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ホゾヒカル

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へそ出しヤンチャ少年と雷少女その3

「ハァアアア…!!!!ハァアアアアア…!!!!!!」


唾液にまみれたむき出しの腹を大きく上下させながら、苦しそうに息をつくカケル。


長時間雷娘にしゃぶられた影響か、唾液だらけの彼の臍は今や膨らみに膨らみ巨大なデベソと化していた。


「ハァ~!美味しかったカケル君のおヘソ!ゴマがたっぷりついてたからすっごく風味というのかな?とにかく美味しかったよッ!!」


満身創痍、疲労困憊なカケルとは対照的に彼の臍を堪能尽くしたことで鋭気に満ち溢れた雷娘。


「それじゃあそろそろそのオヘソ…取っちゃおうか!!」


「…ふぇ?ッ!!ぎゃあううッ!!!!????」


不意にデベソを鷲掴みにされ、叫び声をあげるカケル。


「がッアッ!!お、俺のヘソぉッ!!?」


「そうだよカケル君のおヘソ、これから取っちゃうよォ!!」


「と、取る…?や、やめ…ィギャアアアアアアアアアアアアアッッッッッッ!!!!!???????」


カケルと同じくらいの背丈の体躯から発せられるとは思えない力で、一気にその臍を引き釣りあげる雷娘。

ブチッ!ブチッ!!


「がァああああアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!ヘソがァああああッッッッ!!!!!!!ヘソが千切れちまうゥゥううううウウウウウッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」


臍と己の腹を繋ぐ筋が次々と引き千切れていく感覚…


カミナリ様を馬鹿にしたばかりに、散々おヘソを嬲られ、そしてついにはもぎ取られようとしている…


もはや臍から発せられる裂痛への反応が意識の大半を占める中、わかすかにカケルの頭の片隅に"ある思い"が生じていた。


(な、何で俺がこんな目に会わなきゃ…いけないんだよ!ただ…ちょっとヘソ出してただけなのに…)


沸々と彼の心に沸き起こる反逆心…


(そ、そうだ…!か、カミナリ如きにこんな好きなようにされて…!!これ以上俺のヘソを好きなようにされて…!!)


「溜まるかってんだあああああアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!」


叫び声と共に渾身の力を臍に込めるカケル。


今にも引き千切られそうなまでに引き延ばされていた臍だったが、彼の意に応じてかギリギリのところでその体から離れんと耐え続ける。


「…ッ!?こ、こんな…まだ取れないのおヘソッ!?」


想定外に粘るカケルのヘソに、驚愕の声を上げる雷娘。


「…イイじゃん。だったらどこまで耐えるか…僕も本気で行くよォッ!!!!」

グィイイイイイ!!!!!!


「ぎィアアアアアアアッッッ!!!!!お、俺のへそおおおおおおおおおおおおおオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」


雷娘から止め処なく注ぎ込まれる雷パワーに激しく発光するデベソ。


そして次の瞬間、辺り一面が閃光に包まれた…!


【続く】

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へそ出しヤンチャ少年と雷少女その2

「う、嘘だろッ!?」


自分が仰向けに拘束台のようなものに捕らわれていることを知り、気が動転するカケル。


必死に手足を動かそうとするも、四肢全てが"枷"のようなものにはめ込まれビクともしない。


「な、なんだよコレ…、ッ!?」


その時、彼は近くに"何か"がいることを察知した。


ぼんやりと人影のような輪郭が近くにいる…


バチッ!


「ッ!?」


その時、突如火花のような閃光が発せられ、その影を浮かび上がらせた。


「な…!?」


暗闇から姿を表したのは、虎柄の水着のような衣装を着た女性であった。


だが、その頭からはまるで鬼の角の如き一本の突起物が生えている。


「あ、おはよ!」


その異形の"何者か"がカケルに向けって声をかける。


「お、お前は誰なんだ…!?な、何で俺がこんなとこに…ってか、一体どこなんだよココッ!?」


声を荒げるカケル。


「そんなにいっぺんに言われても…ってか分からない?アタシが"誰か"…」


「え…?」


改めてその姿を凝視する。


金色の髪、赤みがかった肌、そしてそのむき出しの腹部の中央に鎮座した赤いバッテンベソ…


「…まさか!?」


「そ、いわゆる雷様ってやつ?ほら、おヘソ取っちゃうぞ~って…」


しかしその言葉はカケルをより混乱させた。


「…な、何言ってるんだよ…雷なんてメイシンで…」


「でも実際にここにいるじゃん」


「…う、嘘だ……だって、だって雷さまなんて…」


「もう~、だったら実際に見せてあげるよ!」


突如カケルを拘束している台が宙を滑るように彼女の元へと移動する。


「ッ!?」


捲れあがったポロシャツの裾から覗くカケルのむき出しの腹へと顔を近づける"自称"雷娘。


「あ~、遠目から見ても汚そうなおヘソだったけど、近くで見るとホントきったないないなァー」


「や、やめろォッ!!俺の臍を見るなァ!!」


「え~、自分からおヘソ出してたくせに…こんなお腹丸見えなポロシャツなんか着ちゃってさ」


「そ、それは…」


「でもそうやって調子乗ってる男の子苛めるの、大好きなんだよねェ~アタシ」


嬉々として、顔を近づけその臍穴を覗き込む雷娘。


「うっわ、くっさッ!」


「ヒッ!、お、俺のヘソに触る…」


バチッ!


「ヒぐゥッ!?」


一瞬、微細であるが電撃のようなものが臍に流れたのを感じるカケル。


次の瞬間、その臍の縁を指で左右へと思い切り広げられる。


ベリッ!!


「はぐぅッ!!??」


閉じられていた穴を左右へと割り広げられ、その中身が余すことなく露となるルカのヘソ。


もともと大きめの穴であったが、それが今や10cm近くまでその孔を広げていた。


「お、俺のヘソがあぁあああッッッッ!!!????」


「すッごぉいッッ!!こ、こんなにへそゴマがたくさん詰まって…最高だよォッッ!!」


「や、やめろぉォォォッッッ!!!!!へその中なんて見るなァァアアアッッッッッ!!!!!!」


嬉々とした声を上げる雷娘、一方己の臍の中を暴かれ叫びを上げるカケル。


「あぁ、予想以上だよォ…最高だよォ、カケル君のおヘソのゴマ…」


「ゴ、ゴマなんか嗅ぐなァアアアアアアアアッッッッッ!!!!!!!!!」


「でもさっき"へそゴマがたっぷり詰まってる"って言ってたじゃん~」


「う、うるさいィィッッッ!!!」


必死に彼女から引き離さんと藻掻く彼の事などお構い無しに、半ば恍惚とした表情で臍内部の観察を続ける雷娘。


「あぁ~、こんな大きなゴマがたくさん…!こんな汚くて美味しそうなヘソ…初めてだよぉ~!最高だよぉ~!!」


「いい加減にしろぉオオオオオオオオッッッッッ!!!!!!!!!」


普段から臍を人前でさらけ出しているカケルも、こんな間近で臍を凝視されては羞恥心が爆発しそうになる。


「あー、それじゃそろそろ始めよっかな?」


「…えっ?」


興奮した面持ちで臍を凝視していた雷娘の顔がふいに離れる。


その手にいつの間にか握られていたものに気づくカケル。


「お、おい!なんだよそれは…!?」


「ん~、商売道具かな?」


鍼治療で使われるような細長い金属針をチラつかせる雷娘。


そしておもむろにその先をゆっくりとヒカルの臍に近づけていく。


「や、やめろぉッ!!俺の臍にそんなものォッ!!」


「あぁん、そんなに動かないでよ~」


「やめろっ!やめろっ!!やめ…ゥくッ!??」


狙い通り臍穴内の肉片の一つに刺し込み、ニヤリと笑みを浮かべる雷娘。


「フフッ、まず一本~」


そして二本目をすかさずルカの臍穴に刺し込む。


「くふぅッ!!」

(な、なんだよコレはぁ…!?)


臍に針を差し込まれる度に生じる奇妙な感覚に身を震わせるカケル。


もはや雷娘に自身の臍をなすがままにされ、やがて全ての針が挿入される。


その肉片一つ一つの全てに針が打ち込まれ、まるで剣山のような様相となっていた。


「は…ぁ…あ…、あァ…」


最も敏感な部分を集中的に長時間嬲られ、息も絶え絶えのカケル。


「これで準備完了~。さて…」


すっと立ち上がると、両手をその臍の真上にかざす雷娘。


「はぁ…あぁ…ん、く…」


何か言葉を発しようとするルカであったが、まるで針一本一本に体の力を抜かれたかのようにうまく言葉を発することができない。


「ちょっとだけチクッとするけど我慢してねぇ~」

ピシャアアアアンンンッッッッッ!!!!!!


「はぁぐゥアアアアアアアアアッッッ!!????」


その手から眩い閃光が発せられたのと同時に、カケルの臍に無数の電撃がほとばしる。


まるで体の芯を射抜かれたような衝撃に、一瞬にして消し飛ぶ意識。


「ちょっと強くし過ぎたかなぁ?…でもその分ちゃんと"膨らんで"くれるよねぇ?んふふ…!」



………


「ぅ、ん…」


再び目を覚ますカケル。


目を開けた先は気を失う直前と同様、謎の空間であった。


変わらず手足を大の字に広げられ、お腹をさらけ出しながら拘束されている状況は変わっていない。


「…、お、俺は…そ、そうだ!」


(ヘソにたくさん針を差し込まれて、それで…!!)


咄嗟に顔を引き起こし自身のむき出しの臍へと目を向けるカケル。


「!?」


視線の先、ポロシャツのボタンの向こうに見える奇妙な出っ張り…


それは変わり果てた己の臍であった…


「な、なんだよこれええええええっっっっッッ!!????」


「何だよって…君のおヘソだよ?」


彼の叫びに応えるように現れる雷娘。


「こ、こんなのが俺のヘソなわけねぇだろッッ!!!!お、俺のヘソはこんな穴から飛び出したり…ッ!!」


目の前にある"ソレ"を必死に拒むように声を張り上げるカケル。


ほんの先まで腹部の中央に存在していた凹み…今その場所には、異形の物体が鎮座していた。


真っ赤に腫れ上がった複数の肉片が折り重なって出来た直径5cmほどの肉塊…


表面には複雑に皺が刻み込まれ、そしてその隙間から溢れ出さんばかりに夥しい量のへそゴマがこびりついている。


それはまさに"醜悪'の一言に尽きる様相であった。


「お、俺のヘソに何をしやがったああああああッッッッ!!!???」


「んー、ちょっと電撃で刺激を与えてこうムクムク~って…」

「ま、これで"仕事"もしやすくなったってわけ、いやー実に立派なデ・ベ・ソだねぇ?」


わざとらしく強調するように囁きかける雷娘。


「お、俺は出ベソじゃない…出ベソなんかじゃ…」


「何?そんなにショックだった?自分のおヘソがこんなになっちゃって…」


「あ、当たり前だろッ!!!これじゃ、もう俺…皆の前でヘソなんか…」


ふいに目から涙が溢れ出す。


いつもはヤンチャなカケルもこの異常事態にはさすがに堪えることが出来なかった。


「返せよ…俺のヘソ返せよぉ…」


ボロボロと涙を流すカケル。


「ゴメンねぇ~、でも大丈夫!もうすぐこのおヘソ"取っちゃうから"」


「え!?」


「でもその前に…」


意味を問いかける前に雷娘の口がふいに彼の出ベソに覆いかぶさった。


「ふああッ!!??」


その口が自分のヘソに触れた瞬間、これまで感じたことのない感覚が腹の中心に沸き立つ。


そして間を置かずえもしれない高揚感が腹部の奥に生じた。


「な、なんだよォこれはぁぁ……はぁうッッッ!!!」


ビクンッと大きく体を震わせるカケル。


(んふ、なかなかいい感度だよぉカケル君。今でこんな状態だったら後でどうなっちゃうだろうねぇ、フフフ…)


その反応を楽しみながら、ヘソの表面を舐めまわす雷娘。


(へそゴマでとても塩っぱいおヘソ…ホントに…堪んなぁい…)


カケルの臍触りを堪能しながら、その舌の先をその臍皺の隙間にねじ込んでいく。


「んひィィィッッッ!!!!???」


ビクンッとカケルの体が跳ね上がる。


「う、うわああああああああッッッッッッ!!!!!!」


まるでお腹の中身を舌で舐められているような感触に、あらん限りの叫びを上げるカケル。


「な、なんだよコレぇぇぇェッッッ!!???何でヘソを舐められてこんなぁぁぁぁぁッッッッ!!!???」


もはや何が何だか分からない…彼の頭の中は完全にパニック状態になっていた。


「ア…ァ…アアアアアアアアアアアアアアアアア~~~ッッッッッッッッッッ!!!!!!!!」


響き渡る絶叫。


そんな彼の反応を堪能するかのように、そのヘソに舌を這いずりまわらせる雷娘。


この異常な饗応はいつ果てるとも知れず続いた…


【続】

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へそ出しヤンチャ少年と雷少女その1

とある夏の午後過ぎ、学校からの帰路につく小学生高学年らしき男子と女子の姿…


「あ~あ、今日も先生に怒鳴られちまった…」


「もう!カケル君ったら、毎回遅刻するし、宿題はやってこないし、当たり前でしょ!…それに…」


恥ずかしそうにルカの"ある部位"に目を向ける女子。


「…あは!」


その視線の向けられた箇所に気づいてか、わざとらしく両手を頭の後ろで組み背筋を大きく逸らすカケル。


それにつれてポロシャツの裾が上に引っ張られ、そこから彼のヘソが覗いた。


「もう!先生からおヘソを出すなって言われてるのに!!いつもそんなつんつるてんな格好して…!」


「へへ、いいじゃん!別に見せて減るもんじゃないしさ」


引き締まった太ももを完全に露出させるほど短いショートボトム、その瑞々しいお腹とヘソが顔を出すほど裾の短いポロシャツ…


カケルと呼ばれた少年は、わざとらしく自分の素肌を大きくさらけ出す格好をしていた。


「ほら、こうやってヘソ出してると気持ちいいぜ?お前もそのボタン外してヘソ出してみろよ!」

「あ、デベソだから出せないのか!ハハハ!!!!」


「!、馬鹿ぁッ!!」


ボスッ!


「うぐぉっ!?…お、お前なぁ…いきなりむき出しの腹殴るなよ…!」


「カケル君がそんなこと言うからでしょ!もう知らないッ!!雷様におヘソ取られちゃえば!?」


「雷様ぁ…?お前そんなもの信じて…」


ゴロゴロ…


「!」


「あ、…ほらぁ、きっとカケル君のおヘソ取りに来たんだよ」


「何そんなメイシンなんか信じてんだよ。そんなの作り話に決まってんだろ?」


「でもおばあちゃんが言ってたもん!」


「だったら試してやろうじゃん!」


その場にカバンを投げ捨てるカケル。


そして手足を大きく広げ、むき出しのそのヘソを天に突き出すように体を大きく反らせながら叫ぶ。


「お~い、雷野郎!!ここに美味いヘソがあるぞ~!!」


「!?」


「取れるもんなら取ってみろ~ッ!!へそゴマたっぷり詰まってるけどなぁ~!!」


「や、やめなよ…」


「なにビビッてんだよ~!!俺みたいな子供一人のヘソも取れないのかよ~!?」


さらに指で自身のヘソ穴を拡げて、その中身を見せつけるようにお道化る。


ゴロゴロ…


ただ、唸るような音が鳴り続けている空。


「…ほらな、別に何ともないだろ?」


一頻り空に向かっての挑発を終えたカケル。


「やっぱりただのメイシンなんだよ、雷がヘソを取るなんてよ。馬鹿馬鹿しいぜ」


「………」


「さ、雨が降ってくる前に早く帰ろ…」

バッシャアアアアンンンンンッッッッッッッ!!!!!















「………」


「………」


「う…ぅ…」

「こ、ここは…」


カケルが目を覚ました時、そこは暗闇の中であった。


「ぅ…え…?お、俺…さっきまで学校の帰り道で…、ッ!?」


自分が何か台のようなものに仰向けに横たわっていることに気づくカケル。


咄嗟にその場から立ち上がろうとした彼であったが…


「ッ!!な、なんだよこれッ!?」



【続】

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変身不能!?ヒカル腹責め地獄!その1

突如謎の女エージェントの一派に襲われたヒカル。


応戦するも、あっさり取り囲まれエージェントの一人によって背後から羽交い締めにされてしまう。


「ぐっ、くそッ!」


必死に拘束を振りほどかんとするも、女性とは思えないほどの怪力で肩口をガッチリと抑え込まれまったく身動きが取れない。


「なんや随分非力やなぁ、デカべそ少年君!早く変身した方がええんちゃうか?」


ヒカルを背後から抑え込んでいる女エージェントがせせら笑うように囁く。


「あ、変身しても変わらへんか!いつも無様に負けとるしな、ハハハッ!!」


「お、お前ッ!!」


その言葉に思わずカッとなるヒカル。


「だったら変身してお前たちをあっという間に蹴散らしてやるッ!!」


咄嗟にスプリーム・ナベルに変身せんと自身のヘソに力を込めるナベル。


「おっと、そうはいきませんよ」


「ッ!?」


突如目の前に歩み出たリーダー格らしき女エージェントが、手にした謎の器具を不意にヒカルのヘソに挿入する。


ズブッ!!


「はぁうッッ!!???」


チュウウウウ…


「ぐ…あッ!な、お、俺のヘソに…何をッ!!??」


「フフフ…」


妖美な笑みを浮かべたまま、注入器のような器具のトリガーを引き続けるリーダーエージェント。


チュウウウウ…


「ぐぅぅぅぅぅぅ……!!!」


自分の臍内部に何か冷たいジェルのようなものが浸透していく感触に身を震わせるヒカル。


やがて装てんされたジェルがすべてヒカルの臍内部に注入され、その穴から器具が引き抜かれる。


「うあッ!!…はぁ、はぁ、い、一体俺のヘソに何しやがったッ!?」


「さあ、なんでしょうか?しかし見た目以上に巨大な臍ですね。まさか溶剤を全て"飲み干して"しまうとは…」


「ハハッ、臍穴だけは一丁前に立派ってことやな!デカべそ少年君!」


「う、うるさいッ!!変身さえすればこんなものッ!!」


再び臍穴に力を込めるヒカル。


スプリーム・ナベルへの変身過程…


それは自身の腹腔内に埋め込まれた力の源『ベリータイマー』を臍穴から露出させ、タイマーを介して外部の太陽エネルギーを体内に取り込むことで自身の体組織を変化させるというものであった。


だが…


「…えッ!?タ、タイマーが…出ない!?」


「フフ…どうしたのですか?変身して私たちを倒すのではないのですか?」


「だ、黙れッ!!う、ぐぐ…ッ、な、なんで、タイマーが…ヘソから出ないんだよッ!?」


「…教えてあげましょう。先ほどアナタのおヘソに注入したのは特殊な充填剤…空気に触れればすぐさま凝結を開始し、通常の手段では引き剥がすことが出来ないほどに固着します」


「ッ!?」


「つまりアナタのその臍穴はその充填剤によって完全に塞がれたということです」


「な、なんだってッ!?」


「穴を塞がれてしまえば、その内部のタイマーも表に出ることが出来ない…ホゾ・ヒカル、今のアナタは"変身出来なくなってしまった"ということです」


「う、嘘だッ!!」


衝撃的な事実に動揺しながらも、それを覆さんと必死にヘソに力を込めるヒカル。


だが臍内部のあらゆる隙間に侵入し完全に固着してしまった充填剤はタイマーの露出を完全に阻止してしまっていた。

「う、うそだ…うそだ…うそだッ!!」


「フフフ…充填剤がたっぷり注ぎ込まれた臍穴がまた開くまでせいぜい頑張ってください。…もっともそんな余裕を与えるほど我々も悠長ではありませんが」


「…う、うるさい!!変身さえすればお前たちなんか…お前たちなn」

ボゴォっ!!


「がッはああああアアアアアアッッッッッッ!!!!!???????」


封印された臍に完全に意識を向けていたヒカルのむき出しの腹に突き刺さる重く容赦ない一撃。


「お、ごォ…オェ…ッ」


「情けねぇことばかりほざいてんじゃねぇよッ!」


ヒカルの腹に拳をぶち込んでいた女エージェントが吠える。


「テメエのその体と臍でなんとかしてみやがれッ!!」


ドゴォッ!!


「グほぉおオオオオオオオオッッッッッッ!!!????」


ボゴォッ!!


「ブへぇえエエエエッッッッッッ!!!!!????」


ズブゥッ!!


「ギャああうううッッッ!!!!!!!や"、やめろ"ォォォォォッッッッ!!!!!!は、腹がァッッ!!!!!オレのはらがァアアアアアアッッッッッ!!!!!!!」


「うるせぇッ!!」


ボッゴオオオッッッ!!!!!


「ブゥウ"ウ"ウ"ウ"ウ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"ッッッッッッッッッ!!!!!!!」


変身することも出来ず、延々とその腹部を殴られるヒカル…果たして彼はこの最大の窮地を脱することが出来るのだろうか?


【続】

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恐怖!ヒカルの臍に蠢く蟲!





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寄生されたヒカル!?ベリーハガーの恐怖!!

外宇宙から地球に向けて帰還途中だった宇宙船。


しかし突如S.O.S信号を発した後、一切の交信が途絶えてしまう。


一体宇宙船に何が起きたのか…?


乗員たちの安否確認と調査のためホゾ・ヒカルはスプリーム・ナベルに変身し、単独で隊の仲間達よりも先んじて宇宙船に到着。


ヒカルの姿へと戻り、宇宙船内へと乗り込んでいくが…




宇宙船内を探索していくヒカル。


そしてとある部屋の前へと辿りつく。


(この中から僅かだけど生命反応を感じるぞ…)


この中に生存者がいるかもしれない。


(ちゃんと船の調査してからとか装備を整えてからとか、そんなこと言ってる場合じゃないだろ!現に俺が今ココに辿りつかなかったら、この中の人も助けられなかったかもしれないんだ!)


自分の判断に間違いは無い…そう確信しながらヒカルはその部屋の扉を開くボタンを押した。


そして自動でドアが開いた瞬間、ヒカルは中に飛び込み叫んだ。


「N.A.V.E.Lのホゾ・ヒカルだ!みんな助けに来…」


ガシッ!!


「…えっ!?」


ヒカルが部屋の内部に入った瞬間、いきなり"何か"がヒカルの腹に貼り付く。


「な、なんだよコレェッ!!??」


あまりにも突然のことに気が動転するヒカル。


彼の腹に貼り付いたまるでサソリのような生物はその多脚をヒカルの背中へと回し、さらには尻尾のような部位までも彼の胴体へと巻きつけ、ヒカルが動くよりも早くその体をしかと彼の腹に密着させていた。


ヒカルが今着用しているのは地上任務と同じ半袖短丈ポロシャツに極短丈の短パン…


その大きくむき出しとなった腹に直接貼り付く奇怪な生物のあまりにも悍ましい感触にヒカルは身の毛がよだつ想いだった。


船内とはいえ宇宙で活動するにはあまりにも無防備過ぎる格好をしていたことを今更後悔するヒカルであったが、さらなる悲劇が彼を襲う。


「こ、このおッ!!コイツ、離れろォッッ!!!!」


自分の腹にしがみついた足を両手で掴みながら必死に引き剥がそうとするヒカル。


その時であった。


ズブッ!


「ふっグッ!?」


不意に臍の中央に痛みが走る。


何か尖った細い物体が自分の臍の中に挿入されていく感触を覚えたヒカル。


「コ、コイツ!?お、俺のヘソに何か…挿れてッ!?う、うグアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッ!!!!!!!??????」


スプリーム・ナベルに変身する際、ナベルタイマーの露出孔となるヒカルの巨大な臍穴。


そのむき出しの大穴の中にひしめく臍肉を掻き分けるように、容赦なくその奥へと侵入していく物体。


「お、俺のヘソの中に何入れてやがるゥうウウウウウッッッッッ!!!!!!?????」


さらに力を込めて引き剥がそうとするもまったくビクともせず、そうしてる間にもさらに臍への侵入が続いていく。


「うがアアアアアアアアアアアッッッッッッッッ!!!!!!?????????」


ついには臍奥深くのタイマーが埋め込まれている箇所まで辿りついた物体。


ドクン!


「おぐゥッ!?」


不意に臍の奥深く…腹の中に"何か"が送り込まれた感触を覚えるヒカル。


ドクン!


「うっぶッ!!」


そしてまたも同じ感触が臍奥に生じる。


一体自分の腹の中で何が起きているのか…ヒカルは今自分の身に起きている最悪の事態を把握しつつあった。


「ま、まさかコイツ…俺の腹の中に…"卵"を…」


ドクン!


「がああッ!!!」


次々と臍穴に差し込まれた菅を通してヒカルの腹の中に送り込まれる物質。


「や、やめろオオオオオオッッッッッ!!!!!!!やめろオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!!」


もはや半狂乱状態で必死に腹に貼り付いたソレを引き剥がそうとするヒカル。


だがそうしている間に、彼の体内には次々と異物が送り込まれていく。


「うわあああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」


瞬く間に妊婦のように膨れ上がっていくヒカルの腹。


ヒカルにとって、これほどまでに"臍"をむき出しにしていたことを後悔した時は無かった…



【解説:ベリーハガー】

ある宇宙生物が自らの繁殖のために作り出した生殖生物。


宿主となる対象の腹部に貼り付き体を固定させ、そしてその中央部から相手の臍穴に卵管を差し込み腹腔内に卵を植え付ける。


植え付けられた卵は宿主の体内で孵化しその養分を奪いながら成長し、やがて宿主の腹部を喰い破って体外へと出現する。


特にナベルエナジーは彼らにとっては絶好の"餌"で、元々臍を無防備にさらけ出しがちな彼らを狙った寄生事件はよく起きているといわれる。

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脅威のナベルキラー!その4

対スプリーム・ナベル用戦闘ロボ『ナベル・キラー』によって、その臍からエナジーを奪われ、そして己のエナジーの源と云える『ナベルタイマー』を完全粉砕されてしまったスプリーム・ナベル。


戦うためのエナジーを収集する器官を破壊されてしまったことで、もはや彼の戦闘能力は完全に失われてしまっていた。


「あぁ…ぅ……ぁ………、お、俺の………へ、そぉ………」


タイマーを破壊されたショックとそのあまりものダメージで、ただ呻き声を上げることしかできなくなっていたナベル。


しかし、なおもキラーのセンサーは彼の露になったタイマー内部を探るように解析を続けていた。


『…ナベルタイマー内部…その中央に位置するまるで"ボタン"のような形状をした器官…なるほど、それがあなた方O83星雲人だけが持つ身体的特徴というわけですね』


キラーのセンサーを通じて、そのタイマー内部を分析する"使役者"


覆っていた防護クリスタルが破壊され露となったナベルの円形の窪みの中心に存在していたのは、まるで衣装のボタンのような物質であった。


『まさに"ベリーボタン"というわけですね。クリスタルが外部から取り入れた太陽エネルギーをこのボタンに集積することでアナタは力を得ていた…そういうわけですね』


スプリーム・ナベルの"核"ともいうべき"ベリーボタン"…彼の力の源泉たる物質が余すことなく分析されるも、四肢を拘束され身動き一つも取れず為す術もないナベル。


『…では、この"ベリーボタン"までも完全に破壊されてしまってはどうなってしまうのでしょうか?』


照準をその命ともいうべきボタンに合わせるキラー。


『さあ、これで終わりですスプリーム・ナベル』


ビシュッ!!


自身の命ともいえるベリーボタンに照準が向けられていることすら気づかないほど消耗しきってしまったナベル。


そんな朦朧とした意識の中、突如自身を文字通り"貫く"ような強烈な衝撃が走った。


「ギャッはあッ!!??????」


彼の臍穴から背中を貫通する一筋の禍々しい光。


キラーから放たれた絶命光線が、スプリーム・ナベルの臍穴をボタンごと抉るように貫いていた。


「あッがッッッ!!!!!!ぐっはあアアアアアアアアアウウウウウッッッッッッ!!!!!!!!!!!」


光線の照射が止まった瞬間、その穴から飛び出す光の噴流。


夥しい光の粒子をその臍穴から撒き散らしながら、やがてスプリーム・ナベルの姿はかき消えていった。


『スプリーム・ナベル…"完全敗北"ですね』


勢い勇んで挑んだものの圧倒間に全ての力を封殺され、一方的にエナジーを吸い取られ、腹部を集中的に殴られ、臍穴を抉られ、この上ないほど情けない"完全敗北"を喫してしまったナベル。


今や彼は強制的にホゾ・ヒカルの姿へと戻り、瓦礫の上に死体のように横たわっている。


『リベンジマッチもお受けしますよ…もっともまた再起できればの話ですが…フフフ…』


全身ボロ雑巾のような無様な姿と化したナベル。



そのむき出しの腹の中心には…かつての彼の臍穴以上の巨大な孔が穿たれていた…



【完全敗北END】

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脅威のナベルキラー!その3

街中に現れた謎の巨大ロボット『ナベルキラー』に果敢に立ち向かうも、自身の臍のベリータイマーにエナジー吸引機を取り付けられ、瞬く間に追い込まれてしまったスプリーム・ナベル。


エナジーをほとんど吸い取られ衰弱してしまったナベルに対し、キラーはさらに強烈なベアハッグ、そしてその無防備な腹に鋼鉄の拳を雨あられのように叩き込んでいく。


エナジー吸収とベアハッグによる責めで、全く力を込められない腹でひたすらその砲弾の如き威力で叩き込まれる鋼鉄の塊を受け続けるしかないナベル。


やがて"完全敗北"という4文字が彼の身に降りかかろうとしていた…




ボゴォォンッッ!!!!

街を揺るがさんばかりに繰り返し鳴り響いていた打撃音がようやく止まる。


「…あ、…が……!……ぉぶゥ……」


既に打撃の途中でナベルの意識は失われていた。


繰り返しその腹部に叩き込まれる拳に反射的に体を震わし呻き声を上げるだけ…


それが終わったことにも気づかないくらいに彼の意識は混濁していた。


『…実に呆気ない…弱すぎるのにもほどがありますね、スプリーム・ナベル』


キラーを操る声の主が侮蔑の言葉を上げても、まったく反応しない。


両手首、そして新たに頭部の3点を鋼鉄の腕に掴まれ、宙に磔にされるように拘束されたナベル…


数え切れないほどの打撃を受け、無数の傷と痣を刻み込まれたその腹部…


その中央にデベソの如く飛び出したベリータイマーは特に激しく集中的に狙われ、そのクリスタルも歪に潰れ拉げてしまっている…


『それでは意識をハッキリさせてあげましょう』


その声に応じて、ナベルの傷ついた腹部に向けて鋼鉄の腕を差し出すキラー。


そしてその手のひらが、ベリータイマーを丸ごと鷲摑みにする。


「ぅぎィィッッ!!!???」


むき出しの傷を思い切り握りしめられたような激痛に意識が覚醒するナベル。


咄嗟にその発信源である自分の腹部の中心へと目を向ける。


「なっ!?お、俺の"ヘソ"に何して…ッ!?」


『これからアナタの力の根源であり最大の弱点ともいえるベリータイマーを完全に破壊します』


「ッ!??や、やめろォッ!!???」


ナベルが叫んだ瞬間、タイマーにかかる凄まじい圧力。


「ぅぎゅッ!!??ぎュアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッ!!!!!!!??????」


まるで内臓を握りつぶされているかのような激烈な痛みに絶叫するナベル。


メキッ…メキッ…!


タイマーが潰れ拉げていく音が否応なしにその耳に入る。


己のエナジーを生み出す源ともいえるナベルタイマー…


それを完全に破壊されることは、すなわちナベルの完全敗北を意味している…


必死に彼はタイマー破壊を止めんと抵抗しようとするが、己の体を拘束する鋼鉄の腕が外れる見込みは全くなかった。


「やめろぉおおおオオオオオオオオオッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!やめろォオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!そこは俺の大事なヘソなんだああああアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!」


『その大切な"デベソ"をこれ見よがしにさらけ出して戦っているのは何処のどなたです?アナタホントに…馬鹿ですね』


バキャアッッ!!!!!!


「ッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!」


ついにタイマーの最期を知らしめる音が鳴り響く。


そしてゆっくりと"その手"を引いていくキラー。


鋼鉄の腕がナベルの腹から離れた時、そこにあったのはカバーの役割を果たしていた水晶体を完全に破壊された、ナベルタイマーの慣れの果てであった…



【続】

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脅威のナベルキラー!その2

街中に現れた謎の巨大ロボット『ナベルキラー』


勢い勇んで向かっていったスプリーム・ナベルであったが、不用意に接近した不意を突かれ、その力の源たる腹部中央のベリータイマーにエナジー吸引機を取り付けられてしまう。


臍に満ち溢れんばかりに溜まっていたエナジーも瞬く間に吸い取られ、残量も僅かなところまで追い込まれてしまうナベル。


必死に吸引機を引き剥がそうとするも、敵の誘いに乗って組み合ってしまい、元からパワーで上回るロボット怪獣の握力から自身の腕を離すことも叶わない。


そして一方的に臍からエナジーを奪われ、弱体化していくナベルにもはや為す術はなかった…




ピコ……ン………ピコ……ン………


「ぐ、ああ…ッッ、く、くそ………ガ……ァ……ぁ……」


当初はけたたましい警告音を発していたタイマーも、今や弱々しい音を鳴らすだけ…


ナベルも未だ臍に張り付いた吸引機を引き剥がさんと身を揺するが、それが功を奏することは一度も無かった。


『もはやほとんどエナジーが尽きかけているようですね、スプリームナベル』


キラーを操る謎の主の声。


『まったく弱いのにもほどがありますね。もっともエナジーの集積箇所箇所でありながら、これ見よがしに臍部から突き出したアナタのベリータイマー…あからさまに弱点をさらけ出して戦っていては当然ですが』


「う、うるさ…い…」


息も絶え絶えながらも反抗の意はまだ持っているナベルが呟く。


「お、俺のヘソは…こ、こんなものじゃ…!!」


『ならば試してみましょう』


「え……?あウッ!!?」


突如臍部を前方に強制的に引っ張られる感覚。


ナベルのタイマーとナベルキラーを接続するエナジー吸引機のチューブ。


それをキラーが再び自身の腹部内に収納することで、ナベルは自分の臍に張り付いたままの吸引機に引かれるように腹を突き出すような格好となる。


そしてその腹部がキラーの腹部と接触した瞬間、キラーの両脇腹部からなんと新たに2本の腕が出現し、自身に密着したナベルの腰を抱きしめるようにその体を締め上げ始めた。


「えッ!?な、なんだよコレ…ぅっぐッ!!??ぐゥああアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッ!!!!!!!!????????」


途端に凄まじい圧力がナベルの胴体を圧迫し始める。


さながらベアハッグの如く彼の体を絞り上げるキラー。


「がアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッ!!!!!!????????」



体を大きく仰け反らしながら、あらん限りまで開かれた口から大絶叫するナベル。


そのあまりもの圧迫感にその腰が悲鳴を上げる。


何とか逃れんと体をバタつかせようとするも元の腕によってナベルの両手首は握りしめられ、さらに未だエナジー吸引機が臍に張り付いたまま彼のエナジーをなおも吸収し続けている。


ますます脱力していくナベルにこの拘束から逃れる術はなかった。


「は、離せえぇええええええええええッッッッッッッッ!!!!!!!!!離せェえええええええッッッッッッ!!!!!!!!!ぐゥアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」


ただ己の臍からエナジーを吸われながら、体を引き絞られる激痛に苛まれるしかないナベル。


そしてついに…


「ぐがッハああアアアアアッッッッッッ!!!!!!」


一際大きな叫び声を上げた後、ついにその全身から力が抜けたかのようにグッタリと項垂る体。


『いよいよエナジーが尽きましたか…ホントに弱すぎますねアナタ』


そんな侮蔑の言葉にも反応出来ないほど憔悴しきったナベル。


ようやく臍に張り付いた吸引機が外され、さらには腰に回された腕も解かれ、地獄の責め苦から解放される。


だがまだその両手首は掴まれたままで、彼の体はだらしなくキラーによって吊るされた状態となっていた。


「あ……ぅ………へ、へ…そぉ………へそに…ち、からが……はいら…ないィ……」


うわ言のように口から洩れる言葉。


その腹部のタイマーの灯火もほとんど消え、奥にわずかにオレンジ色の光が灯っているだけであった。


「エナジーの吸引、ベアハッグによる腰部への痛めつけ、もはや完全に腹筋は緩み、腹部に込められる力も残っていませんね」

「さて、そんなお腹にこれをぶち込んだらどうなってしまうのでしょうか?」


「お、おなかぁ…?」


ボゴォっ!!!


「ぶぐぅッ!!!???」


突如、ナベルの腹に炸裂した衝撃。


両腕を吊るされ、無防備にさらけ出されたナベルの腹に、先ほどその腰を締め上げていたキラーの鋼鉄の腕が叩き込まれたのであった。


「うぅ、うッブ…ッ!!!ぶべぇエエエエエエエエッッッッッッッッ!!!!??????」


そのあまりもの衝撃に耐え切れず口から光の吐しゃ物を吐き出してしまうナベル。


エナジーをほぼ吸い取られて力を込めることが出来ない腹筋…


さらには強烈なベアハッグによって、彼の腹は今や抵抗力を完全に失い、受けた打撃をそのままその内臓へとダイレクトにダメージを伝える紙装甲も同然な、最大の弱点と化してしまっていた。


ドゴォッ!!ボゴォッ!!ドゴォッ!!


一発だけでもナベルの意識を刈り取るのに十分な威力であったが、さらに連続で叩き込まれる鋼鉄の拳。


それは寸部の狂いもなく、ナベルのベリータイマーに繰り返し叩き込まれ、その度にタイマーは拳ごとその腹部の奥深くへとめり込んでいった。


「グべぇええエ"エ"エ"エ"ッッッッッッ!!!!!!!!!!ぼべぇエ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"ッッッッッッッッ!!!!!!!!」


勇んで向かっていってからわずか数分…


臍と腹部という弱点を的確に狙われたナベルは、逆転不可能な窮地へと陥ってしまっていた…


【続】

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脅威のナベルキラー!その1

突如街中に出現したロボット怪獣。


ヒカルは臍穴からベリータイマーを露出させスプリーム・ナベルへと変身を果たしその前に立ち塞がった。


「ロボット?…ロボットだろうが怪獣だろうがこの俺が倒してやる!!」


勢いよくロボットに向かって駆け出すナベル。


そんな彼に向けてロボットは自身の両手を掲げた。


「力比べ?乗ってやるッ!!」


それに応じるかのようにナベルも自身の両手を上げ、ロボットとがっぷり組み合う。



「今の俺はヘソに力が満ち溢れてるんだッ!!お前如きロボットなんてすぐぶっ壊してやる!!」


『それは頼もしいですね』


「!!、そ、その声は!?」


聞き覚えのある声…それは何度もナベルを窮地に追い込んだ数々の兵器を繰り出してきた主のものであった。


「このロボットもお前が作ったものなのか!?」


『その通りです。このロボットは対スプリーム・ナベル用としてこの私が制作した、その名もナベルキラーです』


「ナベルキラー!?」


『そうです。このロボットはアナタの身体能力、戦闘能力、臍のエナジー量、アナタに関するありとあらゆるデータを元に作られています』

『アナタでは絶対に勝つことは出来ません』


その言葉にカチンとくるナベル。


「そんなことやってみなけりゃ…」


ブチュッ!


「…えッ!?」


突然、自身の腹部…その中心に位置するベリータイマーに何かが張り付いた感触を覚えるナベル。


咄嗟に目を向けた彼の目に入ったのは、自身のベリータイマーを覆うように接続されたチューブであった。


その先はナベルキラーの腹部へと続いており、今彼の臍はキラーの腹部と接続されているかのような状態であった。


「な、何だよコレ…」


『吸引開始』


ブゥン!!


「うぐぁッ!!??」


突如腹部の中心に生じる脱力感。


ブゥゥゥゥン!


まるで臍穴から力が抜けていく感覚。


「うあああああッッッッ!!!!!!ま、まさか俺のヘソからエナジーを吸い取ってぇッ!?」


『その通りです。ナベルキラーにはアナタのエナジーを直接ベリータイマーから吸引する機構が備わってます』

『今、そのおヘソに満ち溢れているというナベルエナジー…ナベルキラーの燃料とさせていただきます』


「うぅ…や、やめろオオオオオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!!!!!」


ブゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!


「フあああああアアアアアアアアアアアアッッッッッッッ!!!!!!!!!!!」


さらに吸引されていくエナジー。


咄嗟にタイマーに張り付いたチューブを引き剥がしにかかろうとするも、組み合った手をキラーは決して離そうとしなかった。


「く、クッソオオオオオオオ!!!!!!!!離せええええええええええええッッッッッ!!!!!!!!」


ブゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!


「がああああああああああああああッッッッッッッッ!!!!!!!!!!ヘソからァッ!!ヘソからエナジーが吸い取られていくゥうううウウウウウ!!!!!!!!!!!!」


ピコーン…ピコーン…ピコーン…


チューブごしに響くタイマーの警告音。


それはエナジー残量が僅かとなっていることを示していた。



『もうエナジーのほとんどを吸い取ってしまいましたか…相変わらず早漏ですね、スプリーム・ナベル』


「も、もうやめてくれえええええええええええッッッッッッ!!!!!!!!これ以上ッ!!これ以上俺のヘソからエナジーを奪わないでくれえええええええええええええッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」


瞬く間にほとんどのエナジーをナベルキラーによって臍から吸い取られてしまったスプリーム・ナベル。


果たして彼に勝機はあるのだろうか?


【続】

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恐怖の宇宙アメーバ!その3

「ぐがッ、グがが…ッ!!」


体に纏わりつくように取りついた宇宙アメーバによって身動きが取れないまま、ただひたすらアメーバを飲まされ続けていたスプリーム・ナベル。


強制的に体内に侵入してくるその異物によって、今やその腹部は臨月を迎えた妊婦の如く膨らみあがっていた。

ピコーン、ピコーン、ピコーン…


膨張し切った腹の頂点から巨大なデベソの如く突き出たベリータイマーは、その腹の容量の限界を知らしめるかのように、けたたましい警告音を鳴らしながら紅く点滅を続けている。


「あ、ガガ…ッ!!」

(お、俺の腹がァ…このままじゃ破裂しちまうぅ…ッ!だ、だけどどうやってコイツを腹の中から…!?)


絶望に満ちた目で己の妊婦腹を見下ろすナベル。


そんな彼をまるで煽るようにアメーバの集合体は、その群体で形成した手で彼の腹を擦ったり、その頂点の"デベソ"を指で突いたりしていた。


(く、くっそおおおおおッッッッッ!!!!!!!!)


為す術なくアメーバの体内浸入を許すことおよそ数十分後…


「ぐがっはあああああッッッッッッッ!!!!!!!」


ドシャアアアアアアンンンッッッッッッ!!!!!


苦悶に満ちた雄叫びと共にナベルの巨大な体が勢いよく地面へと仰向けに倒れ込んだ。


「がはああああぁッッッッッ!!!!!」


ついに外部のアメーバが全て体内に侵入したことで束縛から解放されたナベル。


だがその腹部の中には夥しい量の宇宙アメーバが蠢き、もはや彼自身自力では立ち上がれないほどの重量となっていた。


「あ…ががッ、お"、お"れ"の"腹"ァッ!!!!」


これまで味わったことのない苦しみが腹の中を渦巻き、呻き声を上げるナベル。


外部からの侵入は止まったものの、今度は彼のエナジーを吸収しながらその内部で増殖し続けるアメーバ。


このままでは間違いなく腹が中からの圧に耐え切れず破裂してしまう…


だがその壮絶な苦痛と重さによって地面で大の字になったまま、その巨大な腹を震わせることしかできないナベル。


「ぐ…ガ………」


ピコーン、ピコーン、ピコーン…


天に向かって突き出された腹部の頂点…赤く染まったナベルタイマーがただ空しく鳴り続ける…


「だ、だれがぁ…だ、だずけてぇ……お、俺の"ォ…腹がぁぁ……」


自力ではどうすることも出来ず、情けない懇願の声を上げるナベル。


もう彼の腹も破裂しようとせん…その時であった。


ピコーン、ピコー…


けたたましく鳴り響いていたタイマーの警告音がふいに止まる。


同時にこれ見よがしに発していた赤い光が突如消え、そのタイマーの内部が緑色に染まる。


「あ…、ア、あァ"…!?」


これまでナベルが感じたことの無い感覚が腹部に…そしてヘソに走る。


ピキ…ピキ…


ガラスにヒビ入るような軋み音…


一体自分の臍に何が起きているのか…


全く理解できていないナベルであったが、その腹の奥からヘソに向かって沸き起こる熱い渦に激しく体を揺さぶり始める。


「ア"ッ…あ、ァ……ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"アア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」


放たれる絶叫。


そして同時に破裂するベリータイマー。

「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」


内側からの圧によって耐え切れなくなったタイマーの防護クリスタルが砕け散り、そこから勢いよく噴き出す緑の粘着性物質。


それはナベルの腹腔内で増殖したアメーバであった。


そのあまりもの圧により腹部から臍部のタイマー内部にまで逆流したアメーバが、ついに内側からタイマーの殻を突き破って外に噴き出す…


腹部の破裂こそ避けられたものの、臍穴から勢いよくアメーバを噴き出し続ける彼に、今自身の体内で起きてる事態を理解することも、この事態に収拾をつけることも、もはや不可能であった…


【終】

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恐怖の宇宙アメーバ!その2

「うがッはあアアアアアッッッッ!!!!!!!!」


山中に響く雄叫び。


それと同時にその巨大な姿を現すスプリーム・ナベル。


体内に侵入した宇宙アメーバにより、強制的に腹を膨らまされたことでその腹圧に耐え切れず臍穴から飛び出してしまったベリータイマー。


意図せず無理矢理変身させられてしまった形となったナベルはその場にお腹を抑えながら膝をついた。


「うっ…ぐ…」


お腹を擦るナベル。


先程まで地獄のような苦しみを味わされてきたが、体躯が巨大化したことでその分腹の中の容積も大きくなり、今のナベルの腹は元の形へと戻っていた。


「と、とにかく腹の中のアメーバを取り除かないと…」


体内のアメーバを除去するため、ヘソに力を込めるナベル。


その時であった。


ジュルルル!!!


「…えッ!?」


不意にナベルの背後に何かが取りつく。


咄嗟に振り返ろうとするナベルであったが、それより先に"ソレ"は素早く彼の両脇下から肩口へと這い上がりその体躯を抑え込んでしまった。


「うぐッ!な…ッ!?」


「な、なんだよコイツッ!!??」


半透明の緑色の軟体…ナベルを背後から抑え込んでいたのはまるで人型を為した巨大なスライムであった。


「ま、まさかここに潜んでたヤツらの…集合体!?」


それはまさしくヒカルの体内に侵入した個体以外のアメーバが全て結集し誕生した巨大人型スライムであった。


「ぐぅ…こ、このッ!!!」


なんとか振りほどこうと力を込めるナベルであったが、その粘体質の体ゆえに全て受け流されてしまう。


「く、くそぉッ!!離れろよコイツッ!!」


ナベルが叫んだ瞬間であった。


ボコォッ!!


「おぐぅッッ!!!??」


腹部に生じた思わぬ衝撃に呻き声を上げるナベル。


「な…ッ!?」


羽交い締めにされたまま咄嗟に己の腹部へ目をやったナベルはそこに信じられないものを見た。


腹部中央のベリータイマーをせり上げるようにぽっこり盛り上がった腹部…


「な、なんでまた俺の腹が膨らんでるんだよッ!!??」


『フフフ…』


「ッ!?だ、誰だッ!?」


突如ナベルの頭に響いてくる声。


『私はその宇宙アメーバ…対スプリーム・ナベル用液状生命体を作ったものです』


「な、何だってッ!?」


『その生命体はナベルエナジー…すなわちアナタの力を吸収して増殖するように調整されています。すなわち体内に取り込んだが最後、アナタが死ぬまで体内で無限に増え続けます』


「ッ!? う、嘘だろッ!!??」


『嘘ではありません…現にアナタが変身をしてしまったことで発生した膨大なエナジー…それを取り込むことでその腹部内で増殖し続けるのです』


「あ…が…、お、俺の腹ん中からコイツを今すぐ出せェッ!!!こ、こんなヤツに俺の腹が…んぐゥッッ!!???」


「ンぐォオオオッッッッ!!!????」


『迂闊に大きく口を開けるからです。これで体内のみならず外からもたっぷりと入り込むことが出来るようになりました。存分に味わってください』


腹部内で増殖するアメーバに加え、口部からも侵入し始めるアメーバ。


スプリーム・ナベルの腹部は今、加速度的に膨張し始めていた…


【続】

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恐怖の宇宙アメーバ!その1

休暇で私服で一人山へ来ていたヒカル。


だがその山に来ていた人々が次々と行方不明になる事態が発生。


一人突っ走って山奥へと踏み込んでいくヒカル。


だがそれは彼をおびき出すための"罠"であった…



「う…、ぐ…ッ!!」


苦しそうな呻き声を上げながら、"ソレ"から必死に逃れるようとするヒカル。


だがその動きはまるで鈍く、足ももつれさせながら這う這うの体で逃げ惑う有り様であった。


ついに"その苦痛"に耐え切れなくなったのか、木の一つに手をかけてその場で大きく息をつこうとする。


だがその時…!


「ッ!?」


突如木の上に潜んでいた"ソレ"がヒカルの頭上から降りかかった。


ビチャッ!


「く、くそ…こいつら…ふぐゥッ!!」


腹部から発せられた"痛み"に思わず顔を顰めるヒカル。


今回は私服でいつもの隊員服のように大きくさらけ出されていないヒカルの腹部…


だが今、その彼の腹には異常な事態が発生していた。


「う…ぐぐぐ…」


まるで妊婦の如く膨れ上がっていたヒカルの腹。


今にもシャツのボタンを弾き飛ばされんばかりにパンパンに張り詰めている。


(く、くそぉ…ま、また俺の腹が…膨らんで…)


異変の原因を暴かんと山奥へと踏み込んでいったヒカル。


だが彷徨ううちに喉が渇いた彼は、清流の如く輝いていた川の水を口にしてしまう。


間もなくその腹部に異変が生じた時、ヒカルはやっと事態の全てを把握した。


(こ、こいつら川の中に潜んで…人間たちをッ!!)


ヒカルが口にした川の水に潜んでいたのは"宇宙アメーバ"であった。


密かにこの山へと飛来し、山中の水を口にした人々を内部から捕食することで増殖していた宇宙アメーバ。


スプリーム・ナベルたるヒカルは捕食されることは無かったが、代わりにその内部から腹を強制的に押し広げられ地獄のような苦しみを味わされていた。


そしてそんな腹の苦しみに悶絶するヒカルに対し次々と襲い来る宇宙アメーバ。


今、頭上の木から降りかかってきたそれを振り払おうとするヒカルであったが、その瞬間一際その腹が膨張する。


ボコォッ!!


「がッはあッッッ!!!!?????」


ついにボタンが弾け飛び、シャツを押し分けるように大きくせり出す腹。


その凄まじい腹圧に腹部内部のベリータイマーも意図せずその臍穴から飛び出してしまう。


「がはアッッ!!!!タ、タイマーが…う、うあああああああッッッッッッ!!!!!!」


強制的に露出させられたことで太陽エネルギーを吸収し、ヒカルの体をスプリーム・ナベルの躯体へと変換していくベリータイマー。


…だがそれがヒカルにとってさらなる地獄の始まりであった…


【続】

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ベリータイマーの秘密!その2

異次元に捕らわれ、四肢に拘束具をはめ込まれ磔にされたヒカル。


だが彼は己の臍からベリータイマーを露出させ、スプリームナベルへと変身を果たした。


そして巨大化することで体にはめ込まれた拘束具を引きちぎり反撃に出ようとしたナベルだったが…


「…えッ!?」

そんな彼の意図とは裏腹に依然拘束具は彼の四肢にはめ込まれたままその体を宙に固定していた。


「な、なんでこの格好のままなんだよ!?」


「私がその程度のことを予想していないとでも思っていましたか?スプリーム・ナベル?」


「ど、どういうことだッ!?」


「アナタがスプリーム・ナベルに変身すると同時に、その拘束具も巨大化したというわけです」


「なっ!?」


「これでは変身した意味もありませんね、スプリームナベル」


「う、うるさいッ!!変身すればこっちのもんだッ!こんなものすぐ壊して…」


グググ…


(う、嘘だろっ!?こんなに力入れてるのに…ビクともしない!?)


まるでそこに固定されているかのように、まったく微動だにしない拘束具。


その事実に徐々にナベルの心に焦りが生じ始める。


「どうしました?すぐに脱するのではなかったのですか?」


「だ、黙れっ!!こ、こんなの壊すくらい楽勝…!?」


いつのまにか目の前に浮遊していた謎の機器。


自分の手足を捕えている拘束具と形は似ていたが、中央に半球状のパーツが取り付けられている。


「な、なんだコレ!?」


「ベリータイマーを分析するための装置です」


「ベ、ベリータイマーを…!?」


ナベルの眼前から彼の腹部の前まで降下する吸引機。


「そうです。アナタの力の源…太陽エネルギーを集積機『ベリータイマー』の機能をこれでじっくりと分析させていただきます」


「や、やめろォッ!!!」


ビシュッ!!


「うあッ!?」


吸引機の半球状のパーツから放たれた一筋の光線がナベルのベリータイマーに直撃する。


その瞬間、体の中心を射抜かれた感触が走る。


「う、うぁぁぁぁぁ………」

(な、なんだよコレ…まるで臍の中身を吸い出されてるかのような…こ、このままじゃ俺のヘソが…)


意を決し、残ったすべての力を込めて拘束具を剥がさんとするナベル。


ピコンピコンピコン


「ッ!?そ、そんなッ!?」


突如鳴り響くアラーム。


それは、ナベルのエナジーが残りわずかであることを知らしめるタイマーからの警告音であった。


タイマーそのものもそれまでの青から赤へと変色し、音ともに激しく点滅を始める。


「な、何で俺のエナジーが…無くなりかけて!?」


「ここは太陽エネルギーを遮断する空間です。そこで変身してしまえばもともとのエネルギー残量が少なくなるのも当然です」

「アナタのその臍のエナジー残存量が身体にどのような影響を与えるのか…じっくりと分析させていただきます」


「うぅ…く、くっそおッッッ!!!!!」

【続】

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ベリータイマーの秘密!その1

パトロール中のヒカルの元に突如聞こえてきた謎の声。


自身だけにしか聞こえないその声によって、ヒカルは一人おびき出されそして異次元空間に捕らわれてしまった。


「くそっ!!はずせよコレッ!!」


一人叫びながら藻掻くヒカル。


ヒカルが異空間に捕らわれたと同時に彼の四肢を捉えた4つの拘束具。


今、その機器によって彼の体は異空間で宙に大の字で磔にされていた。


『フフフ、いい格好ですねスプリーム・ナベル…いや、今は『ホゾ・ヒカル』でしたか…』


異空間のどこからともなく響いてくる声。


『どうです我々の科学力は?貴様の躯体を意のままにすることすら容易いものです』


「卑怯者!!姿をあらわせッ!!」


『その必要はありません。私が直接姿を見せずとも、アナタを倒すことなど容易です』


「いったな!!」


身動き取れない彼を嘲笑う謎の声に怒りが頂点に達するヒカル。


「手も足も出なくても…俺はまだ“ヘソを出す"ことが出来るんだッ!!」


そう叫ぶとヘソに渾身の力を込めるヒカル。


常人に比べ、異常に肥大化したヒカルの臍穴。


その肉片がぎっしり詰まった孔の中央部がピクピクと蠢き始める。


「うっ…ぐぐ…!」


さらに臍奥に力を込めるヒカル。

するとその奥の穴から“異物”が姿を現す。

やがて臍肉を押し分けるようにせり出してきたのは半透明の青い球体であった。


「んあああッッッ!!」

ヒカルの雄たけびと共に完全に臍穴から飛び出す球体。


これこそヒカルことスプリームナベルの力の源『ベリータイマー』であった。

ヒカルの臍から露出するや否や眩い光を発するタイマー。

徐々にタイマー周辺のヒカルのお腹の表面に浮かんでいく模様。

タイマーのエナジー変換機構で体内に取り込まれた太陽エネルギーが、ヒカルの体をスプリームナベルの駆体へと変換していく…

やがてその体は完全にスプリームナベルへと変化していた。

そして一気に巨大化していくナベルの体。


こうしてスプリームナベルへと変身を遂げたヒカルであったが…


『アナタの変身プロセス…一部始終記録させていただきました』


【続】

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スプリームナベルVS光怪獣その1

突如真夜中の海に現れた不可思議な怪獣…


まるで水晶の集合体のようなその奇怪な怪獣は、航行中の船や灯台を襲いながら刻一刻と陸地へと接近していた。


「なんだアイツ…俺が倒してやる!」


臍からベリータイマーを露出させ変身するヒカル。


その巨体が夜の海岸にそそり立つ。


「いくぞッ!」


波を蹴立てながら怪獣に迫るスプリーム・ナベル。


そして至近まで接近するとパンチ、チョップと連続で浴びせかけた。


「やあッ!!とォッ!!」


キィィィィィン!!!!!!!!


まるで金属を叩いたかのような音が鳴り響く。


「うグ…ッ!こ、こいつ固いッ!?だったら!!」


強力な回し蹴りを放とうと、怪獣に一瞬背を向けるナベル。


「これで…どうだッッ!!!!」


力を込め、振り向きざまに蹴りを叩き込もうとしたその瞬間、


バチッ!!


怪獣の中心部に位置していた球体状のクリスタルから突如強烈なフラッシュが発せらた。


「うグアアッッッ!!!!!」


その目に強烈な光をモロに浴びてしまったことで、思わず反射的に後退するナベル。


「ぐあ…あぁ…、俺の目が…目が…」


両目を押さえながら悶絶するナベルだったが、次の瞬間その体に異変が生じた。


「ぐあッ!!???」


突如ベリータイマーを思い切り前方に引かれる力にその体を大きく仰け反らせるナベル。


「な、なんだよコレッ!!??」


かろうじて瞼を開けた彼の目に入ったのは、自分の"臍"たるタイマーに直撃するオレンジ色の光線であった。


その奇怪な光は怪獣の先のフラッシュを発した球体から放たれており、驚くべきごとにそれはまるで強力な磁力のように彼の体を"牽引"していた。


「う、ぐ、あああッッ!!!タ、タイマーが…引っ張られるッ!!??ぐ、うううッッッ!!!」


必死に留まらんと踏ん張るナベル。


メリメリ…


ナベルの臍部に迸る激痛。


「うがあああッッ!!!!!だ、駄目だッ!!このままじゃヘソが抉れちまうゥッッ!!!!」


タイマーに浴びせられた強力な牽引光線。


彼が踏ん張れば踏ん張るほど、その負荷がタイマー一点に集中しその腹から引きづり出されてしまう…


もはや"臍"が光線に完全に捉えられてしまった以上、為すすべもなくその体は強制的に怪獣の元に引き寄せられていく。


そしてついに…


ガチィン!!


「ぐあッ!!!」


怪獣の球体とベリータイマーが勢いよく激突する。


ジュウウウ!!!!!!


「う”ッ!!??うがアアアアアアアアアッッッッッッッ!!!!????????」


その瞬間、臍部のタイマーに生じる凄まじい高熱。


「あ、熱いィイイイイイッ!!!!!!!なんだよコレぇエエエエエエエエ!!!!??????」


光を極限まで凝縮した結晶怪獣の中心部に位置する球体…それはそのエネルギーが集束するコアであった。


その部位からは常時高温を発せられており、それはナベルの皮膚ですら焼き焦がさんほどの凄まじい熱量であった。


(は、早く腹を…ッ!!)


咄嗟に怪獣の体の突起物に手をかけ、引き付けられたお腹を引き剥がそうとするナベル。


だが…


「ッ!?、な、何で…ッ!?腹がッ!!??」


懸命にお腹を引こうとするナベルであったが、まるで完全に固着したかのようにコアに貼り付いてしまった彼の腹。


「こ、このままじゃ腹があッッッ!!!!!(ジュウウウウウウ)ギャアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッ!!!!!!!!!」


腹筋を焼かれる灼熱の激痛にナベルの絶叫が響く。



「離せぇええええッッッ!!!!!!!はなゼエ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"ッッッッッッッ!!!!!!!!!」


死に物狂いで引き剥がさんと藻掻いてる間にも、容赦なく焼け爛れていくナベルの腹。


「俺の腹ア"ッッ!!!!!!何で外れないんだよォオオオオオオオオオオッッッッッッッ!!!!!!!」


彼の腹部が固定されてしまった理由…


それは真っ先に高熱を浴びせられ融解したタイマーが怪獣のコアと完全に"凝着"してしまったからに他ならなかった。


もはや臍部を"物理的"に怪獣と完全に接合されてしまったナベルにこの腹灼き地獄から逃れる術はなかった。


「お"、お"れ"の"ヘゾオ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"オ"ッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」


【続】

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スプリームナベルVSひとだま怪獣その1

突如コンビナート地帯に現れた怪獣。


ヒカルはスプリーム・ナベルに変身して、その前に立ちはだかった。


「これ以上先には進ませないぞ!!」


果敢に怪獣に向けて駆け出すナベル。


「さっさと片づけてやるッ!!」


勢いよくジャンプし、その体躯から前方に突き出た頭に拳を振り下ろそうとした時であった。


その瞬間を狙ってか不意に怪獣の体が180度回転する。




「ッ!?」


勢いついたナベルの目の前に突き出されたのは、怪獣の背中から生えた太く鋭い棘であった。


「なっ!?」


ブシュッ!!!



「あぐゥアッッ!!????」


勢いついてたこともあり、避けきることも出来ずそのまま怪獣の背中に激突するナベル。


その瞬間、怪獣の鋭利な棘がナベルの体躯を貫いた。



「あ…ッ、が…ッ!!」


一体何が起きてしまったのか…


「お、おれのォ"ォ"ォ"ォ"……へ、へそォ"ォ"ォ"…」


己の"中心"を見事に射貫かれてしまったナベル…


間もなく想像を絶する激痛が彼を襲った。


【続】

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スプリームナベル設定その1


オリジナル巨大少年ヒーロー「スプリームナベル」

〇O83星雲から地球防衛のため遣わされた巨大ヒーロー。

〇地球を狙う宇宙人や世界征服を企む悪の組織が操る怪獣や生態兵器と戦う。

〇腹部に埋め込まれた「ベリータイマー」が力の源。ここから太陽エネルギーを体内に取り込み変換することで自分の力としている。

〇しかし同時にこのベリータイマーこそ彼の最大の弱点でもあり、ここに激しいダメージを受けると著しくその機能が低減してしまう。

〇必殺技はベリータイマーから放つ「ナベリウム光線」。

〇普段は地球人の姿で地球防衛隊「NAVEL」の見習い隊員として活動している。


スプリームナベル人間態「ホゾ・ヒカル」

〇スプリームナベルが普段地球で過ごしているときの姿。外見は14~5歳くらいの少年。

〇「NAVEL」隊長の趣味により腕、脚、そして腹部を大きくさらけ出した極めて露出度の高い特注隊員服を着用させられている。


〇地球人に比べて異常に肥大化しているヒカルの臍穴だが、この姿の時、ベリータイマーはちょうど臍奥の腹腔内に存在しており、変身時にはタイマーが臍穴より外部に露出し、太陽エネルギーを取り込むことで彼の体組織を変換・巨大化させ、スプリームナベルの姿となる。


〇並の怪獣なら十分倒せる実力は持っているナベルだが、少年相応に自信過剰で調子に乗りやすく十分な状況判断能力もないことから、敵の罠にはまり窮地に陥ることが多い。

〇さらには敵の多くにベリータイマーが弱点だということを知られており、タイマーを集中的に責められ敗北することも少なくない。

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