前回(総集編版) https://t589423.fanbox.cc/posts/2297781
「……っ、……ふ……」
何故こんなことになってるのか。
背後に立った能義に腰を掴まれ、スカートを捲りあげられたまま腰を押し付けられる。
鼻息荒いし、何が楽しいんだよこれ。
嫌に硬いブツの感触を必死に脳内で別のもので変換しようとするが、難易度が高すぎる。
「能義、もう五分経っただろ?」
...
2024-03-02 22:53:35 +0000 UTC
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キス、されてる。黒羽さんに。
「ふ、ぅ……っ、ん、う」
粘膜と粘膜が擦れ合う。硬い指先で顎をがっちりと掴まれたまま歯をこじ開けられ、奥まで舌を捩じ込まれ、かき回される。一滴たりとも唾液すらも逃さないとでもいうかのように唇ごと舐られ――その行為はキスというよりも、捕食と言った方が適切なのかもしれない。
ん、ん、と声をあげることも...
2024-02-25 13:47:06 +0000 UTC
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またこの憂鬱な季節がやってきた。きてしまった。
バレンタイン特集で盛り上がる朝のニュースを横目に俺はネクタイを締める。
そう、今日は二月十四日。なんならバレンタインデー当日だ。
本当だったらただの平日としてやり過ごす予定だったが、この学園にきてからはそういうわけにもいかなくなってしまっていた。取り敢えず渡さなければ後から文句を...
2024-02-11 14:34:27 +0000 UTC
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「どうやらあの市長さんは頻繁に闇市に顔を出しては魔物を買い取ってるらしいな」
「魔物を?」
「ああ、そうだ。それも人の形に近い魔物をだ」
イロアスに促されるがまま、シーフは意味ありげに笑う。
「なるほどな」と頷くイロアス。
「随分と高尚な趣味をお持ちのようだな」とメイジ。
ナイトは渋面の皺をさらに深くした
人形の魔物――俺達の討伐対象...
2024-02-04 11:00:00 +0000 UTC
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本編の一週間が普通に終わった世界線になります。
if平和軸という名の双子共有、サダとは友人√前提栄都×美甘です。
――――――――――
今日はさっさと帰ってゴロゴロしながら溜めてたアニメを観るぞ!
そう意気込み、軽やかな足取りのまま学校を出た。そこまではよかった。
「遅かったじゃねえかよ、美甘」
校門入口を抜けた瞬間、飛んできた声...
2024-01-28 11:00:00 +0000 UTC
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翌朝。
「寝不足か?」
――食堂、テラス席。
果物とクリームがたっぷりと詰まったフルーツサンドを片手に芳川会長は心配そうにこちらを見つめてくる。
伸びてきた手にそっと目の縁を撫でられ、少し驚きながらも俺は俯いた。
「隈が酷いな」
「その……少し、寝れなくて」
「原因はあるのか」
「わからないです」
「ふむ。……夢見が悪いとか?」
「そ...
2024-01-07 11:00:00 +0000 UTC
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「新年ねぇ」
自室のコタツで年末特番を観ながら岩片はぼんやりと呟く。その手には何個目かの蜜柑がむりむりと剥かれてる最中だった。
簡易キッチンに立っていた俺は、そんな岩片の一言で年越ししたことを知らされるのだった。
「ああ、もう日付跨いだのか。……は、それにしても、もっと色気ある年越し迎えりゃいいのに」
「なんだよ、年越しエッチから...
2023-12-31 11:00:00 +0000 UTC
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田原です。今年も一年大変お世話になりました。
そして先日は振り返り&質問箱スペースにお付き合いありがとうございました。たくさんの質問もありがとうございます!
恥ずかしさに耐えきれず宣言通り三日でアーカイブ削除してしまったので、詫びとしてその時私が残してたメモをやや加筆して記録に残させていただこうと思います。
<...
2023-12-30 01:00:00 +0000 UTC
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四川の様子がおかしい。
いつもだったら人の顔を見るなりチクチク言葉をふっかけてくるくせに、ここ最近と言えば大人しい。挨拶とかふつーにするし。
それが一般的なのだろうが、相手は四川だ。俺にとっては結構な事件だった。
何かあるに違いない。
そう踏んだ俺はあいつの調査をすることに決めた。
某日、店内にて。
対象がぼけっとした顔で...
2023-12-17 15:07:39 +0000 UTC
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現実はいつだって理不尽だ。
俺にとって優しかったことは一度もない。
「ユウキ君、テメェは誰の恋人だ?」
落ちてくる声、限界までこじ開けられた内臓の奥にぶつかる亀頭の感触に意識が途切れそうになりながらも、俺は声に応える。
縺れそうになる舌。吐き出される言葉に男は満足したらしい、応える代わりに乱暴に前髪を掴み上げられ、そして唇を塞...
2023-12-10 11:00:00 +0000 UTC
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最近、尾張の様子がおかしい。
まさか尾張に限ってとは思うが、俺の目から見てもその違和感は明らかであった。
事の発端は数日前のことだ。
「お、尾張……」
「よ、政岡。悪いな、ちょっと今急いでんだ。またな」
「お、おう!」
話しかけようとしたところ、尾張は残り香だけを残してそのままそそくさとその場を後にした。
そのときは朝から眩しい...
2023-12-03 11:00:00 +0000 UTC
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阿佐美に触れられる度に、もっと義務的でもいいのにと思わずにはいられなかった。
俺を抱くとき、阿佐美の手付きは恐ろしく優しい。強引にしてもいいのに、それをしない。
だからこそ阿佐美に安心して全てを委ねることが出来たのも事実だ。
「ゆうき君、息」
「っ、ふ、ぅ……っ」
「ちゃんと呼吸して、……うん。そう」
「……っん、ぅ、ふ……っ」
...
2023-11-18 18:55:11 +0000 UTC
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生まれてこの方、ハロウィンというイベントに特別な感情を抱くことなんてなかった。仮装して騒いでいる人間側に行くこともなければ、それを遠巻きに眺めるだけ。
一日経てば、普段と変わらない日常が戻ってくる。その程度だったが、今この時を持ってハロウィンというイベントを憎んだ。
「十鳥君、今日はこれを着てもらうよ」
「……なんすか、これ」
「可...
2023-10-30 17:37:09 +0000 UTC
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「……ハロウィンねえ」
学生寮一階、ロビーに掲げられた掲示物たちを眺める。
後ろから着いてきていた純は、「え、仙道さん興味あるんすか」と驚いたような顔した。
「前はイベントとか面倒臭〜うぜ〜って言ってたのに、どういう心変わりなんです?」
「え、なにそれ。もしかして俺の真似?」
「似てない?」
「三割似てる」
それほぼ似てないじゃない...
2023-10-21 16:17:47 +0000 UTC
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「なんで貴方がそこまでレベルを落として合わせるの? 貴方達が昔から仲が良いのは知ってるけど、燕斗。貴方の人生でしょ? ちゃんと真剣に考えなさい」
初めて親と喧嘩したのは中学三年生の春だった。
俺の書いた進路希望調査票を見た母親が目くじらを立てたのだ。貴方のレベルではもっと行けるはずだと、担任の教師と同じ言葉を並べる親を見て『ああ...
2023-10-15 12:34:20 +0000 UTC
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阿佐美に抱いてもらったあの日から、再び夜に眠ることができるようになった。それが正しいことなのか分からないが、多少鬱々とした気分は晴れ、眠れなかったときに比べると体が楽になったのは間違いない。
けれども、いい事ばかりではない。
「……」
病室のベッドの上。もうそろそろだろうか、と壁にかかった時計に目を向ける。
阿佐美は消灯時間後...
2023-10-08 11:00:00 +0000 UTC
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ようやく涼しくなり始めた秋口。茹だるような暑さとはおさらばできて俺も喜んでいたのだが、俺よりももっと秋を楽しんでる人がいた。
――アダルトショップ『intense』、休憩室。
「秋はいいねえ、さつま芋に栗、林檎。さいっこう」
椅子に腰を下ろし、フォーク片手に目の前に並ぶタルトを見つめる紀平さん。その目は普段以上に輝きを放っていた。
「紀...
2023-09-24 11:00:00 +0000 UTC
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「っ、ん、し、おり……っん、ぅ」
阿佐美の腕に体を抱き締められる。包み込まれるような息苦しさが丁度よかった。
詩織、と耳元で名前を呼べば、阿佐美の肩が僅かに跳ねるのが見える。トクントクンと重なり合った上半身から阿佐美の鼓動が流れ込み、俺の鼓動と混ざり合った。
「……ゆうき君」
顔を真正面から覗き込まれ、名前を呼ばれる。その声は悲...
2023-09-17 11:00:00 +0000 UTC
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パーティーの前線から外されてどれほどが経ったのだろうか。
戦う必要はなくなったとはいえど、自分の身は自分で守りたいし、装備だってほしい。イロアスに頼めば金は出してくれるだろうが、ただでさえお荷物であると判断された以上やつに頭を下げることはしたくなかった。
となると、やはり小遣い稼ぎは必要になってくる。
猫探し、子供の世話、庭の...
2023-08-27 11:00:00 +0000 UTC
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薄暗い病室内、ぬちぬちと湿った音が響く。
ベッドの上、座る裕斗の上に跨るように身を寄せる。
「……っ、ん、ぅ……っ、先輩……」
「お前の体、どこもかしこも熱いな」
「すみませ……っ、ふ、ぅ……っ」
唇と唇を重ね合わせながら、その下、裕斗の入院着をゆるめ下着の下から取り出した性器を手で愛撫する。手の中のそれは俺の拙い愛撫でもしっかり...
2023-08-20 11:00:00 +0000 UTC
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魔界に来てからどれほどの月日が経過ぎただろうか。大分慣れたと思っていたが、毎日毎日新たな発見があるのだから不思議だ。
今朝は空からたくさんのキャンディが降ってきたし(どうやらグレア先生が関係してるらしい)、昨日は空から生魚が降ってきた。魔界にも梅雨があるらしいが、どうやら俺が知ってる梅雨とは一味二味ほど違うみたいだ。
「いて、い...
2023-08-12 18:30:15 +0000 UTC
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「志摩の……お兄さん」
「そうだよ。って言っても全然似てないけどね。あいつは図々しくて馴れ馴れしいから気をつけなよ。嫌ならハッキリ嫌って言わないと調子に乗るから」
「おいおい、随分な嫌われようだな」
「まあ概ね正しいですけどね」
寮長室。志木村が持ち込んだコタツに入りながら、俺、志摩、裕斗、志木村の四人で謎に向き合っては積み上げられた...
2023-08-06 16:18:46 +0000 UTC
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どこにでも、目立つやつというのはいる。
慈光兄弟は中学のときからやたら目立つやつらだった。双子というだけでも物珍しいのもあったし、そして当人たちもアクが強い分余計目を惹いていた。
周りの女子は大体あの二人のどちら派かという議論を交わしては盛り上がっていて、男子も男子でどうにか仲良くなろうとするやつらも多い。大抵が二人と仲良くな...
2023-07-23 11:00:00 +0000 UTC
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病院内。
見舞いにきてくれた阿佐美とともに外の空気でも吸うかと病室を出てラウンジに移動したときだ。誰かがラウンジへとやってくる。
この病室に患者など限られている。
「――裕斗先輩」
「よ、齋藤。詩織と遊んでたのか?」
遊ぶというか、離していただけだが。わざわざ否定するのも変な気がしたので「はい」とだけ頷く。左隣のベンチに腰をかけ...
2023-07-02 16:02:11 +0000 UTC
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「俺たちの関係ってなんだろうね」
この男が突然妙なことを言い出すのは別段珍しいことでもない。
戸籍上俺という存在が死亡してからどれ程経ったのか、季節の巡りなんてこの男が身に着けているものでしか判断することができなくなってからはとうに興味は失せていた。
「……なんでもいいです」
「思考停止は人間としての活動を放棄してるよ、齋藤君」
...
2023-06-25 11:00:00 +0000 UTC
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ある日のこと。久し振りの休日だし、社内を探検でもしようかなと考えていたときだ。
――社員寮、通路。
「善家君、丁度いいところに」
名前を呼ばれ顔を上げれば、通路の奥に見覚えのある白衣の男の姿を見つける。
珍しく金髪を乱したモルグはどこか疲れているようだ、ふにゃりとしたその笑顔はやややつれてる。
「モルグさん、こんにちは。……あ...
2023-06-18 11:00:00 +0000 UTC
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「……準一」
仄暗い井戸の底に落ちていく。この世界に深層心理が関係しているとしたらこれは俺の意識なのか、それとも。
「準一」
ごぽりと口から泡が吹き出し、体内に残った最後の酸素の一握りが消え失せた。ここから先は消耗戦だ。そして、これに耐えることができなければ俺がここで水の泡となって消える。ただそれだけのことだ。
「……準一さん」
...
2023-06-09 17:13:14 +0000 UTC
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「可愛いです……っ! これ、すごいですね。ナハトさんにそっくりです……!」
「……似てないし。てか仮面だけじゃん」
「でも、スーツとかも良くできてますよっ! ほら、ここのところとか……」
「べたべた触るなよ」
「う、す、すみません……っ! つい……」
――某日、社員寮。ナハトの部屋にて。
目の前のテーブルにころんと横たわる、フェルト...
2023-05-28 15:13:43 +0000 UTC
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いきなり視界に飛び込んできた情報量に、脳の処理が追いつかなかった。
勢いよく噴き出す精液を止めることもできないまま、やつの目の前で射精する俺。
そのまま放物線を描き、散っていくそれを目で追いかけて岩片はにんまりと口元を歪めた。
「は……っ、な……」
「――随分と楽しそうだな、ハジメ」
なんでお前がここにいるんだ、という言葉を発す...
2023-05-21 09:00:00 +0000 UTC
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「あ、安久……元気出して……?」
「……」
「た、多分、阿賀松先輩も本気で言ったわけじゃないと思うし……」
「……」
「安久……」
意気消沈、とはまさにこのことだろう。
――某日、食堂にて。
抜け殻のような顔でスプーンを握ったまま目の前のカレーを見つめる安久。昼下がりの食堂のテラス席にて、そんな安久を何故か俺が励ますような図が繰り広...
2023-05-14 03:00:00 +0000 UTC
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