真夜を見る度に不思議に思う。
「何、愛ちゃん。そんなにじーっと見つめてきて」
「なんでもない」
「なんでもないわけないだろ。何? 構ってもらえなくて寂しくなった?」
「その逆だ。……いつまでも俺のことばかり構ってていいのか?」
「……はい?」
俺の言葉に目を丸くする。理解できないという顔だ。
場所は自室。当たり前のように俺の部屋に入...
2024-10-06 20:12:05 +0000 UTC
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▶ シリーズ
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十勝も灘もいる。そもそもたまたま運が悪かったとは言えど、あんなに露骨な真似をしてくる人が他にいるとは思わない。
そう思っていた。
なるべく人の多そうなところは避けつつ、だからとは言え無人も危ないと言うことで疎な通路を通って教室から移動する最中、通りすがり様に下腹部に違和感を覚える。ぶつかったくらい...
2024-09-29 21:46:41 +0000 UTC
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ここまでお付き合いいただき、そして応援や尻叩き、コメント、イイネ等ありがとうございました!
最初は一月で70,000文字くらいで完結予定の短編だったのですが、全然四ヶ月掛かったし結局いつもの長さになってます。
普通にブルスカで自語りしてもよかったんですが、せっかくなので記念にあとがきのようなものを書かせていただこうと...
2024-09-25 19:28:53 +0000 UTC
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スタッフルームにある棚のロビ君のおやつストックが少なくなっていたので、散歩がてら近所のコンビニへと向かったとき。
深夜のコンビニの片隅に長身の影を見つけた。シンノだ。
そーっとその背後に回り込み、「わっ」と声をかければシンノは「うおっ!」と何かを落としそうになり、慌てて隠した。それからこちらを振り返る。
「亜虎君?」
「よ、買い...
2024-09-15 11:00:00 +0000 UTC
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壁にハマった。
ただ近道しようとボロ校舎に空いた穴を潜ろうとしただけだ。それなのに。頭と上半身まではわりといい感じにいけたのに、肝心の下半身が綺麗にハマってしまった。まじでこんなことあるのか。
「ぐ、ぅ……クソ……っ、抜けろ……ッ!」
上半身は人気のない通路の行き止まりの階段踊り場付近、下半身は校舎裏というクソみてえな状況。
...
2024-09-08 16:24:47 +0000 UTC
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▶ 飼い主不在シリーズ
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シフト上がりの時間がとうとうやってきた。やってきてしまった。
これからどうなるんだ。
あいつが恋人ってなんだ……?!
更衣室で着替えてる最中もずっとそんなことを考えてた。どんな面してあいつに会えと言うのだ。
などと悶々としながら更衣室から出て四川が上がるの待ってた時。
「何突っ立ってんだよ」...
2024-09-01 11:22:51 +0000 UTC
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裕斗と恋人とは言い難い関係になってからどれくらい経っただろうか。
最初は流れではあったが、ここ最近は裕斗といるお陰で日々が色付いていってることに気付いた。
慣らされているのかもしれない。それでも、相手が裕斗だからだろうか。嫌な気がしなかった。
無論、他言はしていない。裕斗に保護してもらってる名目で一緒にいることが多いため、それ...
2024-08-25 18:58:49 +0000 UTC
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鈴の音が聞こえ、目を覚ました俺はそれはもう度肝抜かされた。
襖に四方囲まれ、行燈と敷布団だけが置かれたその見慣れぬ和室(俺の予想四畳くらいか?)のど真ん中。そこに俺は制服姿のまま布団の上に転がされていた。
襖の向こう、行燈に照らされ浮かび上がる男の影に「巳亦?」とその人の名前を呼びかける。シルエットだけでは特定などできないほどの...
2024-08-18 11:00:00 +0000 UTC
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「スレイヴ殿、怪我をしたのかっ?」
簡易クエスト帰り、宿前で出迎えてくれたナイトは俺の姿を見るなり青褪める。
「ちょっと崖から足を滑らせて転んだだけだ。これくらい、傷薬で事足りる」
「薬はあるのか?」
「……丁度切らしてしまってただけだ」
「メイジ殿なら先程までロビーにいた。手当してもらおう」
これくらい平気だ、と言い終わる前にナイ...
2024-08-11 14:43:59 +0000 UTC
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▶ 飼い主不在シリーズ
https://x.gd/l3IwC
やってしまった。
ベッドの上、まだ痙攣と余韻が残った体を放り出したままぼんやりとしていると、隣にいた笹山にそっと抱き寄せられる。
「さ、笹山……」
「原田さん、延長……」
「ダメだ、ダメだからな、笹山。時間は過ぎてるし延長もダメだ。そもそもこれはお前が言い出したんだぞ……っ!」
強請るように見つ...
2024-08-04 14:22:54 +0000 UTC
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某日、本社ビル地下駐車場にて。
「ノクシャスさん、怪我をされたって本当ですか?!」
「あ?」
「……って、あれ……? ピンピンしてますね」
任務帰りであろうノクシャスさんを迎えに行ったところ、並ぶ乗り物たちの前にその人は立っていた。側には部下らしき人たちが数名いたが、俺の姿を見るなりノクシャスさんはその人たちを帰らせる。
そして、...
2024-07-28 12:03:20 +0000 UTC
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「ヨウ、もう帰るアルか?」
「うん、迎えが来たからね」
「ああ……あの蛇男アルネ」
「蛇男って……」
そんなに巳亦は蛇って感じはしないけどな。
――刑天閣、男子更衣室にて。
刑天閣の制服であるチャイナ服を脱ぎ、今度は着慣れた学生服を羽織る。そのまま肌に張り付く制服のお陰で着替えは早い。
様子見に来たホアンに「それに、あんまり遅くな...
2024-07-21 13:48:21 +0000 UTC
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齋藤サイド https://t589423.fanbox.cc/posts/8047386
――栫井。
――……栫井。
――ねえ、栫井。……俺と栫井ってなんだろうね。
「……なんでもいいだろ、別に」
目を開けば声は聞こえなくなる。
いつの日かぽつりとあいつが口にした言葉が今も鼓膜に染み付いては、こうして同じベッドで眠ってると頭の中で反響した。
隣でアホ面で眠っている齋藤。なんで...
2024-07-14 11:00:00 +0000 UTC
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▶ シリーズ
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酷い目に遭った。
なんとか逃げ切った先、人気のない踊り場で灘は俺から手を離した。
「な、灘君……ありがとう、助かったよ」
「礼には及びません。……それに、無事というわけにはいきませんでしたので」
そう続ける灘は表情こそは変わらないが気にしてるらしい。
正直なところ、これくらいのことならばまだマシだ。...
2024-07-07 14:07:28 +0000 UTC
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飼い主不在シリーズ
▶ https://x.gd/Klx68
薄暗い部屋の中、体の下にある自分とは違う体温の体を意識すればする程頭が茹る。つか、多分半分くらい茹で上がってる。
「は、さ、笹山……っ」
「自分で動く、って言ったのは原田さんでは?」
言った。確かに言った。でもそれはその、流石に恥ずかしいのを誤魔化したつもりだったんだ。
まさか、こんなに難易度が...
2024-06-30 17:19:45 +0000 UTC
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深夜二時過ぎ。ご主人様からのありがてー呼び出しを食らってラウンジまで迎えに行く。
酒池肉林とはまさしくこのことだろう。あちこちで交わってる馬鹿どもを尻目に、奥のソファーベッドですっかり出来上がっていた黒マリモを見つけた。その傍にはこの学園で一位二位を争う美人の先輩がいて、心配そうな顔して纏わりついてるのを「ああ、心配しなくても大...
2024-06-23 11:00:00 +0000 UTC
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最近栫井が触らせてくれる。
変な意味ではない。普段ならば俺から触れると逃げたり避けたりしていた栫井だったが、ここ最近……というよりも最中にうっかり撫でても嫌な顔をしないのだ。
例えば例の如く風呂上がり、ソファーで押し倒されたときのこと。覆い被さってくる栫井の頬に思わず触れたとき。
しまった、と青ざめたが栫井は嫌がらなかった。
...
2024-06-07 14:26:12 +0000 UTC
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前回→ https://t589423.fanbox.cc/posts/7875639
「……っ、人の顔にくっつけるな……っ!」
「は、エロい顔して鼻ヒクつかせてたくせに、隠すなよ。お前、好きだろ?」
「す、すきなわけ、あるか……ッ! 人を馬鹿にするのも大概に――」
しろ、と言いかけた矢先だった。そのまま俺の腰を捕まえたシーフは今度は勃起した性器を濡らされた人の肛門へと擦り付ける。
「...
2024-06-02 13:28:11 +0000 UTC
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「ふ、……っぅ……っ」
「……っいいね、これこれ。こういうの、僕興奮しちゃうなあ……っ」
「ぁ、ん、ぅ……っま、っ、へ……っ」
「じゃあ善家君、僕ともちゅーしよっか」
「ん、ぇ……っ」
こっちでね、と肛門に押し当てられる性器にびくんと体が震えた。
稚拙なキスに気を取られてる隙を狙い、そのままずぷ、とゆっくりと頭を埋めてくるモルグのもの...
2024-05-26 11:00:00 +0000 UTC
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▶ 飼い主不在シリーズ
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笹山の声が好きだ。優しくて、柔らかくて、名前を呼ばれると心臓が勝手に反応してしまう。
甘ったるい蜜で脳味噌をじんわりと浸されてる、そんな心地よい酩酊状態が続いていた。
これは夢、なのだろうか。
モヤがかったような意識の中、俺は気付けば俺は見慣れない部屋の中にいた。
そして隣には笹山が座ってい...
2024-05-19 11:00:00 +0000 UTC
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授業に顔を出し、寝て、んで気付いたら休み時間になる。寝起きのところ「大地、ご飯食べよ〜」って岸本に腕を引っ張られ、そのまま引きずられるように教室を出たとき。
「んぉ」
「ん? どうしたの、大地」
「んや、あれさー……相馬じゃね?」
「え? どこどこ?」
「ほら……うーわ、相馬のくせにモテてる」
廊下の窓から外を見下ろす。運動場へと向か...
2024-05-12 13:58:21 +0000 UTC
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冒険にはアクシデントというものは付き物である。それは分かっていたが、それにしてもまさかこんなことになるとは思わなかった。
「スレイヴ、荷物は無事だろうな」
「少し汚れたが……中身は問題ないな」
「ならいいや。後はあいつらが帰ってくるのを大人しく待つだけか」
ダンジョンを抜け出す直前、ループの罠が発動した。運良く俺とシーフはそれを免...
2024-05-04 12:32:28 +0000 UTC
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▶ 飼い主不在シリーズ
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腹が膨れるほど中に出され、犯され、掻き出されて、ついでに俺の部屋まで連行されて続けてベッドで犯される。
今まで優しかった分のツケが全部回ってきたんじゃないかと思うほどの四川のやりたい放題っぷりにケツは瀕死状態。俺も何度か気絶して、その度にチンポで叩き起こされ、トんで、の繰り返しの休日を迎える羽...
2024-04-27 11:00:00 +0000 UTC
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前回→ https://t589423.fanbox.cc/posts/7601579
――モルグの部屋にて。
「ん、は、も、モルグさん……っ脱ぎました……!」
「君はクローン君の方だね〜〜、ほら、じゃあそっちでもじもじしてる本物の善家君もお洋服、ぬぎぬぎしよっか」
「ぁ、も、モルグさん……や、やっぱりこれ、なんか変だと……!」
「だいじょーぶ、なんも変じゃないよ〜? 寧ろ二倍美味しいと...
2024-04-21 11:00:00 +0000 UTC
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通っている学校が孤島に浮かぶ全寮制学校であることの利点はというと、親からの執拗な干渉がなくなるくらいだろう。
一応電波はしっかりと流れているが、遊ぶ場所なんか森か海しかない。中には校則破って無断外出・外泊するやつもいれば、好きなもの持ち込んでるやつもいる。
かくいいう俺もやろうと思えば不可能ではなかったが、しなかった。単純に面倒...
2024-04-14 11:00:00 +0000 UTC
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前編: https://t589423.fanbox.cc/posts/7444817
中編: https://t589423.fanbox.cc/posts/7692905
「ひ、ぅ、んん……っ!」
「……っ、齋藤……」
「せ、んぱ……っ、ふ、ぅ……っ」
キス、されている。奥を抉られながら、顎を掴まれ、唇を重ねられる。もう俺には何がなんだか分からなかった。裕斗の腕にしがみつきながらも亀頭で奥を押し上げられる度に熱が広がり、前立腺が削れて...
2024-04-06 12:24:31 +0000 UTC
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「よしよし、よく飲めたじゃねえか」
強引に俺の口を指でこじ開け、口の中が空になったのを確認した阿賀松は笑う。はひ、と舌をもごつかせながら答えれば、阿賀松は満足そうに口元を歪めた。それから、俺の頭を押さえつけるのだ。
「……っ! ぅ、あ」
「んじゃ、もう一本も可愛がってやれよ。随分と楽しみにしてるみてえだしな」
「……っ」
顔を上げ...
2024-03-31 05:49:11 +0000 UTC
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今までに投稿した『天国か地獄』関連の中で、本編に繋がってる後日談/IFエンド(もし本編で〇〇とくっついたら系、BADエンド等)/過去編を簡易あらすじ付きでまとめてます。(2024/3/29時点)
ネタバレもあるので本編既読の方向けです。
【√α関連投稿】
『√αの後日談の...
2024-03-29 11:46:10 +0000 UTC
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この幽霊屋敷に住まわせてもらってから初めての冬がやってきた。
じっとしているだけでも肌を刺すような寒さに耐え切れず部屋の中で丸くなってやりすごしていると、窓の外がぼんやりと外が明るくなってる気がして、何気なく部屋から窓の外を見る。そして「ああ、そりゃ寒いはずだ」と一人納得した。
窓の外に広がるのは見事なまでの雪化粧だ。夏の間あん...
2024-03-17 20:43:15 +0000 UTC
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※良平が増えてます
※別攻めに抱かれる良平を良平が見るみたいなセルフ寝取られシチュがあります
・やや特殊シチュ総受けになるのでなんでも許せる方向けです
仕事帰り、営業部を出たところで「おい」と声をかけられる。聞き慣れた声に振り返れば先程まで何もなかった壁の傍、そこにはよく見知った黒尽くめの仮面の青年が立っていた。
「ナハトさん! お...
2024-03-12 16:10:29 +0000 UTC
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