はできなくなりましたが完全に能力を失ったわけではないようで、長く伸びた髪の一部が変身態と同じ色に変色しています。

とても16歳の娘がいるとは思えない若々しさですが、母から受け継いだ光の因子の影響かベリアルと一時的に同化したためか、老化が遅くなっているのかもしれません。


ダークネスヒールズがフースを去った後、ルークスとインフェルニアの和解に尽力し、今では人々から『フースの母』の異名で呼ばれているとか。

ベリアルと同化した時に体内に残留していたベリアル因子が成長して身籠ったことで警備隊を引退。そういった経験がないのに懐妊した理由に心当たりは無かったものの生まれた赤子が誰の子なのかは直感で悟っていた模様。

能力の大半がルリに受け継がれたことで戦う力を失い、かつてベリアルを見送った時に誓った「すぐに追いつくから…!」という想いは娘に託されることに。


放蕩な父を母の元へ連れ戻さんと追いかけるルリと、何故か自分を父親呼ばわりする見知らぬ少女から追われるベリアル。

宇宙を股にかけた壮大な親子鬼ごっこの結末は……、阿井上夫にもまだ分かりません。




今回はここまで。

また次回の更新でお会いしましょう。

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リリ vs ロロ










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X(Twitter)まとめ2024

こんにちは。

野生の絵描き、阿井上夫です。


2024年も残すところあとわずかとなりました。

新年を迎える前に今年一年SNSやPixivに投稿したネタ系イラストを一気に振り返りたいと思います。

新年

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ブレーザー最終回の裏側

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パイロット・リリ

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アメイジングセブンガー

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背景はお借りしました

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なおサイズ差

モブ

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作中には一人も登場しなかった一般女性隊員

でもリリやアーリという例がある以上は全くいないというわけでもないはず

ただしフース人は男女の力の差が大きいそうなので人数は少なそう

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筋肉の日

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夫婦別姓

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DARKNESS HEELS -Lili- 3周年

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忘れててすいませんでした……、一生の不覚ッ!!

これで許してください

こどもの日

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ニセモノのバカップル

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元カノ(片想い)と、今カノ(片想い)

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デカ女

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アーク

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商品棚の守護神

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勝ち確演出

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想像力を解き放て

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最初はウルトラマンのスーツ自体に空調付けるの考えたけど流石にメタすぎるのでやめた

この時期の撮影や野外ショーのスーツアクターさんは大変でしょうね

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弟子入りするなら?

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ウルトラクイズ

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プラモ女子

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リリ視点のダクヒ

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ネクサス20周年

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ヒーローショー

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せなか

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ハイレグ

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ウルトラアーツ

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ウルトラマンカードゲーム

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みんなでトリッキーテクニック

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ーニバ

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15周年

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ハピバ師匠

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闇トラマン?

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リリクリ2024

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あとがき

こうして見直すと今年もいろいろ描いてますね。

意外と数が多かったので上半期と下半期で分けた方がよかったかもしれませんね。

来年以降は考えようと思います。


今年一年ありがとうございました。

来年も『リリ・アーカイヴを愛でる会』をよろしくお願いします。

よいお年をお迎えください。

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リリと触手(R-18)












文字なし版










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ウルトラショップに行ってきました

こんにちは。野生の絵描き、阿井上夫です。

愛知県一宮市にある『ドリームランド ウルトラショップ』さんにお邪魔してきたので、ご紹介したいと思います。

写真は店主さんの許可をいただいて撮影しています。

一軒家の一階部分を改装した個人経営のお店でした。

窓からはウルトラマンと怪獣たちが覗いています。

大きな看板が目を引くので通りすがりでも分かりやすいです。

駐車場は4~5台分でした。

入店すると早速ガイアがお出迎えしてくれました。

この時点で阿井上夫のテンションは120%です!

さらにマン兄さんにティガまで!

ここはウルトラの星か!?

そしてところ狭しと並べられたグッズの数々!!

クリアファイルや文房具、タオルや塗り絵など。




衣類やバッグなどもかなり充実していました。

サイズも子供用から大人用まで幅広く取り揃えてあります。


食器などの雑貨類も豊富にありました。

見上げると素敵なグッズの数々!

いくらでも眺めていられます。

観賞料とってもいいレベルです。

とても楽しいひと時を過ごさせていただきました。

まさか自分の地元にこんなお店が存在していたとは。

戦利品。

セブンのショルダーバッグとゼロのエコバッグ、陛下のピンバッチ。

そしてアイスラッガー(ツボ押し)です。

ステッカーもおまけしてくれました。

ありがとうございました!

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【追悼】ウルトラ忍法帖・闇

こんにちは。

野生の絵描き、阿井上夫です。


去る9月4日、漫画家の御童カズヒコ先生がお亡くなりになりました。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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御童先生は90年代にコミックボンボンにてウルトラ忍法帖を連載されていました。

テレビでウルトラシリーズが放送されていなかった当時、幼少期の阿井上夫が初めて触れたウルトラマンが他ならぬウル忍でした。

もしもウル忍が存在しなければ今の阿井上夫はいなかったかもしれません。

ウルトラマンと出会わせてくれて本当にありがとうございました。

本当にお疲れさまでした。ゆっくりとお休みください。



追悼イラストというほどではありませんがウル忍×ダクヒで一枚描いてみたので紹介させていただきます。

あらすじ

ウル忍と朧党の戦いが終わり数年、鶴亀の国は長らく平和な日々を送っていた。

しかし新たに現れたベリアル率いる濁緋(ダクヒ)党が悪事を働き始めた。

ゾフィーから頭領の座を継いだマンは新世代のウル忍を率いて濁緋党との戦いに挑む。

ベリアル

濁緋党の首領。

鶴亀の国の転覆を目論み日々悪事を企てている……が大抵失敗する。

将軍(ウルトラの父)とは幼馴染みで犬猿の仲。悪事を働くのも将軍への嫌がらせが主な目的である。あくまで将軍が治める鶴亀の国を支配するのが目的なので、自分以外に鶴亀の国を狙う者が現れるとウル忍と協力してでも撃退する。

将軍が関わらなければ基本的には親バカで気のいい爺ちゃんである。

リリ

濁緋党のくのいち。

昔ベリアルに助けられて以来、彼に惚れ込み押しかけ女房として半ば強引に濁緋党に居ついている。

ジード

ベリアルの息子で濁緋党の若頭。

立場上ウル忍とは敵対しているが、本音は仲良くしたいと思っている。

温厚で優しい性格だが怒ると目が赤くなって狂暴になり手が付けられない。

カミーラ

濁緋党の女幹部。党員からは姐さんと呼ばれている。

キツイ性格でベリアルも頭が上がらないがリリとジードにだけは甘い。

ティガが関わると途端に乙女になる。

イーヴィルティガ

元々はウル忍だったが今は濁緋党の一員。

朧党との戦いが終わった後、人件費削減のためリストラされ路頭に迷っていたところを拾われた。

ティガと見た目が似ているせいかカミーラからの当たりが強い。

ゼロ

新世代のウル忍。

セブンの息子だが父親の店を継ぐのが嫌で家出同然に飛び出し勝手にウル忍に加入した。

自信過剰で高飛車な性格だが情には厚い。

マン

隠居したゾフィーに代わりウル忍の頭領になった。

スケベな性格は相変わらずで、リリにセクハラしては敵からも味方からもシバかれている。

ティガ

立派に成長し今や新世代のウル忍を率いる立場に。

カミーラに言い寄られて困っている。

最近弟のトリガーがウル忍に加入した。

タロウ

ウル忍を引退して医者になった。

最近息子が生まれたらしい。

冥府羅州(メフィラス)烈風斎

元・朧党の首領。高齢のため現役を引退した。

ベリアルとは酒飲み仲間。割り勘でいいか? ベリアル。

時々かつての手下を率いて助っ人にやってくる。

危甦壟帝闇(アブソリューティアン)

鶴亀の国の支配を企む悪の組織。

ウル忍と濁緋党の共通の敵。



他にも色々と脳内妄想設定はありますが長くなるのでこの辺で終わりにしようと思います。

当時ウル忍を読んでた方は是非コメントください。読んだことないという方は電子書籍版が配信されてるので興味があれば是非この機会に読んでみてください。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。

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リリ vs カルミラ(文字なし差分)

こんにちは。野生の絵描き阿井上夫です。

今回は以前pixivやSNSで投稿したvsカルミラの高画質版と文字なし差分を紹介します。




文字なし版




おまけ





以上になります。

やはりリリ・アーカイヴは虐められてる時が一番輝いて見えますね。

本人からすればたまったものではないでしょうが。


最近PCが不調でおそらく寿命だと思われるので買い替えを検討中なのですが、デジタル音痴と優柔不断な性格のせいでどんなPCにするかなかなか決まらず。

買い替えるまではSkebのリクエスト受付も再開するわけにはいかないので、早いとこ決断しなければいけないんですが……。

この機会にクリエイター向けPCとかにした方がいいんですかね?


それでは今回はこの辺で。

また次回の更新でお会いしましょう。

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リリリク

「教導官の補佐…ですか? 僕が?」

「うん、引き受けてくれないかな?」


M78星雲、ウルトラの星は光の国。

若きウルトラ戦士ウルトラマンジードは、ウルトラマンメビウスから相談を持ち掛けられていた。

宇宙警備隊の隊長であるゾフィーからの指令でとある惑星に教導官としてメビウスが派遣されることになったのだが、人手が足りないためジードにも補佐役として同行を頼みたいらしい。


「僕よりもゼロとかの方が適任じゃないですか?」


ジードはかつて共に戦った先輩ウルトラマンの名前を上げた。

自分の実力に自信がないわけではないが、他人に何かを教えるというのはほとんど経験がない。

そんな自分よりもかつてギンガやオーブに稽古をつけた経験があるゼロの方が相応しいのではないかとジードは思ったのだ。


「生憎とゼロは予定が入っていてね。近々行われる宇宙警備隊の入隊試験の実技試験官を担当することになってるんだ」

「へぇ、あのゼロが試験官……」

「しかも相手は大事な愛弟子だからね。他の任務は受けられないってさ」

「え、弟子?」


この頃のゼロはとある見習いウルトラ戦士に半ば強引に弟子入りを志願されその対応に苦慮していた。

ゼロ本人は頑なに否定していたが、メビウスから見れば既に仲のいい師弟にしか見えなかった。


「彼ならきっと入隊試験を乗り越えるだろう。そうすれば君とも会う機会が来るだろうから、その時は仲良くしてあげてほしい」

「は、はい。分かりました」


詳しい事情は分からないが、とにかくゼロは来られないらしい。

そういうことならば補佐役を引き受けるのも致し方ない。


「それで目的地はどんな星なんです?」

「あぁ、行き先は惑星フース。20年ほど前にも他のウルトラ戦士が派遣された事がある星さ」


 ◇◇◇


惑星フースの警備隊舎の一画に作られた模擬戦場。

そこで汗を流す複数人の隊員たち。

彼らは模擬戦場の中央に陣取るメビウスに立ち向かっては返り討ちに遭っていた。


「バラバラに攻撃していても無意味だ。もっと仲間との連携を意識して、人数の利を活かすんだ」

「は、はい!!」


メビウスの指導に隊員たちが答える。

そこから少し離れた場所では二人の戦士が対峙していた。

一見すると互角に見える試合だが、見る人が見れば片方は戦うことに消極的なのが分かるだろう。

しばらく続いた模擬戦は片方が床に崩れ落ちたことで終わりを告げた。


「ま、参りました…、降参です……」


変身が解けウルトラマンから人間の姿に戻った朝倉リクは、模擬戦場の床に倒れ込みながら白旗を上げた。

荒い息を吐きながら自分を下した相手を見上げる。

「はぁ…はぁ…、どうでした? 私も意外とやるでしょう?」

「はい…、正直驚きました…」


リクを見下ろしながら笑みを浮かべる少女の名はリリ・アーカイヴ。

まだリクより年下の少女だか、れっきとしたフースの警備隊員である。


(まさかこんな女の子がここまで戦えるなんて……。完全に油断していた……)


見れば少し離れた場所ではメビウスが大勢の隊員相手に少しも引くことなく立ち回っていた。

それに引き換え自分は目の前の少女ひとりにこの様である。

自分の不甲斐なさに落ち込むリクにリリが語りかける。


「でもリクさんが本気を出していたら、私なんか手も足も出なかったと思いますよ」


変身を解いたリリの言葉にリクは気まずそうに苦笑した。

「……ッ、き、気付いていたんですね。僕が本気じゃなかったの……」


たしかにリクは模擬戦で全力を出していなかった。

ただしそれは決してリリを侮っていたわけではない。

彼女にケガをさせないためのリクなりの気遣いだったがまさか見抜かれているとは思わなかった。


「わかりますよ。だって私の知っているウルトラマンはもっと強かったですから」

「僕以外のウルトラマンに会ったことがあるんですか?」

「えぇ、以前に少しだけ……」

そう語るリリの表情にはそのウルトラマンへの様々な想いが込められているように見えた。

自分がこれまで多くの出会いや戦いを経験してきたように、きっと彼女にも色々な過去があったのだろう。

彼女の言うウルトラマンがどんな人物だったのかリクは気になったが、あまり深く詮索するのも良くないと思いそれ以上は聞かなかった。


「ところでリクさんが本気を出さなかったのは、私が女の子だったからですか?」

「え、えぇ…、まぁ……」


話題が最初に戻りリクは曖昧な返事を返すことしかできなかった。

やっぱり自分には教導官など荷が重かったのだろう。


「ダメですよ。女の子だって戦えるんですから。こういう時にはそういう遠慮はしちゃいけません!」

「……っ!」

リリの言葉にリクはかつて自分と共に戦ってくれた女性たちのことを思い出した。

ライハやモア、湊アサヒ……。

彼女たちのことを知っていながら、リリが女の子というだけの理由で手を抜いてしまった。

彼女の頬を伝う大粒の汗を見れば、彼女がこの模擬戦にどれだけ真剣だったかはよく分かる。


「……そう…ですよね。すいません、僕が間違ってました」

「ふふ、次からは気をつけてくださいね」


まるで子供を窘める母親のように微笑むリリ。

自分の方が年上のはずだが、リクはもしも自分に母や姉がいたらこんな感じなのかと不思議な気分になった。

それを口にするのは流石に気恥ずかしかったのか、リクは気を取り直して立ち上がるとジードライザーを構えた。


「リリさん、もう一戦しませんか? もちろん次は手加減なしで!!」

「望むところです! 次も負けませんよ!!」

リリもそれに応えるように左腕のブイレスを掲げる。


その様子を離れた場所から見守っていたメビウスは安心したように自分の担当に戻った。

ジードは新世代のウルトラ戦士を担うと共に、まだ見ぬ新たなウルトラ戦士の先輩として彼らを牽引していくべき存在だ。

今回の経験もきっと彼の成長に繋がることだろう。


 ◇◇◇


その後、任務を終えたメビウスとジードは警備隊員たちに見送られながら帰路についた。


「リリさん、色々とお世話になりました。ありがとうございます」

「お礼を言うのはこっちのはずなんですけどね。でも、どういたしまして。いつかまた会いましょうね」

「はい、必ず!」


笑顔で握手を交わしながら再会を約束するふたり。

朝倉リクとリリ・アーカイヴ。

ウルトラマンベリアルと深い縁を持つふたりが互いにそのことを知るのはもう少し先の話である。

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慰リリ(R-18、本番なし)

惑星フースの警備隊には女性隊員が少ない。

その理由はフース人は男女で身体能力に差があるためだ。

裏を返せば警備隊に属している女性隊員は狭き門を潜って入隊したエリートであるとも言える。

そのため女性隊員は人々から憧れの眼差しを向けられ、警備隊に志願する若き乙女も後を絶たない。


しかし警備隊が女性隊員を採用しているのは能力の他にも理由が存在した。

警備隊に配属された女性たちの多くは入隊後に初めてそれを知らされ後悔することになる。


◇◇◇


「リリ・アーカイヴ、お前に奉仕任務を命ずる」

「……っ!! ……わ、わかりました」


警備隊の隊舎の一室。

隊長のサイロから告げられた言葉に、リリは思わず拒否しそうになった自分をどうにか抑えてそう答えた。

怪獣が現れたわけでもインフェルニアの暴動が起こったわけでもないのに隊長から直々に呼び出されたことに嫌な予感はしていたが、残念ながらそれは的中してしまったらしい。

奉仕任務とは警備隊の女性隊員にだけ定期的に命じられるある特別な任務を現す隠語である。

リリも過去に何度か経験したことがあるが未だに慣れることはない。

複雑な表情を浮かべるリリにサイロが訊ねる。


「不服か?」

「い、いえ……、そういうわけでは……」


もちろん本音を言えば不服である。

むしろこの任務を嬉々として受ける女性隊員などいないだろう。

しかし警備隊の隊員として上司からの命令は絶対である。


「受けたくなければ受けなくてもかまわん」

「え? それって……」


サイロの言葉にリリは耳を疑った。

受けずに済むならそれに越したことはない。

わずかに見えた希望は、しかしリリの望んだようなものではなかった。


「今この場で辞表を書けばいい。隊員でなくなれば受けずに済む」


なるほど、たしかにその通りである。

実際この奉仕任務が理由で隊を去った女性隊員も少なくない。

つまり隊に残っている女性隊員はそれを差し引いても隊員を続ける理由があるということである。

そしてリリもそのひとりだった。


「……いえ、除隊する気はありません。リリ・アーカイヴ、奉仕任務を受諾します」


リリは敬礼して部屋を後にした。

彼女には行方を眩ませた母親を探すという目的がある。

そのためには母もかつて所属していたこの警備隊に留まる必要があるのだ。

母を見つけるためならばこの程度のことなど我慢できる。

決意を胸に隊舎の廊下を進むリリだが、意思とは裏腹にその足取りは重いものだった。


◇◇◇


隊舎の中でも人気のない最奥の部屋。

そこが毎回奉仕任務に使われる場所である。

部屋の前までたどり着いたリリは扉の前で大きく深呼吸する。


(大丈夫……。何も考えず、ただじっとしてればいいだけだから……)


奉仕任務は決して何か難しいことをするわけではない。

むしろ何もしないことが任務の内容である。

何が起きても抵抗せずその場でじっとしていればいいだけである。

ただそれが苦痛ではあるのだが……。


「失礼します」


努めて平常心を保ちながらリリは扉を開けて部屋に入った。

部屋の中はやや薄暗く、しかし視界が効かないほどの真っ暗闇でもなかった。

そして室内には既に先客がいた。警備隊の男性隊員たちである。

奉仕任務とは彼らの『相手』をすることなのだ。

「やっと来たか。待ちくたびれたぜ」

「ほう、今日の相手はアーカイヴか」

「へへ、楽しみだなぁ」


男性隊員たちの視線を一身に受けながらリリは部屋の中央まで歩を進める。

男たちの眼差しには明らかに下卑た意思が込められ、リリの肢体を視姦していた。

警備隊の隊員が身に纏うスーツは全身を覆ってはいるが、体にフィットしボディラインが露わになってしまう。

リリのしなやかな手足も、柔らかそうな胸も、くびれた腰も、丸みを帯びた尻も。

その形を余すことなく晒し、男たちの視線から守る役目を果たしてはくれない。

羞恥に耐える彼女を取り囲むように陣取る男性隊員たちの姿は、まるでリリの逃げ場を塞いでいるかのようのも見える。


「さて、じゃあ早速始めようか。準備を頼むぞ」

「……は、はい」


リリは僅かな逡巡の後に、まずは履いていたニーハイブーツを脱ぎ始めた。

ブーツに隠されていた脚線美が露わになると周りの男たちの視線がさらに集まる。

脱ぎ終わったブーツを邪魔にならない場所に置くと、リリは一度目を閉じてまた深呼吸した。


「おいおい、早くしてくれよ」

「今さら怖気づいたのかぁ?」

「何なら手伝ってやろうか、ハハハ」


緊張の面持ちで俯くリリを周りの男性隊員たちが囃し立てる。


(うぅ……、好き勝手言って……ッ)


リリは意を決して身に付けていたスーツに手をかけた。

スーツの首元を伸ばして下に摺り下げると、男たちが歓声を上げた。

リリの豊かな乳房が晒され、厭らしい視線が集中する。

羞恥のあまり腕で胸元を隠すリリだったが、決して小さくない彼女の胸は隠しきれず隙間から谷間やピンクの乳首が顔を出していた。

好色を隠すことなくニヤニヤと笑みを浮かべながらリリを視姦する男たち。

顔から火が出るほど恥ずかしかったが、このままでは埒が明かない。

リリは思い切ってスーツをさらに摺り下げた。


「ヒュ~! たまんねぇぜ!!」

「相変わらず小娘のくせにエロいボディしてるよなぁ」


膝元まで一気にスーツを下ろしたリリはそのまま両脚を抜いて完全にスーツを脱ぎ捨てた。

染みひとつない綺麗な桃尻に、適度に引き締まった脚。

そして鼠径部の中央には無毛の割れ目がチラチラと見えていた。

一糸まとわぬ姿になったリリに今まで以上に下卑た言葉と視線が注がれる。

(うぅ……、やっぱり恥ずかしい……! どうして私がこんなことを……)


覚悟していたはずだが、やはり恥ずかしいものは恥ずかしい。

思わず胸元と大事な部分を両手で隠すが、その仕草もまた男たちを悦ばすだけだった。


「へへ、じゃあ今日も世話になるぜ」


男のひとりがそう言って服を脱ぎ始めると、他の男性隊員たちも一斉に脱衣を始めた。

男たちが服を脱ぐたびにムッとした熱気と汗の臭いが伝わってくる。

そして眼前の男がズボンを摺り下げると、勃起したペニスがリリの視界に飛び込んできた。


「ッ!!」


リリは咄嗟に顔を背けたが、その先にも別の男のモノが待ち受けていた。

瞬く間にリリは無数のペニスに取り囲まれる。

「へっへっへ、警備隊員の役得ってヤツだよなぁ」

「これがあるおかげでオカズに困らずに済むってもんよ」

「俺なんか今日のために一週間オナ禁してきたんだぜ」


男たちはリリの裸体を眺めながら自らのペニスをしごき始めた。

これこそが奉仕任務の内容だ。

男性隊員たちの性欲処理の手伝い、平たく言えばオナニーのオカズになることである。

全裸の男に囲まれながら彼らの自慰行為を見せつけられるリリ。


(うぅ……。お願い、早く終わって……っ)


おそらく男たちの脳内では今頃リリがあられもない痴態を晒し嬌声を上げていることだろう。

リリにできるのはこの時間が一刻も早く終わることを願うことのみである。


「でも目の前に真っ裸の娘がいるのに手を出せないなんてなぁ」

「やっぱり一度ぐらいは生でやってみたいぜ」


男たちの言葉にリリはギョッとする。

この奉仕任務は一見すると女性隊員が男性隊員たちの言いなりになっているようにも見えるが、隊の規則で様々な制限が設けられている。

特に女性隊員に対する直接の接触は固く禁じられているのだ。

リリがこの任務を我慢できているのもそのためだ。


「やめとけよ。以前にそれで最前線送りにさせられた奴がいたろ」

「あぁ、さすがに命と引き換えにはできねぇよな」

「昔は生ハメもOKだったらしいけどな。く~、その時代に生まれたかったぜ」


リリが生まれるより前の時代の奉仕任務は、女性隊員が文字通り体を張って男性隊員たちの性欲処理を行っていたらしい。

女性隊員は奴隷のように扱われ、乱暴の末に再起不能になる者や妊娠して除隊する者が相次いだ。

その結果、今のように女性隊員に触れることが禁止されるようになったという。


(もしかして……、お母さんもこんなことを……)


母が警備隊に属していたなら、ひょっとしたら母もこうして男たちの慰み者になっていたのだろうか。


「う…、そろそろ出るぞ……っ!」

「俺もイキそうだ! しっかり受け止めろよ!」


男たちの言葉にリリはきつく目を閉じ歯を食いしばる。

次の瞬間、男たちのペニスから精液が噴出してリリの体中に浴びせかけられた。

艶のある黒髪が白濁液に汚され白い肌を伝っていく。

全身に感じる生暖かく粘ついた触感に羞恥と嫌悪が湧き上がる。

全員の射精が終わる頃にはリリの身体は精液が付着していない箇所の方が少ないほどドロドロになっていた。


(うぇ…、酷い臭い……。生暖かくて…気持ち悪い……)

「ふぅ……、スッキリした。ありがとよ嬢ちゃん」

「……いえ、……私を使っていただき…、ありがとうございました……」


リリは精液に塗れた自身の体を抱きしめながら震える声で返事をした。

吐き出しそうになるほどの生理的嫌悪感をどうにか抑え込む。

男たちの射精が終わったらしいことを見て取ると、すぐさま立ち上がって脱いだ衣服をかき集めた。

そして男たちを搔き分けるように出入り口に急ぐ。

全裸のまま廊下に出るのは恥ずかしいが、性液に塗れた状態のまま着る気にはなれなかった。

何より終わったのならこんな場所には一分一秒だって留まりたくない。

しかし扉まであと少しというところでリリの前に数人の男が立ちはだかった。


「……っ! ど、どいてください! もう奉仕任務は終わりましたよね」

「まぁそう急ぐなよ。もう少しゆっくりしていけって」

「俺は一回じゃ足りないからよう。もう一回頼むわ、な」

「心配すんなって。手は出さねぇからさ」


男たちの態度にリリは怒りを覚え彼らを睨み付ける。

しかし男たちは彼女の怒りなど意に返さないように厭らしい笑みを浮かべるのみだ。

この人数の男たちにたったひとりでは太刀打ちなどできるはずもない。

悔しそうに唇を噛むリリと、それを眺めながら嗤う男たち。

だが状況を動かしたのはそのどちらでもなかった。

バンッ、と音がして扉が開け放たれ、扉の前にいた男のひとりが勢いそのままに吹っ飛ばされた。

さらに数人の男たちに激突して精液まみれの床に倒れ込む。

突然のことに驚く一同に、部屋に入ってきた人物は低い声で問いかけた。


「お前たち、何をしている」

「げっ、サイロ隊長!?」

「い、いや~、何もしてないっすよ、アハハ……」


明らかに動揺しながら誤魔化そうとする男たち。

それを冷ややかな目で一瞥した後、サイロは驚いたまま硬直していたリリに向き直って淡々と言った。


「アーカイヴ、奉仕任務が終わったのなら早く着替えて報告書を提出しろ」

「…え、あ…、は、はい」

「お前たちはこの部屋を片付けろ。そこで気絶してる連中もさっさと叩き起こせ」

「い、いや、これは隊長が……」

「何か言ったか」

「い、いえ! 何でもありません!!」


サイロに睨まれて男たちはいそいそと部屋の片づけを始めた。

床に散らばった自分たちの精液を掃除する男たちを尻目にリリとサイロは退室する。

扉を閉めたリリはあの部屋から無事脱出できたことに安堵しながら隣にいる上司に頭を下げた。


「あの…サイロ隊長…、助けていただいてありがとうございました」

「……私は隊の規則を守っただけだ」

「それでも……私は助けられましたから、お礼は言うべきだと思います」

「………」


リリの言葉にサイロは何か言うでもなく、ただ彼女のことを見つめ返すだけだ。

その無表情からはいかなる感情も読み取れなかったが、彼が自分を助けてくれた理由はきっと規則だけではないのだろう。

リリはもう一度頭を下げてからその場を後にしようとしたが、サイロに呼び止められた。


「アーカイヴ」

「は、はい、何ですか?」

「お前は警備隊を辞めたいとは思わないのか。そんな目に遭ってまで、何故隊に留まり続ける?」


サイロの問いにリリは考える。

警備隊に入ったきっかけは母を探すためだったが、留まる理由はそれだけではない気がした。


「うまく言えませんけど……、私は昔話に出てくるみんなの未来を照らす光の巨人のようになりたいんです」


幼い頃に母から聞かされたおとぎ話。

悪い怪獣をやっつけて人々の笑顔を守った光の巨人。

それこそがリリが戦いに身を投じる原動力だった。


「辛いことも多いですけど…、私の力が誰かの未来になるのなら諦めたくないって……。そう思うんです」

「それはこの部隊にいなければできないことなのか?」

「他にも選択肢はあるのかもしれませんけど……、私はこれしか知らないので。それに男性隊員にも隊長みたいに優しい人もいますから」

「……ッ、………そうか。もういい、引き留めてすまなかった」

「いえ。それでは失礼します」


足早に去っていく少女の後ろ姿が見えなくなるまで見送ってから、サイロはため息をついた。

廊下の窓から外の風景を眺めながら独り言ちる。


「やれやれ……、やはり親子は似るということか……」


もうずいぶん昔のことだが、リリと同じセリフを言った少女のことを思い出す。


 『私の力が誰かの未来になるのなら諦めたくないの』

 『貴方みたいに優しい人もいるのね』


「君にそっくりだよ。なぁ、アーリ……」


この場にいない誰かに向けたその言葉は誰にも聞かれることなく、サイロは踵を返して歩き出した。



 The End

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ウルトラウーマン擬人化計画

こんにちは。

野生の絵描き、阿井上夫です。


今回はSkebのリクエストで描かせていただいたイラストの紹介をさせていただきます。



ウルトラガールズの揃い踏みです。

ウルトラシリーズに登場するキャラ達をリリ同様に顔と髪だけ地球人タイプにというリクエストでした。

グリージョとジャンヌは以前に別のリクエストで描いたことがありましたが、ウルトラの母とユリアンは初描きです。


ウルトラの母

顔と髪は『ULTRAMAN』に登場する佐山レナに準拠とのリクエストだったので、表情やポーズもややそちらに近いものにしてみました。

ウルトラの母というより若い頃のマリーに近いかもしれませんね。

ユリアン

顔とショートの黒髪は『ウルトラマン80』の星涼子隊員をイメージしています。

TV本編より最近の作品に登場する落ち着いたユリアン王女のイメージで描きました。

ウルトラウーマングリージョ

顔と髪型は湊アサヒをイメージ。

以前に描いたものは後から見返したら色々思うところがあったので、今回はその反省点を活かしてリベンジのつもりで描きました。

個人的にはなかなかいい感じに描けたのではないかと思っています。

ウルトラウーマンジャンヌ

『ウルトラマン妹(シスター)』に登場するジャンヌと月島あかり。

以前に描いた時は阿井上夫が当該作を未読だったため彼女が中学生だと知らずかなりグラマラスに描いてしまったので、今回は年相応の体型となりました。

頭部も前回からトサカと額のビームランプ(?)を追加しています。

リリ・アーカイヴ

最後はお馴染みのリリ・アーカイヴ。

最近はヒロピンやコメディで描くことが多かったので、こういうイラストは久しぶりですね。

描き慣れてる分油断してると小手先で描いてしまうので、他の4人と並んでも見劣りしないよう丁寧に描きました。

ポーズは公式のキービジュアルとあえて同じにしてみました。



以上となります。

機会があれば他のウルトラウーマンも描いてみたいですね。

それでは次の更新でまたお会いしましょう。

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催リリ(R-18)

超能力を使って悪事を働く怪人と戦うリリ・アーカイヴ。

幻術や分身など様々な能力を駆使する相手に苦戦するも、何とか相手を追い詰めることができた。

しかし一瞬の隙を突かれ能力で体の自由を奪われてしまう。

その場で膝を付き崩れ落ちたリリは、自分を見下ろす敵を睨み付けるのがやっとだった。


「か、体が…動かない…!? これは、金縛り……!?」

「ふぅ、なかなか手こずらせてくれましたね。しかしこれで形勢逆転です。大人しく降参した方が身のためですよ?」

「く…! …ま、負けない……。貴方みたいな悪党相手には、絶対に…!!」

気丈に振る舞うリリだが相手の言う通り形勢はこちらに不利だ。

だがいずれ警備隊の仲間たちが駆け付けてくれるはず。

それまでなんとか持ち堪えてみせる。

そんな決意を固めるリリを嘲るように敵は笑みを深めた。


「フフ、いい目ですねぇ。そういう諦めを知らない強い目が悲哀と絶望に塗りつぶされていく様を見るのが私の密かな愉しみでしてね」

「悪趣味ね……! でも私は貴方の期待に応える気なんてないから!」

「ならその威勢がどこまで続くか見せてもらいましょうか」


相手の言葉にこれから自分の身に降りかかるだろう苦難を予想したリリは身構えるが、次に放たれた言葉はリリが全く予想もしていないものだった。


「フフ、ではそうですね。まずはオナニーでもしてもらいましょうか」

「……は?」


相手の口から出た言葉が一瞬理解できずリリは間の抜けた声を発してしまう。


「おや、ご存知ありませんか? 自慰行為やマスターベーションとも呼びますが、自分で自分の身体を性的に慰める行いのことで」

「こ、言葉の意味は知ってます!! そんな恥ずかしいことをペラペラと喋らないでください!!」


突然始まったオナニーの説明にリリは顔を真っ赤にして抗議した。

そんなリリに相手の男はやれやれと言った態度で溜息をついた。


「ヒステリックですねぇ。この程度のことで羞恥を感じるとは。……ひょっとして処女ですか?」

「ッ!!? そ、そんなこと貴方には関係ないでしょう!?」


咄嗟に反論したリリだが、その反応は男の指摘が図星だと自白しているも同然だった。


「なるほど、それはいい。生娘の拙い自慰はフレッシュさがあって好きですよ。尚更貴女のオナニーを見てみたくなりましたよ」

「ふ、ふざけないで!! 誰がそんなこと!!」


羞恥と怒りを露わにするリリだが、相手の男は涼しい表情でそれを眺めながら掌をリリに向けて掲げた。


「フフ、その反応は皆同じですねぇ。過去に私に敗れた娘たちも最初は皆反抗的でしたよ」

「……ッ!! 今までにもこんなことを!?」

「えぇ、でもすぐ従順になりましたよ。こんなふうにね」


男がそう言うとリリの目の前に掲げられた掌から妖しい光が放たれた。


(ッ!? 見たらマズイ!!)


リリは瞬時に危険性を察知して光から目を逸らそうとした。

だが彼女の意思に反してリリの視線は妖しい光を放つ掌に釘付けとなっていた。

(か…身体から、力が……、抜けて、いく……っ、あぁ……っ)


間違いなくこの妖しい光による効果だろうが、それが分かっていても今のリリにはどうすることもできなかった。

ぐったりと脱力したリリの瞳から次第に意思の光が消えていく。


(……ぁ…、い、意識…が……、……もう……っ)


頭の中に靄がかかったように何も考えられなくなっていく。

懸命に意識を繋ぎとめようとするものの、その抵抗も長く続かなかった。


「フフ、これで貴方は晴れて私の言うことを何でも聞くお人形さんです」


男が誇らしげに宣言する。

虚ろな瞳でぼんやりと虚空を眺めるリリには、もう先程までの抵抗の意思は見られなかった。。


(…お人形……? そうか……、私…お人形…なんだ……)


靄のかかったリリの脳裏に男の声が木霊する。

催眠にかかったリリは男の言うことに何の疑問も抱かず、自分が人形であることをすんなりと受け入れてしまう。

目の前で跪くリリの向けて男は言った。


「さて、それでは先程も言った通り貴方のオナニーショーを見させていただきましょうか。いいですね?」

「……ぁ、……はい、……わかり…ました……、ん……」

男の命令にリリは素直に頷くと、片手で自らの胸を揉み始めた。

さらにもう片方の腕を両脚の間に潜り込ませ股座を指先で刺激する。


「…んっ、はぁ…あん…ッ! …んふぅ、…あぁ…!」


切なげな吐息を漏らしながら自慰に耽るリリ。

柔らかい乳房に細い指が沈み込んで卑猥に形を歪めていく。

股間に這わせた指先がうっすらと浮かび上がった縦の割れ目をなぞるように上下する。


「んぁ…あっ、あっ、…ひぅ…ッ! …ぁ、…ああぁッ!!」


それを眺めながら男はニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべた。

本来は町や人々を守るために悪と戦う美しい女戦士が、今や自分の言いなりになって自らを慰めている光景に暗い支配欲が満たされるのを感じていた。

やがてリリの股間からクチュクチュと水音がし始めたことに気付いた男は、更なる辱めを味わわせるためリリに再び命令を下した。


「フフ、すっかり濡れてきて準備万端といったところですね。では貴女の処女を捧げてもらいましょうか。こちらにお尻を向けなさい」

「……ふぅ、…ふぅ、……ぁ…わ、わかり…ま……、うぅ……ッ!」


男の命令にリリは一瞬従うようなそぶりを見せたが、途中で何かに抗うように呻きながらその場に蹲った。


「……ぐぅぅ、あぁ、……んぅうう…!」

「……? どうしました? さあ、早くこちらへ…」

「……い、いや…! ……わ、私は、…あなたの、言いなり、…に、なんか……、な、ならない!」

「な……っ!?」


リリの思わぬ反抗に男は驚きを隠せなかった。

焦点の合っていなかったリリの瞳には明らかに意思が戻りつつあった。


(まさか私の催眠から自力で抜け出したというのですか!?)


今まで自分の催眠から自力で抜け出した者などいない。

それ故に男は自分の催眠に絶対の自信を持っていたが、リリの精神力は彼の能力を超えるほど強力だったのだ。

未だ体に力は入らなかったが、それでもリリはわずかな力を振り絞って立ち上がろうとする。


「こ、こんな…力で……、人の、ことを…、思い通りに…操ろう、だなんて……、絶対に……、許さない!!」

「ッ!? く……っ!!」


リリが完全に正気を取り戻したことを悟り、男は反射的に掌をリリに向けた。

そして先程よりも強力な催眠をリリにかける。


「あ……ッ!? な、なに……さっき、と……ちが……? ……あぁ…ぁ……」

「できればこれは使いたくなかったんですがね……。使わせた貴女が悪いんですよ」

先の催眠とは明らかに違う、意識がトロンと溶けていくような陶酔感。


「ふぅ、まさかこの切り札を使うことになるとは……。さすがと言っておきましょうか。もう聞こえていないでしょうけどね」

「はぁ、はぁ…、ぁあ……! …あ、あつい…からだ、が……んふぅ…、はぁん……、ひぅ、あぁあん……!」


男の言う通り、リリにはもう男の声は届いていなかった。

全身が甘い痺れに侵されたように熱を持ち、湧き上がる快感に身悶えする。

恍惚とした表情からはもう理性の欠片も感じられない。


「はぁ、んん…、あ、つい…、あついよぉ……!」

「さて、少し予定は変わりましたが貴女の身体を堪能させていただきますよ。この催淫はあまり長続きしないのでね」


そう言うと男は四つん這いの姿勢で息を荒げるリリの背後に回り込んだ。

そして突き出された尻を両手ががっしりと掴む。

それだけでリリの体にゾクゾクとした快楽が走った。

催淫の効果で今やリリの全身が性感帯になっているのである。


「ひぃん!! ふあぁぁ……っ!!」

「フフ、あそこがびしょびしょですね」


男の言う通りリリの秘所は先程までの自慰と催淫の効果で溢れ出た愛液でぐっしょりと濡れていた。

ずぶ濡れの秘裂に男が自らのペニスの先端をあてがう。


「……ッ! ひぅ、ああ!?」


亀頭の先端が接触しただけで嬌声が漏れる。

快楽がリリの背筋を走り、ビクンと体を跳ねさせる。

次の瞬間、ズブリ、と肉棒がリリの花弁に突き刺さり、媚肉を抉った。

「かっ、は!? ……ッ?? ぁ、は……ッ!!?」


挿入された瞬間、しびれるような快感がリリの脳天で爆発した。

背中を走り抜ける快感に背が激しく反り返る。

蜜壺が更なる快感を求めて肉棒をぎゅっと締め上げる。


「……っ! こ、これはいい……! 今までの女の中で一番具合がいいかもしれませんよ!」

「あんっ! ああっ... あっ! はぁんッ!」


リリの中のあまりの気持ちよさに男が感嘆の声を上げながら、欲望に任せて腰を激しく振る。

肉棒が抽挿する度にズッチュ、ズッチュ、という水音と共に、リリの喘ぎ声が響いた。

「あ゛あっ! あんっ! あひぃ、んんッッ!」


ズン、ズン、と膣内を突き上げら頭が真っ白になるような快感が走る。

リリが限界を迎えるのはもう時間の問題だった。

そしてそれは男も同じだった。


「さあ、中に出しますよ! そろそろ貴女の方も頃合いでしょう?」


男がラストスパートと言わんばかりにピストンの速度を速める。

突かれるたびに嬌声を上げていたリリだったが、突然糸の切れた人形のように動きを止めて項垂れた。

だがそれはほんの一瞬のことで、すぐにビクンと体を震わせて頭を上げる。

しかしその表情は困惑に満ちていた。


「……ぇ? あ、あれ? 私、は……?」


先程まで快楽に塗りつぶされていたはずのリリの目には元の生気が戻っていた。

催淫の効果が切れたことで正気に戻ったリリだったが、発情していた間の記憶がないため状況が分からず困惑する。

だがそんな彼女に構うことなく男はリリを犯し続ける。


「あぐ!? あぁっ、な、なに、が、ああぁぁあッ!! い、いやあぁぁ!!?」


正気を取り戻すのと同時に叩き込まれた快楽の嵐に晒されリリが悲鳴を上げた。

自分が今まさに陵辱されていることをようやく認識し逃れようとするが、催淫の効果が切れたとはいえ散々犯され続けた身体の昂ぶりはもう限界を超えようとしていた。


「はぅ、はああん! い、いや、やめて、くださ、ああ!!」

「こんなに私のモノを締め付けておいてよく言いますね。さあ、一緒にイキましょうか!」

「い、いやぁ! イキたく、ないぃ!! あぁ、ダ、ダメぇぇ!!」

リリが一際大きな悲鳴を上げるのと同時に二人は絶頂した。

リリの膣内にドクドクと大量の白濁液が注ぎ込まれ、外に溢れ飛び散った精液が彼女の尻や背中や髪を汚していく。


(あぁ…、熱いのが…、出てる……。中に……)


リリの目から涙がこぼれた。

それは女としての尊厳も戦士としての矜持も汚された屈辱、羞恥、そして悲しみが入り交じった悲嘆の涙だった。

絶頂の余韻でビクビクと痙攣するリリに男が声をかける。

「ふぅ……、素晴らしかったですよ。貴女は警備隊なんかより娼婦の方が向いているかもしれませんね」

「はあ、はあ…。そ、そんなこと、ありません! ……終わったんなら、んん…、さっさと、抜いてください……!」


男の嘲るような言葉に耳を貸さずリリは強気に反論する。

しかし男はリリを解放する気などなかった。


「抜く? 何を言っているのです? まだまだお愉しみはこれからでしょう」

「え…、それって、あぅ!? ひ、いや!! やめ、ああぁぁッ!!」


リリの言葉を遮るように男が再び腰を動かし始める。

完全に不意を突かれたリリは再び叩き込まれた快感になす術もなく翻弄され瞬く間に絶頂に追いやられてしまう。


「あんっ! いいッ、ああ゛!! いひぃっ、また、イクぅッ!! いやああぁぁッ!!」


再開された陵辱にリリが泣き叫ぶ。

暴力的な快楽に晒されながらこの地獄は男の気が済むまで終わらない事を悟ったリリにできるのは、一刻も早く警備隊の仲間が駆け付けてくれることを祈る事だけだった。




その後、彼女の願いが通じたのか現場に駆け付けた警備隊の応援によって男は無事捕縛された。

男がリリに強力な催淫をかけて能力を使い果たしていた上に、リリを犯すことに夢中になっていたため捕縛は難なく成功した。


一方で同時に保護されたリリは酷い有様だった。

度重なる陵辱で全身が白濁液と愛液にまみれ、散々に犯され抜いた牝穴からは大量の精液が溢れ出ていた。


「……ぁ…、う…ぇあ……、あぁ……」


涙と汗と涎に塗れた表情は快楽に蕩け、彼女が味わった陵辱の激しさを物語っていた。

心と体に深い傷を負ったリリは保護された後、治療と避妊処置を受け、さらに長い療養を必要とした。


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アーリースタイル


こんにちは。

野生の絵描き、阿井上夫です。


今回の記事は以前に公開した『DARKNESS HEELS -Lili-』の妄想続編『DARKNESS HEELS -New Generation Lili-』の続きになります。

公開がエイプリルフール限定だったため未読の方も多いと思いますので、先にそちらを読んでから本記事を読むことをおすすめします。

New Generation Lili

惑星フースがテリオの支配から解放されてから十数年。 かつては上層市民『ルークス』と下層民『インフェルニア』に分かれて争い合っていた人々も、今では手を取り合い平穏に暮らしていた。 しかし平和な世にも善からぬことを考える者は現れる。 悪行に手を染める犯罪者、他の星から侵略してくる宇宙人、狂暴な怪獣……。 ...


それでは本題です。

変身態

ルリ・アーカイヴの変身態。

ブイレスとジードライザーというふたつの変身アイテムを持つ彼女はどちらを使って変身したかによって姿が異なる。

ブイレスモード

ブイレス使用時の変身態。

外見は他の一般警備兵と似ているが、随所に母であるリリ・アーカイヴの変身態と似た意匠が見られる。

戦闘能力は決して高いとは言えないが、変身時の体のサイズを自由に変えられる。

ライザーモード

ジードライザー使用時の変身態。

その外見は俗に言うシルバー族のウルトラ戦士に近い。

ブイレスモードより戦闘能力は高いが、エネルギー消費が大きく3分間しか変身が持続しないのが欠点。

更なる成長

ルリ・アーカイヴは今後も成長を遂げ新たな姿に進化していくことになる。

そのため今回紹介した2形態は後の形態の元になる『アーリースタイル』ともいうべきものである。

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New Generation Lili


惑星フースがテリオの支配から解放されてから十数年。

かつては上層市民『ルークス』と下層民『インフェルニア』に分かれて争い合っていた人々も、今では手を取り合い平穏に暮らしていた。


しかし平和な世にも善からぬことを考える者は現れる。

悪行に手を染める犯罪者、他の星から侵略してくる宇宙人、狂暴な怪獣……。

そういった問題に対処すべく今日もフース警備隊は出撃する。


そして彼女もまた人々を守るため戦いに身を投じる。

かつて故郷の平和のために戦った母のように……。

顔も知らぬ父にいつか会える日を信じながら……。


ルリ・アーカイヴ

「私もいつか立派な闇の巨人になってみせます!!」

惑星フースの警備隊に所属する少女。16歳。

人を思いやる優しさと、悪を見過ごせない正義感を併せ持つ。


家族は母親と祖母のふたり。

ルークスとインフェルニアの和解を橋渡しした母を深く尊敬している。


一方で父親には一度も会ったことがない。

母からは宇宙のどこかを仲間と共に旅していると聞かされているが、自分や母を放って一度も会いに来ない父にはあまりいい感情を持っておらず、母に会わせるべく警備隊の仕事の合間を縫って宇宙を飛び回って父親を捜している。


リリ・アーカイヴ

ルリの母親。

かつては警備隊に属していたが現在は引退。

ルリを育てながらルークスとインフェルニアの和解のために尽力した。


ルリの父

宇宙のどこかにいるはずのルリの父親。

ルリは顔も名前も知らない。母に聞いても何故かはぐらかされる。


闇の巨人

十数年前にフースがテリオの支配から脱するきっかけとなった戦いの最中に現れた正体不明の巨人たちの通称。

今ではフースの救世主として語り草になっており、ルリもその逸話を聞いて育ったため強い憧れを抱いている。


ウルトラマンベリアル

かつてM78星雲などで猛威を振るったらしい悪のウルトラマン。

最期は実の息子の手で引導を渡されたと聞いており、父親に関する悩みを持つルリとしては他人事のような気がしない。


腹ペコなおじさん

ルリが旅先で出会った男性。

空腹で倒れていたところを介抱し、携帯食として持っていたパンを与えた。

目付きと口と態度は悪いが、ルリは何故か親近感を感じている。


なお上記の四人が全て同一人物であることにルリは気付いていない。










正体

ルリ・アーカイヴの正体はリリ・アーカイヴの光の力とベリアル因子が結び付くことで生まれた光と闇の化身。

ホーリーデモンズとの戦いの中でベリアルと一時的に融合したリリの体内に残留していたベリアル因子がリリの光の力を吸収して人の姿になったもの。(誕生の経緯としてはベリアロクに近い)

リリがホーリーデモンズとの戦いの後に力を失ったのはルリに力が受け継がれたためと思われる。


ルリ本人は自身の出自の秘密を知らない。





あとがき

こんにちは。野生の絵描き、阿井上夫です。

本日4月1日はエイプリルフール。どんな嘘も許されるという夢のような日。

ならばこんな妄想続編を垂れ流してもきっと許されるはず!


ベリアルとリリの子供というネタ自体はかなり前から考えてはいたんですが、さすがに捏造が過ぎるということで今まで自粛しておりました。

(アーリやロロの変身態なんかは、一応綱島師匠のイラストという元ネタがあるので)

エイプリルフールなので今日ぐらいは多めに見てください。

誕生秘話


ベリアルの息子はすでにいるので、性別は女性一択。

最初は光と闇をそれぞれ受け継いだ双子というのも考えましたが、属性違いの兄弟という設定はウルトラマンR/Bの湊兄弟と被るのでボツに。


ビジュアルは最初はもっとベリアル要素が強いものを考えていましたが、以前16歳のアーリをリリそっくりに描いたので、それなら親子三世代でそっくりな方が面白そうだと考え直し現在の形になりました。

前髪で隠れてる片目はオッドアイ。相反する力や二面性を持つキャラの定番ですね。

またベリアルの子供のお約束としてジードライザーも持たせました。

マントの模様はちょっとしたファンサービス。分かる人には分かるはず。


ちなみに彼女の使うブイレスは祖母のアーリが現役時代に使用していたものです。

リリのブイレスは原作でヒュースに奪われてそのまま彼女の手元には戻らなかったので、アーリのおさがりをリリが使用し、その後さらにルリに受け継がれました。

ブイレスはテリオから支給されていたアイテムなので、テリオとの関係が切れてからは新規のブイレスは手に入らず、この時代の惑星フースでは数に限りのある貴重なアイテムなのではないかと思ってます。


名前の由来は…

ア リ

ル リ・ア ー カ イ ヴ


最初はベリアルをもじって『ベル』『リア』『リベル』『アベル』とか、旧約聖書の悪魔つながりとか、朝倉リクや叶夜ニクスに合わせて昼や夕方を意味する単語なども考えましたが、見た目をリリ寄りにしたので名前もそれに合わせました。

リリもアーリも名前の最後が『リ』なので、ベリアルとリリの語尾を合わせてルリとしました。


出自に関してはベリアルの性格を考えればリリとの間に子供などできそうにないので、それでもふたりの子供が誕生するとすればリクやニクスのように普通の生まれではないだろうと思い、宇宙の針とベリアル因子から生まれたベリアロクを参考に設定を膨らませました。


物語としては宇宙のどこかにいるであろう父親を捜す中で、敵と戦ったり人助けをしたり、時には父親や兄弟とニアミスしてるのに全く気付いてなかったり。

何も知らないルリ・アーカイヴさんの明日はどっちだ?


変身態もいろいろ考えてはいますが、もう少し考えをまとめてからいつか描いてみたいとは思っています。




今回はここまで。

最近はFANBOXの更新が滞っており申し訳ございません。

現在抱えているリクエストイラストを消化したらこちらも更新させていきたいと思っています。

それではまたお会いしましょう。

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リリロロ ~フースの星、光る時~

下層民〈インフェルニア〉の暮らす町の一画に佇む小さなパン屋。

焼きたてのパンの香りが漂う店内で2人の少女が働いていた。


「ありがとうございました。またのお越しをお待ちしています」

「リリ。客足も落ち着いたし、少し休憩にしましょう?」

「うん、ロロ」


エプロン姿の黒髪の少女、リリ・アーカイヴ。

普段は惑星フースの警備隊に属する彼女だが、非番の日にはこうして幼馴染の店を手伝っているのである。


「ごめんね、リリ。いつも手伝ってもらっちゃって…」

「水臭いこと言わないの、友達でしょ。それにこう見えて部隊で鍛えてるから、これぐらいへっちゃらよ!」


申し訳なさそうにリリに謝る少女は、この店の店主でありリリの幼馴染のロロ。

このパン屋の店主であり、リリとは幼い頃から一緒に遊んだ友達だった。

フースでの内部抗争が激しくなってからは長らく音信不通の状態が続いていたが、最近になって再会を果たすことができた。

以来リリは会えなかった時間を取り戻すように、警備隊の仕事の合間を縫ってロロの店を訪れてくれていた。

おかげで今では幼い頃と同じかそれ以上に気の置けない親友となっていた。

しかしロロは自分を気遣い店を手伝ってくれるリリに感謝しつつも、恩を受けてばかりでなかなか返せないことに申し訳なさを感じていた。


「……ねえ、リリ。私にも何か警備隊のお仕事で手伝えることってないかしら……?」

「え? ど、どうしたの、急に?」


客足が落ち着いた頃を見計らってロロは自分にもリリの手助けができないかと尋ねてみた。

突然のことにリリは驚きを隠せない。


「いつもリリに手伝ってもらってばかりだから、なんだか悪くて……。どんな些細なことでもいいんだけど……」

「もう、そんなこと気にしなくてもいいのに。友達でしょ、私たち」


リリの言葉を聞いてもロロの表情は晴れなかった。

リリが見返りなど求めていないのは分かっていたが、それでも何かしらの恩返しはしたかった。

思い悩むロロの様子にリリはどうしたものかと思案するが、彼女の思考は突然鳴り響いた警報に遮られた。


「これは、怪獣警報!?」


同時にリリの左腕に装備されたブイレスからシグナルが鳴る。

おそらく怪獣が現れ、警備隊に出動要請がかかったのだろう。


「ロロ、ごめん! 行かないと!」

「う、うん。リリ、気を付けてね……」


店を飛び出していく親友をロロはただ見送ることしかできなかった。


 ◇◇◇


市街地に現れたのは暗殺宇宙人ナックル星人と、用心棒怪獣ブラックキングだった。

市民を守るために警備隊が出撃するが、惑星フース侵略を企むナックル星人は警備隊の武器や戦い方を怪獣たちを使って研究し、それを用心棒怪獣ブラックキングに教え訓練して警備隊と戦わせた。

さすがの警備隊も武器や戦い方を事前に知り尽くされていては勝つことはできない。

警備隊はナックル星人の卑劣な手段の前に壊滅したのであった。

「はぁ…、はぁ…っ、この怪獣、なんて強さなの…。こっちの攻撃が、まるで通じない……ッ!?」


仲間たちが次々と傷つき倒れる中、最後までただひとり倒れることなくリリは敵と対峙し続けていた。

しかしその体は深く傷つき満身創痍と言っても過言ではなく、もはや戦闘を続けられるような体力は残っていなかった。


「さあ、残るは貴様ひとりだけだ。諦めておとなしく敗北を認めれば苦しむことなくとどめを刺してやるぞ」


ブラックキングを背後に控えさせたナックル星人がリリに語りかける。

それに対してリリは無言のまま相手を睨み付けるだけだった。


「くく、もう反論する気力すら残っていないか……?」


ナックル星人は余裕の表情でリリに近づいていく。

その隙だらけの姿にリリは最後の力を振り絞って、起死回生の反撃を試みる。


「私の答えは…、これよ!!!」


リリは左腕のブイレスから伸ばした光の刃をナックル星人に向けて突き出した。

それは相手の油断を突いた完璧な一撃、……のはずだった。


「ッ!? そ、そんな!?」


しかしそれはナックル星人に届くことなく、間に割って入ったブラックキングの腕に阻まれ不発に終わった。

奇襲を防がれ逆に隙を晒す形になったリリは、続くブラックキングの反撃に対応できずその剛腕から放たれた平手打ちで地面に叩き付けられた。


「がっ、は……っ!?」


倒れ伏し痛みに悶えるリリ。

そんな彼女を嘲笑うようにナックル星人はリリを見下ろしながら言う。


「無駄だ。このブラックキングには貴様らの戦い方や技を教え込んである。どんな攻撃もこいつには通じんぞ」


ナックル星人の嘲笑を受けながら、それでもリリはなんとか立ち上がろうとする。


「ぐぅ…、まだ、まだ…、こんなことで……!」

「……ふん、諦めの悪い小娘め。……よし、いいことを思いついたぞ。おい、ブラックキング。その小娘を連れてこい」


ナックル星人の指示に従ってブラックキングがリリの腕を掴み、引き摺るようにリリを連行していく。


「あぅ…っ、な、何をするつもりなの……?」

「くくく、貴様のように諦めの悪い奴ほど心が折れた時にはいい悲鳴で泣いてくれるからなぁ」


リリが連れていかれた場所には奇妙な形のオブジェが鎮座していた。

鋭く尖った角がX字に伸びたような形状で、角の先端には無骨な金属製のリングが付いていた。

オブジェの正体が分からず困惑するリリにナックル星人は告げる。


「こいつは貴様らのために用意した特製の拘束架だ。やれ、ブラックキング!」

「な、何を…!? あ、きゃあぁぁぁ!?」


リリが状況を理解する間もなくブラックキングはリリの両脚を掴むとそのまま高く持ち上げ、逆さ吊りの状態で彼女の身体を拘束架に押し付けた。

リリが抵抗する暇もなく拘束架のリングが彼女の四肢を捕らえ、リリは拘束架に磔にされてしまった。

「あぅ…っ、…こ、こんなことして、私を、どうするつもり……!?」


リリはなんとか拘束から抜け出そうと身じろぎしながら、上下が反転した視界に映るナックル星人を睨む。

その様子を眺めながらナックル星人が愉快そうに答えた。


「この星の連中への見せしめとして貴様の公開処刑を行うのだ。どうだ、恐ろしかろう?」

「ッ!!?」


ナックル星人の言葉に衝撃を受けつつも、リリはこの状況を打開する術を考える。


(なんとかこの拘束から抜け出さないと……。変身を解除して元のサイズに戻れば……!)


今のリリは変身によって巨大化した状態なので、変身を解除すれば四肢を拘束するリングから抜け出すのは容易なはずだ。

もちろん敵の目の前で変身を解くのは危険な行為だが、まずはこの戒めから逃れるのが最優先である。

そう思い変身を解こうとするリリだったが、彼女の意思に反してリリの身体は元に戻ることはなかった。


「そ、そんな!? どうして……!?」


変身が解除できないことに驚くリリにナックル星人が告げる。


「フフフ、どうした? 何をそんなに驚いている? ……そうだな、たとえば変身が解除できない、とかか?」

「なっ!? まさか!?」

「そのまさかだ。貴様らのための特製と言っただろう。その拘束架には貴様らの変身を強制的に維持する機能が備わっているのだ」

「ど、どうしてそんなことを……?」

「貴様らのことは研究済みだ。そのブイレスとやらで巨大化するのは変身者に相当な負担がかかるそうじゃないか」

「……ッ!!」


ナックル星人の言う通り、ブイレスでの巨大化はサイズが大きければ大きいほど変身者の消耗も大きくなる。

本来ならばエネルギーが低下すれば変身状態を保てなくなり元の姿に戻るはずだが、今のリリは自身の意思に反して変身状態を強制的に維持させられている。

つまりこうして拘束されているだけで、リリは延々とエネルギーを消耗させられている状態なのだ。


「完全にエネルギーが尽きるまではまだ時間がありそうだな。よし、貴様の処刑は日没と同時に行うとしよう。それまで晒し物として市街地を引き回してやる」


そう言ってナックル星人が腕を振ると、どこからか飛来したドローンがリリを拘束したX字架を鎖で吊し上げ持ち上げた。

薄暗い曇天を巨大な拘束架と、そこに磔にされた少女が進んでいく。

これからリリは公開処刑が行われる日没まで見せしめとして市街地の上空を漂い続けることになるのだ。


(負けない……、絶対に諦めない……ッ!)


この絶望的な状況にもリリは諦めてはいなかった。

必ずこの逆境を覆すチャンスが来ることを信じて今は耐えるしかない。

だがその決意を蝕むように、彼女のエネルギーは確実に消耗し続けていた。


 ◇◇◇


『見るがいい、愚かな惑星フースの人間ども。これが我々に逆らった者の末路だ!』


ナックル星人の声が市街地に響き渡る。

警備隊が怪獣に敗北したことは既に市民に伝わっており大きな動揺が広がっていた。

それに追い打ちをかけるようにナックル星人の声と共に市街地の上空に現れたものに人々は言葉を失った。

空を飛行するドローンとそこに鎖で吊るされた巨大なX字架。

そして磔刑に処された警備隊の若い少女の姿。


『日没と同時にこの娘の公開処刑を行う。それまでに無条件降伏せよ。こいつの二の舞になりたくなければな!』


ナックル星人の降伏勧告に人々はパニックになる。

言われた通り降伏しようとする者。

ナックル星人の目の届かない場所へ逃げようとする者。

どうせ降伏してもろくな未来はないと自暴自棄になる者。

反応は様々だったが、皆自分のことに精一杯で囚われの身になった少女の身を案じる余裕がある者はいなかった。

ただひとりを除いて。


 ◇◇◇


市民が安全な場所を求めて慌てふためく中、ロロは不安げな表情で空を見上げていた。

視線の先にあるのは巨大な拘束架に磔にされた幼馴染みの姿だった。


「そんな、リリ……」


暗い雲に覆われた空をゆっくりと進むX字架。

まるで罪人のように拘束され苦悶の表情を浮かべる親友の姿に、ロロの心は引き裂かれそうだった。

このままではリリが処刑されてしまう。

だが自分には何の力もない、あまりに無力な存在だった。

ロロが焦燥感に駆られていると、彼女のもとに駆け足で近づいてくる人影があった。


「ロロ、ここにいたのか!」

「っ! メイス!」


やってきたのはロロの恋人の少年メイスだった。

ロロはメイスに縋りつき涙ながらに訴える。


「メイス、リリが! このままじゃリリが!!」

「あぁ、まさかこんなことになるなんて……。僕も何とかしたいけど……この状況じゃ……」


メイスも囚われたリリを見上げながら唇を噛む。

彼もまたかつてリリに救われた者のひとりだった。

ロロの父親が残した借金を返済するため、危険な賭け試合を繰り返していた自分を諭してくれたことは忘れていない。

だがいくら恩人の危機とは言え、ろくに戦う力もない自分では彼女を助けるなど到底できようはずもない。


「……悔しいけど今は避難が先だよ。僕は空いてるシェルターを探してくる。ロロも避難の準備をしておいて」

「……うん」


走り去っていくメイスを見送りながらロロは考える。

メイスの言うことは確かに正しいが、だからといってリリを見捨てることもできない。

せめて自分にも戦える力があれば……。


「……そういえば」


その時ロロはある事を思い出した。

メイスが賭け試合から足を洗った後のことだ。

もう自分がバカな事をしないように、と彼が試合で使っていたという道具を預かっていたのだ。

ロロは急いで店の倉庫の奥深くに仕舞い込んでいたそれを引っ張り出す。

埃を被った箱の中に収められていたもの。


「待ってて、リリ…! 今行くから……!!」


左腕にブイレスを装着したロロは親友のもとへ駆け出した。


 ◇◇◇


「さぁ、もうまもなく日が沈むぞ。どうだ、最期の夕日の感想は?」


ナックル星人は地平線に沈もうとしている夕日を眺めながら、傍らの哀れな女戦士に問いかける。


「……ぅ、…はぁ、…はぁ、……ぁ…」


だが返事はなく、リリの口からは苦しそうは吐息と呻き声が漏れるだけだった。


「クックック、苦しそうだな。もう生意気な口も叩けなくなったか?」


今のリリは長時間の変身で体力は尽き、もはや気力だけで辛うじて意識を保っているような状態だった。

だがそれももう限界に近い。

意識は朦朧とし、少しでも気を抜けばそのまま二度と目覚めることのない闇へと堕ちてしまいそうだった。

「さて、どうやって処刑してくれようか。このまま放っておいてもくたばりそうだが、それではつまらんからな」


ナックル星人はリリをどう処刑すれば最もこの星の人間に恐怖と絶望を与えられるか考える。

バラバラの八つ裂きにしてやるべきか、それとも火炙りか。


「そういえばこいつは女だったな。他の連中の前で嬲り者にしてやるのも面白いかもな……」


ナックル星人が腕を伸ばし、無骨な指でリリの肢体を無遠慮に撫で廻した。

細くくびれた腰に指を這わせ、荒い息に合わせて上下する胸を鷲掴みにする。

リリの柔らかい乳房に指が食い込み歪んでいく。


「あぅ…っ、…ぃ、いやぁ……、やめ、て……ん、うぅ……ッ」

「クハハハ、なんだ。まだまだいい反応をするじゃないか」


リリの乳房を揉みしだきながらナックル星人が高笑いする。

リリが弱々しく首を振り身を捩る。

それが今の彼女にできる精一杯の抗議だった。

このままリリはナックル星人の餌食になってしまうのか。


「さあ、ではそろそろ処刑の時間だ。覚悟は……」

「待ちなさい!!」

「なに!?」


処刑を始めようとしたところで、突然上がった制止の声にナックル星人は驚いて声のした方に向き直る。

そこにはウェーブのかかった茶髪をポニーテールにまとめた大人しそうな少女が立っていた。

その表情には緊張と恐怖が浮かんでいたが、ナックル星人を見据える瞳には強い意志が宿っていた。


「……なんだ、貴様は? 公開処刑を見物にでも来たのか?」

「リリを…、私の大切な友達を返してください!」

「この小娘の仲間か…? ちょうどいい、大事なお友達が無様に泣き叫ぶところを特等席で見せてやろう。感謝するがいい!」


ナックル星人は突然の乱入者にも動じることもなくリリの処刑を続けようとする。

むしろ公開処刑を盛り上げるエキストラとしてはちょうどいいとすら思っていた。


「……リリを返しては、くれないんですね?」

「ふん、だったらどうだというのだ?」


ナックル星人の答えにロロは意を決して左腕のブイレスを掲げる。

ブイレスから放たれたまばゆい光はロロの身体を包み込み、さらにみるみる大きくなっていく。


「な、なにぃッ!!?」


先程よりもさらに驚愕するナックル星人。

光が収まるとそこには巨人の姿へと変身したロロが屹立していた。


「それなら…、私が相手になります!!」

真っ赤な夕日に照らされながらロロはナックル星人と対峙する。

その表情は固く構えもぎこちないものだったが、強い決意を秘めた瞳にナックル星人は冷や汗をかく。


(な、なんだ、この娘は!? こんな奴の情報はなかったはずだぞ!?)


ナックル星人は内心で焦っていた。

彼が従えるブラックキングが警備隊を相手に有利に戦えたのは、事前に警備隊の情報を得て万全の対策を取っていたからだ。

だがそれは裏を返せば事前情報のない相手には弱いということを意味している。

もしもこの新手の女戦士が未知の実力の持ち主だったら。

その可能性にナックル星人は慎重にならざるを得なかった。


「リリを……、返してもらいます!!」


ロロは意を決して大地を蹴りナックル星人に向けて駆け出した。

右腕を大きく振りかぶり相手に向けて力一杯振り下ろす。


「やああぁぁぁ!!」

「おっと!?」

「あ……っ!?」


しかしロロの大振りのパンチは相手に当たることなく空を切った。

半身を捻るようにしてナックル星人はあっさりとロロの攻撃を回避した。

今まで戦闘の訓練どころか喧嘩すらろくにしたことのなかった彼女のパンチはあまりにも拙く、ナックル星人からすれば攻撃とさえ呼べないものだった。


「な、なんだ、今のへなちょこパンチは……?」


あまりにも酷い動きにナックル星人も困惑する。

一方攻撃を躱されたロロはそのままバランスを崩してたたらを踏み、近くの建物に寄りかかるようにして何とか転倒するのを防いだ。


(か、身体が重くて振り回される……! リリはいつもこんな事を……!?)


身体が巨大化したことで当然質量や重心も変化している。

だがその変化に慣れていないせいで、ロロはまるで全身に重りを付けられたような違和感に苦しめられていた。


「ふん、なんだ貴様は。まるで素人ではないか、驚かせおって!」


ロロが取るに足らない相手だと分かったナックル星人はブラックキングに指示を出す。


「ブラックキングよ! その小娘を血祭りに上げてやれ!!」


ナックル星人の命令を受けたブラックキングがロロに向けて襲いかかる。

ロロは自分に向かってくる怪獣に向けて左手のブイレスを突き付ける。


「くっ! こ、これでも!!」


ブイレスからエネルギー弾が発射されブラックキングに命中する。

だが硬い表皮に弾かれ全くダメージを与えることはできない。


「そ、そんな! きゃぁぁぁああ!!?」


攻撃が効かないことに動揺したロロは回避も防御もできずブラックキングの突進を正面から受けて吹き飛ばされた。

一瞬の浮遊感の後に建物に背中から突っ込み、崩れた瓦礫の上に倒れ込む。


「あ…、が……ッ、ぐぅぅ、……っ!」


少し遅れて全身に痛みが襲ってきた。

今まで経験したこともないような激痛にロロは立ち上がることもできずに見悶える。


「ふん、口ほどにもない。……よし、せっかくだ。貴様もあの小娘とまとめて処刑してやろう」


そう言うとナックル星人の指示でドローンが降下してきて、リリを拘束したX字架が倒れたロロのすぐ近くに着地する。


「……ぁ、…ろ、ロロ……?」


そこでリリは初めてこの場にロロがいる事に気が付いた。

何故民間人の彼女がこんな場所に……?

しかもブイレスで変身までして……?


「…ど、どうして…、こんなところに……?」

「うぅ……、ご、ごめんね、リリ。あなたの事、助けに来たんだけど……、私じゃ力不足だったみたい……」


申し訳なさそうにリリに謝るロロ。

傷付いたその姿に、リリは彼女が怪獣に立ち向かったことを察した。


「ロロ、あなただけでも逃げて……! このままじゃあなたまで……!」

「はぁ、はぁ…、そ、そんなこと、できるわけないじゃない……!」


ロロは全身を苛む痛みに耐えながら立ち上がり、リリを庇いように立ちふさがる。


「そんな…、ロロ……。どうして…、そこまでして……?」

「当然じゃない…、だって私たち…、友達、でしょ……?」

「……っ!」


ロロの言葉にリリも彼女の気持ちを理解する。

自分がロロのパン屋を手伝っていたのも、別に複雑な理由があったからではない。

ただ友達の手助けをしたかったから、それだけだ。

そしてそれを苦に思ったことなど一度もなかった。

ロロもまた同じ気持ちで、己を顧みず駆けつけてくれたのだ。


「美しい友情というやつか? ……フン、反吐が出るわ! さあ、とどめだブラックキング!!!」


ナックル星人の命令でブラックキングが口からマグマ光線〈ヘルマグマ〉を発射する。

迫る真っ赤な炎から少しでも背後の親友を守ろうとロロが両手を広げた。

リリは自分を庇おうとする親友の背中を見ながら悲痛な叫びを上げた。


「ロロッ!!!」

「リリ……ッ!!!」


次の瞬間ふたりの少女は炎に飲み込まれ、そのまま周りの建物を巻き込んで大爆発を起こした。

その様を見ながらナックル星人は高笑いする。


「我らが宇宙船団もまもなく到着する。これでこの星は我々ナックル星人のものだ! ワッハッハッハッハッハッ!!」


街を焼く炎と立ち上る黒煙を眺めながら上機嫌で笑うナックル星人。

だがその笑い声は思わぬ形で遮られることになる。


「そんなことさせないわ!!」

「この星を、あなたの好きにはさせません!!」

「な、なにぃ!!?」


聞き覚えのある、しかし絶対ありえないはずの声に驚愕するナックル星人。

爆発のあった場所に視線を向けると、眩い光の奔流が巻き起こり炎と黒煙が内側から一気に消し飛んだ。


「ど、どういうことだ!? 貴様たち、何故生きている!!?」

そこにはブラックキングのヘルマグマで焼き尽くされたはずのふたりの少女の姿があった。

しかも満身創痍であったはずのリリは傷ひとつなく、ロロにいたっては先程とは姿が違っているではないか。


「き、貴様、その姿は一体……ッ!?」

「え…? ……え、ええぇぇ!? な、何これ!? どうなってるの!?」


当のロロも自分の姿の変化に気が付いていなかったらしく、ナックル星人に指摘されてようやく気が付いた。

先程までは他の一般隊員と同じような姿だったのに、今は胸元のプロテクターや頭部のツノ飾りなど所々リリの姿を彷彿とさせるものに変わっていた。

自分の身に何が起こったのか分からず困惑するロロ。

隣のリリにも原因は分からなかったが、ひとつだけ思い当たる可能性があった。


(ひょっとして…私の能力の影響……?)


リリには他者の変身プロセスに干渉する特殊な能力が備わっている。

その原理は不明で、リリ本人も能力の全容を掴んではいないが、もしかしたらその能力がロロに何かしらの影響を及ぼしたのかもしれない。

なら自分の身体が回復したのも……?


「……ううん、難しく考える事なんてないわ。諦めない心が奇跡を起こしたの! それでいいじゃない? ね、ロロ?」

「リリ……。……うん、そう! そうよね!」


ふたりの少女は頷き合いあらためてナックル星人とブラックキングに対峙する。

ナックル星人は不愉快そうに声を荒げた。


「えぇい!! 何が奇跡だ、バカにしおって!! ブラックキングよ、あのくたばり損ない共を今度こそ始末しろ!!!」


ブラックキングが命令に従って再び口内からヘルマグマを発射した。


「ロロ、避けて!!」

「大丈夫! 私に任せて!!」


敵の攻撃を回避しようとするリリを制止して、ロロは両手を前方に突き出した。

すると正方形の光の壁が生まれヘルマグマを正面から受け止めた。

市街地を火の海にするほどの威力を誇るヘルマグマを受けても光の壁はびくともしない。

ナックル星人はその強固な防御力に驚くが、リリとロロは別の意味で驚いていた。


「「食パン……?」」


ふたりが同時に同じ感想を呟く。

ロロが展開したバリアの見た目は白い正方形に茶色い縁取りという、スライスした食パンを連想させるものだった。


「ふふ、これはパン屋のロロにピッタリの技ね」

「そ、そうかな……?」


リリの感想にロロも満更でもなさそうに照れ笑いを返す。

一方のナックル星人は内心穏やかではなかった。


(ま、まずい、まずいぞ…っ!! こんなことならさっさと処刑しておくべきだった……!!)


前述の通りブラックキングは事前情報がある相手には強いが、逆に情報がない相手には弱い。

そして新たな姿となったロロはブラックキングの攻撃をものともしない。

先程までの絶対的優位が覆されてしまいナックル星人は焦燥感に襲われていた。

この星の人間たちを絶望させるための公開処刑が裏目に出てしまったがもう後の祭りである。

そしてナックル星人が目に見えて焦っているのは二人の少女から見ても明らかだった。


「今までのお礼をさせてもらうわよ! 行くよ、ロロ!!」

「うん、リリ!!」


ヘルマグマを完全に防ぎ切り、攻勢が止むのと同時にリリがブラックキングに向けて駆け出した。

ブラックキングは向かってくるリリを迎え撃とうとしたが、突然両腕の動きを何かに阻まれ体勢を崩した。

いつの間にかドーナツ状のリングがブラックキングの両腕を拘束していたのだ。


「今よ、リリ!」

「たあぁぁ!!!」


ロロのアシストを受けたリリがブイレスから展開したエネルギーの刃でブラックキングに斬りかかる。

リリが放った斬撃はブラックキングの硬い表皮を切り裂き、その首を一刀両断に刎ね飛ばした。


「ば、バカな!? 何故ブラックキングが貴様の攻撃などに!?」


昼間の戦闘では警備隊の攻撃を悉く弾いたブラックキングの身体が易々と切り裂かれたことに驚愕するナックル星人。

当のリリはブイレスから伸びたギザギザした形状のエネルギー刃を眺めながら感嘆の声を上げた。


「ロロ。すごい切れ味ね、これ!」

「硬いパンを切る時には波刃タイプのパン切り包丁がオススメよ!」


警備隊を苦しめたブラックキングを倒したことに沸くふたりとは対照的に、ナックル星人は自身の企みが完全に破綻したことを悟った。


「ええい! 覚えていろ、このままではすまさんぞ!!」

「あっ!? 待ちなさい!!」

「逃がしません!!」

「ぐお!? は、はなせぇ!!」


踵を返して逃走を図ろうとするナックル星人だったが、ブラックキング同様にドーナツリングで拘束されあっという間にふたりに捕まった。


「お、大人しくしなさい!!」

「うおぉぉ! 捕まってたまるかぁ!!」


最期の抵抗を続けるナックル星人を両脇から抱えたリリとロロは、相手を持ち上げ空高くへと跳び上がった。


「そういう往生際が悪い人は!!」

「パン生地みたいに、伸びててください!!」

「ナ、ナックル星ばんざあぁぁぁ、ぐぇッ!!?」


リリたちは勢いをつけて地面に向けて全力でナックル星人を投げつけた。

地面に叩き付けられたナックル星人は無様な呻き声を上げて気絶した。

地面に頭から突き刺さったナックル星人のそばに着地したふたりは、ナックル星人の様子を覗き込み完全に気を失っていることを確認する。


「ふぅ…、なんとか倒せたみたいね……」

「少しやり過ぎたかしら……?」

「大丈夫よ、これぐらい荒っぽいのは警備隊じゃよくある事だから」


ピクリとも動かないナックル星人を見て心配そうな声を上げるロロに対して、リリはよくある事だと苦笑する。

それを見てロロはリリに向き直ると申し訳なさそうに言った。


「リリ…、ごめんね……。あなたがいつもこんなに大変な思いをしてたなんて知らなくて……。それなのに気安く何か手伝いたいなんて言って……」

「そ、そんなこと……。こっちこそ心配かけてごめんね。ロロが来てくれなかったらきっと取り返しのつかないことになってた」

「うん……、リリが無事でよかった……!」


ふたりは笑い合って握手を交わす。

こうしてナックル星人の企みはふたりの少女の活躍によって阻止され惑星フースの平和は守られたのである。



◇◇◇


下層民〈インフェルニア〉の暮らす町の一画に佇む小さなパン屋。

焼きたてのパンの香りが漂う店内で2人の少女が慌ただしく働いていた。


「ありがとうございました! またのお越しをお待ちしています! 次のお客様どうぞ!」

「リリ! 新しく焼き上がったパン、ここに置いておくから!」

「うん、ありがとう! ロロ!」


客の応対をしながらリリは焼きたてのパンを手際よく袋に詰めていく。

その背後ではロロが厨房で休みなく新たなパンを焼き続けていた。

先のナックル星人との戦い以来、ロロのパン屋はかつてないほど繁盛していた。

侵略者からフースの平和を守った少女が営むパン屋として噂が広まってしまい、連日行列ができるほどの客入りで、今も店の外には長蛇の列ができておりメイスに客の誘導をしてもらっているほどだ。


「正義のヒロイン効果は凄いわね……! また怪獣が現れたら応援を頼もうかしら?」

「もう勘弁して! 戦うのはこりごりよ!!」


やっぱり自分はこうしてパンを焼いている方が性に合っている。

ロロはもう二度と体験することはないであろう先日の戦闘を思い出し、それをつくづく実感したのだった。


そんな彼女の思いとは裏腹に、それ以降もリリが戦闘で窮地に陥ると黄色い巨人が必ず駆けつけるのだが、それはまた別のお話……。



The End


あとがき

こんにちは。野生の絵描き、阿井上夫です。

過去最長のSSとなってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。

今回は以前から描きたいと思っていたロロ変身態をテーマにしたお話でした。

ロロ変身態のデザインについては『DARKNESS HEELS -Lili-』連載中に綱島師匠が描いたイラストを元にさせていただきました。

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また技が全てパン関連なのも師匠のイラストでパンを持っていたところから着想を得ました。


SSは最初は予定にはなかったのですが、同時並行で描いていた逆さ吊り拘束のリリと組み合わせることを思いつき、帰ってきたウルトラマンの第38話『ウルトラの星光る時』をベースに書き上げてみました。

初期案ではロロが駆けつけるまでにリリがナックル星人にXXXされてしまう展開とかも考えましたが今回はハッピーエンドにしたかったので没に。

ロロが今回限りのゲストキャラになるか、今後も登場する準レギュラーになるかは反響次第ですね。


それではまた次回の更新でお会いしましょう。

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師匠のつぶやき+次回作サンプル

あけましておめでとうございます。

野生の絵描き、阿井上夫です。


昨年はリリ・アーカイヴを愛でる会をご愛顧いただきありがとうございました。

2024年もよろしくお願いします。


今回も綱島師匠がX(Twitter)へ投稿したイラスト等を紹介します。

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今回は以上です。

おまけ

ここのところFANBOXでのイラストやSSの更新が滞っており申し訳ありません。

ぼちぼち再開していくつもりです。

最後に次回投稿予定のSSの挿絵のサンプルを紹介します。

逆さ吊りのリリちゃん。

ウルトラシリーズのファンならシチュエーションの予想がつくかもしれません。


新ヒロインのロロちゃん変身態。

実は半年近く前から登場させようと思いつつも先送りになっていました。


それではまた次回の更新でお会いしましょう。

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X(Twitter)まとめ2023

こんにちは。

野生の絵描き、阿井上夫です。


2023年も残りわずかとなりました。

今年はダークネスヒールズ以外のウルトラシリーズ全般のイラストも描き始め、これが思った以上の反響をいただきました。

2024年を迎える前に今年X(Twitter)やpixivに投稿したネタ系イラストを一挙に振り返ってみたいと思います。


〇万年後の光の国









当初は単発ネタのつもりで描いたものの、予想の10倍ぐらいウケてシリーズ化。

今や阿井上夫を代表する作品のひとつになりました。

来年以降も続けていくつもりなのでお楽しみに。

バレンタイン

チョコパンを渡すリリちゃん。

なかなかチョコを渡せないカミーラ姐さん。

毒殺狙いのアイズ。

ジェネスタ関連

ジェネスタにようやく登場したゼロ師匠にメタい質問をするゼットさん。




家族揃ってテレビ鑑賞。

いつか彼らの揃い踏みを見たいですね。


テレビに元カレが映るとついハッスルしてしまうカミーラ姐さん。

TDG一番くじ

肝心の元カレのフィギュアだけ当たらずお怒りのカミーラ姐さん。


ラストワン賞のグリッターティガに喜ぶカミーラ姐さん。

ブレーザー

ブレーザー放送前に描いた4コマ。

まさかあんなキャラだとはこの頃は予想もしなかった……。


ブレーザー1話の飛び蹴りポーズ。

一回しかやってないのにやたら印象に残ってる。


せめぎ合うふたつの意思。

ゲントとブレーザーの揉め合いシーンから連想。


忘れられた物たち。

ラストバトルや劇場版での活躍に期待。

中の人?

ベリアルの変遷

これを描いてた頃は若干ダクヒの行く末に不安を抱いていましたが、この後アニメ企画の発表で不安は吹き飛びました。楽しみ。

TSUBURAYA EXHIBITION 2023

名古屋で開催されていたTSUBURAYA EXHIBITION 2023で撮ったツーショット。

三人娘+1

リクエストで描かせていただきました。

ウルトラマンR/Bの湊アサヒ、ウルトラマン妹(シスター)の月島あかり、そしてリリ・アーカイヴのスリーショットです。

……もうひとりいる?

Tier表…?



何の気なしに描いたら過去一ウケた。

マイナスワン

ゴジラ-1.0見て衝動的に描いた絵。

マッスルドレイン

シンとライジングの二人が細身な理由。

光を掴んだ……!

S.H.Figuarts(真骨頂製法)グリッターティガの抽選に当選し歓喜に震えるカミーラ姐さん。(なお前回の抽選は落選)

ししょー

綱島師匠の誕生日に描いた記念イラスト。

これからもどこまでもついていきます!

リリクリ

色を変えるだけでお手軽クリスマス仕様。

「妻です!!」




こっちも単発のはずが地味に続いてるシリーズ。

来年は誰のところに行こうかな?



あらためて見返すと色々描いてるなぁ。

特にカミーラ姐さんのネタキャラ化が止まらない……、どうしてこうなった?


来年以降もこんな感じのノリでやっていくつもりです。

今後ともよろしくお願いいたします。

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All Free

こんにちは。

野生の絵描き、阿井上夫です。


以前にも告知した通り、リリ・アーカイヴを愛でる会は有料プランを廃止し全コンテンツを無料で閲覧できるようになりました。

今後ともよろしくお願いします。

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大事なお知らせ

こんにちは。野生の絵描き、阿井上夫です。

いつも『リリ・アーカイヴを愛でる会』をご覧いただきありがとうございます。


今後のリリ会について大事なお知らせをさせていただきます。


『リリ・アーカイヴを愛でる会』は年内を目途に有料プランを廃止し、全記事を無料で閲覧できるようにする予定です。

予定では12月の初旬辺りになると思います。

長らくご支援いただいていた皆様、本当にありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。



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師匠のつぶやき(リリファイト2)

こんにちは。野生の絵描き、阿井上夫です。

綱島師匠のツイートまとめ、今回はデッカー放送当時のリリファイトです。

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ここからはジェネスタ

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今後の更新予定

こんにちは。野生の絵描き、阿井上夫です。

いつもリリ・アーカイヴを愛でる会をご覧いただきありがとうございます。

今後の更新予定についてお知らせいたします。


これまで可能な限り支援者様向けの更新を月イチで続けてきましたが、仕事の多忙化により今後はそれが難しくなってきました。

今月も新規の支援者様向けの更新を用意するのが難しく、代替案というわけではありませんが過去の更新『毒リリ』に新規イラストを追加し、SSも今後の更新分へ続く形に加筆修正しました。

毒リリ(R-15)

市街地にグリーンモンスが現れた。 警備隊に出撃命令が下り、リリ・アーカイヴも現場に急行する。 他の隊員よりも一足早く現場に到着したリリが目にしたのは、街の建物を破壊する巨大な植物怪獣と逃げ惑う人々の姿だった。 「このままじゃ街の人たちが……ッ! こうなったら私ひとりだけでも!!」 リリは部隊の到着を待て...

おそらく11月分の更新も難しいと思われます。

現在支援していただいている皆さんはお手数おかけしますが、今月末までに支援解除を行うことをオススメします。


FANBOXの運用方法についてもいろいろと思うところがあり、ある程度考えがまとまったらまた告知させていただきます。

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ボテリリ(R-18)

「ようやく追い詰めました! もう逃げ場はありません、おとなしく投降してください!」


リリ・アーカイヴは逃亡を続けていた犯罪宇宙人を袋小路へと追い詰めると、左腕に装着したブイレスを相手に突きつけた。

ここ最近頻発している女性の失踪事件。内偵を進めていた警備隊はようやく容疑者を特定し、長い捜索の末ついに見つけ出すことに成功した。


「へへ…、どうかな……。追い詰められたのは案外そっちかもしれないぜ……?」


逃げ場のないはずの男は、しかし余裕の表情を崩すことなくリリと対峙する。

その態度からリリは相手の罠を警戒しながら、じりじりと間合いを詰めていく。


「俺様を殺せば他の女たちの居場所はわからなくなっちまうぜ……? お前さんたちもそれは困るんじゃねぇか……?」

「……命まで奪うつもりは初めからありません。あなたは捕縛して警備隊の本部へ連行します」

どうやら相手はこれまでさらった女性たちの情報を盾にするつもりらしい。

だがそれは捕縛した後に尋問して情報を吐かせればいいだけのことだ。

リリは男を拘束するため近づこうとしたが……


「……シャァッ!!」

「くっ!?」


突然男の方からリリに飛びかかってきた。

どこから取り出したのかその右手にはナイフが握られている。

しかし相手の動きを警戒していたリリは紙一重で奇襲をかわし、すれ違いざまに相手の足を払って転倒させる。

警備隊の中ではそれほど戦闘力の高い方ではないリリだが、それでもブイレスで変身した状態なら生身の相手に後れを取るほどやわではない。

男は「ぐぇ!?」と間抜けな声を上げて地面に顔から倒れ込んだ。

リリは「ちょっとやり過ぎたかな……?」とわずかに相手の心配をしながら地面に転がるナイフを遠くへ蹴り飛ばした。

そしてあらためて男に近づくが、相手はすぐに立ち上がり相変わらず余裕そうな顔をしていた。


「へへ……、やるじゃねぇか……。俺様の攻撃をかわすとは……」

「えっと……、鼻血出てますよ……」

「おっと、俺様としたことが……」


腕で鼻血を拭う宇宙人に向けてリリは再びブイレスを向ける。


「これが最後の警告です。おとなしく投降してください。さもなくば力ずくで拘束させてもらいます!」


リリは表情を険しくして最後の通告をする。

できれば手荒な真似はしたくなかったが、相手が大人しく投降しないなら実力行使に出るしかない。さらわれた女性たちを救出するためにもリリは覚悟を決めた。

そんなリリを嘲笑うかのように男は口角を上げると、おもむろに右手を上げ手のひらを上に向けた。

今度は何をするつもりなのかと警戒するリリ。

すると何も乗っていなかった手のひらの上に突然小さな小瓶が現れた。


「……っ!? 今のは……?」

「へへ、どうよ。こいつが俺様の特殊能力『物質転送』よ!」


なるほど、先程のナイフもその能力で現れたらしい。

そしてあの能力があれば女性を次々とさらうのも容易いことだろう。

やはりこの男を野放しにしておくわけにはいかない。


「驚くのはまだ早いぜ。こいつが何だかわかるか?」


そう言って男は右手の小瓶をこちらに見せつけてくる。

透明なガラスの小瓶の中には乳白色な液体が入っていた。

いや、液体というには少し粘り気があるようにも見えるが……。


「へへへ、こいつはな、ある闇ルートから仕入れた人口精液だ!!」

「せ、せい……っ!?」


突然出てきた性的な単語に、そういった方面への免疫が低いリリは顔を赤くする。

初心な反応を見せるリリに対して男は言葉を続ける。


「今まで女たちをさらってたはな、こいつを完成させるためのモルモットになってもらうためさ。実際に使ってみなきゃ効果がわからないからなぁ」

「そ、そんなことのために……! 許せないッ!!」


義憤に駆られたリリは男を力ずくで捕まえようとしたが、そこで身体に違和感を感じた。

下腹部の奥が妙に疼くような気がしたのだ。

最初は気のせいかと思ったが、その違和感は次第に大きくなり無視できないレベルになっていく。


(お、腹の奥で何かが……蠢いているような……、これは一体……?)


「おやぁ、どうしたんだ? なんだか顔色が悪いぞ?」

「な、なんでもありません! ……んッ、……うぅ……」


困惑するリリに向けて男はとんでもない爆弾を落とす。


「あぁ、そうそう。言い忘れてたけど、こいつと同じものをさっきお前さんの子宮の中に転送させてもらったぜ」

「…………え?」

リリは相手の言葉の意味が分からず呆然としてしまう。


(転送……? 私の…中に……? 何を……?)


理解が追い付かない。

いや、頭が無意識に理解することを拒んでいるのだ。

しかしますます大きくなる下腹部の疼きは、リリに残酷な現実を突き付けていた。

相手の言葉が間違いなく事実だと。


「ピンポイントで転送するには相当近づかなきゃいけないのが難点だがな。さっきの攻防の時に送り込んでやったのよ」

「……ッ! い、今すぐ戻してください! は、早く……っ!!」

「残念ながらそいつは聞けないお願いだなぁ。……おっと、怖い顔すんなよ。俺様にももう無理なんだ」


リリは自分の胎内に転送された人口精液を再び体外に出すよう求めたが、相手は悪びれる様子もなく両手をひらひらさせながら話し出した。


「さっきも言ったが、そいつはとある闇ルートから手に入れた代物でな。普通の精液とは全くの別物なんだ」


曰く、この人口精液は繁殖力の高い怪獣や成長の早い宇宙人の遺伝子を掛け合わせて作り出されたものらしい。

具体的に誰が何のために作ったのかは目の前の男も知らない。

さらった女性を仲介人を介して送り、その見返りとして高額の報酬とこの人口精液のサンプルをもらったのだと。


流暢に話す男だったが、リリは話の内容を半分も聞いていなかった。


「くぅ……、んッ! ……ふぅ、ふぅぅ……ッ」


下腹部から感じる疼きはますます大きくなっていく。

身体が熱く、それなのに冷や汗が止まらない。

この人口精液は注がれた母胎が確実に妊娠するよう遺伝子調整を施されていた。

リリの子宮内に直接転送された人口精液の効果で、卵巣が刺激され排卵が誘発される。

一方人口精液の精子は驚異的なスピードで卵管を突き進み卵子へと殺到した。

そして一瞬で受精させられた卵子は瞬く間に着床し、子宮内で猛烈な勢いで成長し始めた。


「あ、ぁあ……ッ? な、なに、これ……? ……何が、起きてるの……っ!?」

「そいつの妊娠率は驚異の99パーセント以上だそうだ。もう俺様の能力でも取り出しはできないぜ」


感じていた疼きは次第に圧迫感へと変わっていく。

まるで腹の内側で風船でも膨らんでいるかのような感覚。

リリはわけも分からずただ戸惑うことしかできない。

「う、あぁ……! い…、いたい……、おなかが……は、はりさけそう……ッ!! く、うああぁぁあ!?」


リリの腹部はみるみるうちに膨らみ、まるで妊婦のような姿になってしまう。

いや、それは正しく妊婦だった。リリのお腹の中では遺伝子調整されたキメラ怪獣の幼体が猛烈な勢いで成長し誕生の時を今か今かと待っているのだ。

初めて経験する陣痛に立っていることすらできなくなったリリは膝をつき、お腹を押さえて蹲る。

痛みに必死に耐えるリリの股座から大量の液体が噴き出し内股を濡らしながら水たまりを作っていく。


「くぅぅッ!! っ! ……っ、ぁあ! ひぐっ!? で、でちゃう! な、なにか、でて、くるうぅぅ、あぁぁあああッ!!?」

「やれやれ、もう破水が始まったか。こんなとこで生まれても面倒だし、一緒に来てもらうぜ」

「あ」


男が蹲るリリに近づき強引に腕を引っ張ると、次の瞬間二人の姿は始めからそこにいなかったかのように消え去った。

数分後、警備隊の別動隊が現場に到着したが、そこにはリリが噴き出した羊水以外には何の痕跡も残されていなかった。




リリ・アーカイヴが失踪してから数か月の歳月が流れた。

警備隊はリリやさらわれた女性たちの行方を全力で追ったが手掛かりひとつ見つけることはできなかった。

また時同じくして正体不明の狂暴怪獣が頻繁に現れるようになり各地で騒ぎを起こすようになった。

それらが何処から来るのか、何が目的なのかはわからない。

唯一の共通点は決まって体表に青い模様が入っていること。

怪獣との戦いや恐怖に追われる日々の中で、人々の記憶からは次第にリリのことは忘れ去られていった。




「あぁッ! く、あぁん! う、うまれるぅ!! また、あ、あかちゃん、うま、ああぁぁあああ!! ひああぁぁぁあああッ!!!」

リリはもう何度目かもわからない出産の時を迎え、彼女の悲鳴とも嬌声ともつかない叫び声が地下室に響いた。

大きく開いた脚の間から異形の赤ん坊が生れ落ち産声を上げる。

生まれた怪獣の幼体は待機していたアンドロイドに回収され何処かへと持ち去られていく。

そして出産を終えたばかりのリリも別のアンドロイドに引き摺られるように連れていかれる。

そして強制妊娠装置に拘束され次の出産の準備に入る。

「……ぁ…ぅぁ…、……ぁん……」


四肢を拘束され、全身にコードを繋がれ、股間には子宮をメンテナンスするための器具が挿入される。

延々と繰り返される出産の日々にリリの精神は壊れ、今や怪獣を生み出すためだけの生きた孕み袋と化していた。




「光の因子を持った怪獣の量産は思った以上に順調に進んでいます。貴女には感謝していますよ」


モニターの中で怪獣を出産するリリを眺めながらヒュース・アーディはほくそ笑んだ。

犯罪宇宙人を利用して人口精液を開発したのも、全てはリリの持つ光の戦士の因子を持った怪獣を量産するためヒュースが仕組んだことだった。

ヒュースに囚われたリリは生かさず殺さず延々と怪獣の母胎として利用され続けることになる。

その身体が完全に壊れるその日まで……。



BAD END………

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TSUBURAYA EXHIBITION 2023に行ってきました

こんにちは。野生の絵描き、阿井上夫です。

去る9月9日、名古屋市で開催されている『TSUBURAYA EXHIBITION 2023 ~“空想の力”円谷プロとウルトラマン~』へ行ってきました。

TSUBURAYA EXHIBITIONが阿井上夫の行動圏内で催されるのは初めてだったので思い切って足を延ばしてみました。


TSUBURAYA EXHIBITION 2023は松坂屋ビル南館7階の松坂屋美術館で開催されています。

入口ではウルトラマンが出迎えてくれます。


偉大なる円谷英二監督の紹介。





動く巨大エレキング。




撮影禁止エリアにはTDGをはじめとした平成初期シリーズの紹介の他、丸山浩氏によるデザイン画なども掲載されていました。

撮影禁止エリア内で唯一撮影できたTDG揃い踏み。

この横に展示されていたガイアSSVがおそらく撮影禁止の理由だったのでしょう。



ULTRAMANのコーナー。



SSSSシリーズのコーナー。






ウルトラマン・ザ・ライド。


ダークネスヒールズも少しだけ紹介されていました。


ニュージェネのコーナーではデザイナーの後藤正行氏のよるデザイン画と共にニュージェネレーションウルトラマンが紹介されています。

トップバッターはもちろん……

我らがゼロ師匠、ウルトラマンゼロ。

もはや当たり前のようにニュージェネとして扱われていることに最近は疑問を感じなくなってきました。



ベリアル陛下のご尊顔。








9月1日に1日館長を務めた寺坂頼我さんの直筆サイン入りメッセージ。





会場の外にも松坂屋ビルの様々な場所にウルトラマンたちの姿が!


元カレと記念撮影するカミーラ姐さん

(展示物に触れてはいけません)


大変充実した内容で大満足でした。

またこうした催しが近場であれば足を運びたいものです。


開催は9月24日までなのでまだ間に合います。

興味のある方はこの機会に是非!


おまけ

先月には岐阜で開催されていた『ウルトラ空想特撮ワールド~ウルトラマンと夢見る未来~』にも行ってきました。

せっかくなのでこちらも紹介します。


入口にはティガとコスモスの揃い踏み。

入って最初に目に入るのはやはり円谷監督の紹介。

これはもうお約束ですね。

そしてまさかのAタイプ兄さん。

間近で見たら思った以上にデコボコでした。










以上でした。

変身アイテムや隊員服などの小物が充実していましたね。


それではまた次回の更新でお会いしましょう。

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